副作用

脂質異常症治療薬の主な副作用とその対処法

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代表的な生活習慣病の1つに「脂質異常症」がある。

脂質異常症は、自覚症状はないが血管に負担をかけ、動脈硬化の原因ともなる怖い病気だ。

そこでこの記事では、脂質異常症治療薬の「主な副作用」と「副作用の対処方法」をまとめた。

 

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主な脂質異常症治療薬

代表的な脂質異常症治療薬としては、以下のようなものがある。

この記事では、以下に該当する薬で起こりやすい副作用についてまとめた。

 

【主な脂質異常症治療薬】

◆HMG-CoA還元酵素阻害薬

◆フィブラート系薬

◆小腸コレステロールトランスポーター阻害薬

◆ニコチン酸誘導体

 

HMG-CoA還元酵素阻害薬

HMG-CoA還元酵素阻害薬は、コレステロールを作る過程で重要な役割を果たす「HMG-CoA還元酵素」の働きを阻害することにより、血中のコレステロールを低下させる。

 

▼HMG-CoA還元酵素阻害薬に分類される薬

HMG-CoA還元酵素阻害薬に分類される薬には、以下のようなものがある。

 

【HMG-CoA還元酵素阻害薬】

メバロチン (成分名:プラバスタチン)

リポバス (成分名:シンバスタチン)

ローコール (成分名:フルバスタチン)

リピトール (成分名:アトルバスタチン)

リバロ (成分名:ピタバスタチン)

クレストール (成分名:ロスバスタチン)

 

▼HMG-CoA還元酵素阻害薬の主な副作用

HMG-CoA還元酵素阻害薬の主な副作用としては、以下のようなものがある。

 

1:横紋筋融解症

横紋筋融解症では、「筋肉痛」「手足の痺れ」「赤みがかった尿」「力が入らない」などの症状が現れる。

 

【主な症状】

◆筋肉痛

◆手足の痺れ

◆赤みがかった尿

◆力が入らない

 

横紋筋融解症の症状が現れた場合は、「服用の中止」などの対処が行われることが多い。

 

【主な対処法】

◆服用の中止

 

2:肝機能障害

肝機能障害では、「体がだるい」「食欲の低下」「白目・皮膚が黄色くなる」「吐き気」「かゆみ」などの症状が現れる。

 

【主な症状】

◆体がだるい

◆食欲の低下

◆白目・皮膚が黄色くなる

◆吐き気

◆かゆみ

 

肝機能の検査値である「AST・ALT値」が過度に上昇した場合は(正常値の上限の3倍が目安)、投与の中止」をする。

 

【主な対処法】

◆投与の中止

 

3:過敏症

過敏症では、「皮膚のかゆみ・赤み」「皮膚の腫れ」「発熱」などの症状が現れる。

 

【主な症状】

◆皮膚のかゆみ・赤み

◆皮膚の腫れ

◆発熱

 

過敏症が現れた場合は、体質的に薬が合わない可能性があるため、「投与の中止」を行うことが多い。

 

【主な対処法】

◆投与の中止

 

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フィブラート系薬

フィブラート系薬は、中性脂肪の分解に重要な役割を果たす「リポタンパクリパーゼ」の働きを活性化することにより、中性脂肪の分解を促進する薬である。

 

▼フィブラート系薬に分類される薬

フィブラート系薬に分類される薬には、以下のようなものがある。

 

【フィブラート系薬】

ベザトールSR(成分名:ベザフィブラート)

リピディル、トライコア(成分名:フェノフィブラート)

 

▼フィブラート系薬の主な副作用

フィブラート系薬の主な副作用としては、以下のようなものがある。

 

1:横紋筋融解症

横紋筋融解症では、「筋肉痛」「手足の痺れ」「赤みがかった尿」「力が入らない」などの症状が現れる。

 

【主な症状】

◆筋肉痛

◆手足の痺れ

◆赤みがかった尿

◆力が入らない

 

横紋筋融解症の症状が現れた場合は、「軽度の場合は水を飲む」「重症の場合では生理食塩水の投与」、そして「腎障害を伴う場合は血液透析」などの対処が行われることが多い。

 

【主な対処法】

◆軽度の場合は水を飲む

◆重症の場合では生理食塩水の投与

◆腎障害を伴う場合は血液透析

 

2:肝機能障害

肝機能障害では、「体がだるい」「食欲の低下」「白目・皮膚が黄色くなる」「吐き気」「かゆみ」などの症状が現れる。

 

【主な症状】

◆体がだるい

◆食欲の低下

◆白目・皮膚が黄色くなる

◆吐き気

◆かゆみ

 

肝機能の検査値である「AST・ALT値」が過度に上昇した場合は(正常値の上限の3倍が目安)、投与の中止」をする。

 

【主な対処法】

◆投与の中止

 

3:過敏症

過敏症では、「皮膚のかゆみ・赤み」「皮膚の腫れ」「発熱」などの症状が現れる。

 

【主な症状】

◆皮膚のかゆみ・赤み

◆皮膚の腫れ

◆発熱

 

過敏症が現れた場合は、体質的に薬が合わない可能性があるため、「投与の中止」を行うことが多い。

 

【主な対処法】

◆投与の中止

 

小腸コレステロールトランスポーター阻害薬

コレステロールは消化管から吸収される。

コレステロールを吸収する過程で大きな役割を果たしているのが「コレステロールトランスポーター」だ。

 

