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抗うつ薬の主な副作用とその対処法

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うつ病は、15人に1人がかかると言われている決して珍しくない病気だ。

そのため、抗うつ薬を服用している人は少なくない。

そこでこの記事では、抗うつ薬の「主な副作用」と「副作用の対処方法」をまとめた。

 

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三環系抗うつ薬

うつ病は「セロトニン」と「ノルアドレナリン」の不足により、引き起こされると考えられている。

三環系抗うつ薬は、セロトニンとノルアドレナリンの濃度を増加させることによって、抗うつ作用を示す。

 

▼三環系抗うつ薬に分類される薬

三環系抗うつ薬に分類される薬には、以下のようなものがある。

 

【三環系抗うつ薬】

アナフラニール錠(成分名:クロミプラミン)

アモキサンカプセル(成分名:アモキサピン)

アンプリット錠(成分名:ロフェプラミン)

トフラニール錠(成分名:イミプラミン)

トリプタノール錠(成分名:アミトリプチリン)

ノリトレン錠(成分名:ノリトリプチリン)

プロチアデン錠(成分名:ドスレピン)

 

▼三環系抗うつ薬の主な副作用

三環系抗うつ薬の主な副作用としては、以下のようなものがある。

 

1:口渇

口渇では、「口や喉の渇き」が症状として現れる。

 

【主な症状】

◆口や喉の渇き

 

口渇の症状が現れた場合は、「うがい」「水を飲む」「飴をなめる」「他の薬への変更(SSRIやSNRIなど)」などの対処をすることが多い。

 

【主な対処法】

◆うがい

◆水を飲む

◆飴をなめる

◆他の薬への変更(SSRIやSNRIなど)

 

2:尿閉

尿閉では、「尿量の減少」「尿が出ない」などの症状が現れる。

 

【主な症状】

◆尿量の減少

◆尿が出ない

 

尿閉の症状が現れた場合は、「他の薬への変更(SSRIやSNRIなど)」などの対処をすることが多い。

 

【主な対処法】

◆他の薬への変更(SSRIやSNRIなど)

 

3:眠気

三環系抗うつ薬の服用により、「眠気」の副作用が現れることがある。

 

【主な症状】

◆眠気

 

眠気の副作用が現れた場合は、「服用量の減量」「服用タイミングの変更」などの対処をすることが多い。

 

【主な対処法】

◆服用量の減量

◆服用タイミングの変更(就寝前服用に変えるなど)

 

4:立ちくらみ

立ちくらみでは、「起立する時にふらつく」などの症状が現れる。

 

【主な症状】

◆起立する時にふらつく

 

立ちくらみが現れた場合は、「服用量の減量」「他の薬への変更(SSRIやSNRIなど)」などの対処をすることが多い。

 

【主な対処法】

◆服用量の減量

◆他の薬への変更(SSRIやSNRIなど)

 

5:体重増加

三環系抗うつ薬の服用により、「体重増加」の副作用が現れることがある。

 

【主な症状】

◆体重が増える

 

体重増加が現れた場合は、他の薬への変更(SSRIなど)」などの対処をすることが多い。

 

【主な対処法】

◆他の薬への変更(SSRIなど)

 

6:便秘

便秘では、「腹痛」「お腹の張り」「便が数日でない」などの症状が現れる。

 

【主な症状】

◆腹痛

◆お腹の張り

◆便が数日でない

 

便秘が現れた場合は、「下剤の併用」「定期的な運動」「水分補給」などの対処をすることが多い。

 

【主な対処法】

◆下剤の併用

◆定期的な運動

◆水分補給

 

四環系抗うつ薬

うつ病は「セロトニン」と「ノルアドレナリン」の不足により引き起こされると考えられている。

四環系抗うつ薬は、セロトニンとノルアドレナリンの濃度を増加させることにより、抗うつ作用を示す。

 

▼四環系抗うつ薬に分類される薬

四環系抗うつ薬に分類される薬には、以下のようなものがある。

 

【四環系抗うつ薬】

ルジオミール錠(成分名:マプロチリン)

テトラミド錠(成分名:ミアンセリン)

テシプール錠(成分名:セチプリル)

 

▼四環系抗うつ薬の主な副作用

四環系抗うつ薬の主な副作用は、三環系抗うつ薬と似たような副作用である。