名前の通り、小腸コレステロールトランスポーター阻害薬は、コレステロールの運び屋である「コレステロールトランスポーター」の働きを邪魔することによって、コレステロールを低下させる。

 

▼小腸コレステロールトランスポーター阻害薬に分類される薬

小腸コレステロールトランスポーター阻害薬に分類される薬には、以下のようなものがある。

 

【小腸コレステロールトランスポーター阻害薬】

ゼチーア (成分名:エゼチミブ)

 

▼小腸コレステロールトランスポーター阻害薬の主な副作用

小腸コレステロールトランスポーター阻害薬の主な副作用としては、以下のようなものがある。

 

1:過敏症

過敏症では、「皮膚のかゆみ・赤み」「皮膚の腫れ」「発熱」などの症状が現れる。

 

【主な症状】

◆皮膚のかゆみ・赤み

◆皮膚の腫れ

◆発熱

 

過敏症が現れた場合は、体質的に薬が合わない可能性があるため、「投与の中止」を行うことが多い。

 

【主な対処法】

◆投与の中止

 

2:横紋筋融解症

横紋筋融解症では、「筋肉痛」「手足の痺れ」「赤みがかった尿」「力が入らない」などの症状が現れる。

 

【主な症状】

◆筋肉痛

◆手足の痺れ

◆赤みがかった尿

◆力が入らない

 

横紋筋融解症の症状が現れた場合は、「軽度の場合は水を飲む」「重症の場合では生理食塩水の投与」、そして「腎障害を伴う場合は血液透析」などの対処が行われることが多い。

 

【主な対処法】

◆軽度の場合は水を飲む

◆重症の場合では生理食塩水の投与

◆腎障害を伴う場合は血液透析

 

3:肝機能障害

肝機能障害では、「体がだるい」「食欲の低下」「白目・皮膚が黄色くなる」「吐き気」「かゆみ」などの症状が現れる。

 

【主な症状】

◆体がだるい

◆食欲の低下

◆白目・皮膚が黄色くなる

◆吐き気

◆かゆみ

 

肝機能の検査値である「AST・ALT値」が過度に上昇した場合は(正常値の上限の3倍が目安)、投与の中止」をする。

 

【主な対処法】

◆投与の中止

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EPA製剤

EPA製剤には、「血液中の中性脂肪(トリグリセリド)を減らす作用」や「血を固まりにくくし、血液の流れを改善する作用」が認められている。

 

これらの作用を期待して「高脂血症」や「閉塞性動脈硬化症に伴う潰瘍、疼痛および冷感」などに対して使われる。

 

▼EPA製剤に分類される薬

EPA製剤に分類される薬には、以下のようなものがある。

 

【EPA製剤】

エパデール(成分名:イコサペント酸エチル)

ロトリガ(成分名:オメガ‐3脂肪酸エチル)

 

▼EPA製剤の主な副作用

EPA製剤の主な副作用としては、以下のようなものがある。

 

1:肝機能障害

肝機能障害では、「体がだるい」「食欲の低下」「白目・皮膚が黄色くなる」「吐き気」「かゆみ」などの症状が現れる。

 

【主な症状】

◆体がだるい

◆食欲の低下

◆白目・皮膚が黄色くなる

◆吐き気

◆かゆみ

 

肝機能の検査値である「AST・ALT値」が過度に上昇した場合は(正常値の上限の3倍が目安)、投与の中止」をする。

 

【主な対処法】

◆投与の中止

 

2:出血傾向

出血傾向では「青あざができやすい」「血が止まりにくい」「歯茎からの出血」「鼻血」などの症状が現れる。

 

【主な症状】

◆青あざができやすい

◆血が止まりにくい

◆歯茎からの出血

◆鼻血

 

出血傾向が現れた場合は、「投与の中止」をするなどして対処することが多い。

 

【主な対処法】

◆投与の中止

 

ニコチン酸誘導体

ニコチン酸誘導体には、「コレステロール・中性脂肪の低下作用」や「血行をよくする作用」、「過酸化脂質の生成抑制作用」が認められている。

 

これらの作用を期待して「高脂血症や高血圧に伴う肩こり・耳鳴り・めまい・頭痛などの随伴症状」や「動脈硬化・冷え症」などに対して使われる。

 

▼ニコチン酸誘導体に分類される薬

ニコチン酸誘導体に分類される薬には、以下のようなものがある。

 

【ニコチン酸誘導体】

ユベラN(成分名:トコフェロールニコチン酸)

 

▼ニコチン酸誘導体の主な副作用

ニコチン酸誘導体の主な副作用としては、以下のようなものがある。

 

1:顔面紅潮

顔面紅潮では、「顔のほてり」や「熱感」、「顔が赤くなる」などの症状が現れる。

 

【主な症状】

◆顔のほてり

◆熱感

◆顔が赤くなる

 

顔面紅潮の副作用は、「服用量の減量」「服用の継続」により、徐々に体が薬に慣れて消失することが多い。

ただし症状がひどくなる場合は、「投与の中止」を行う。

 

【主な対処法】

◆服用量の減量

◆服用の継続

◆投与の中止

 

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まとめ

この記事で紹介した脂質異常症治療薬の副作用は、あくまでも「主な副作用」であり、全ての副作用を紹介しているわけではない。

 

また副作用の対処法に関しても、最終的な対処法を決めるのは「主治医」だ。

そのため自己判断で服用を中止したり、減量するのは控えなければならない。

薬の服用中に副作用のような症状が現れた場合は、速やかに受診するべきである。

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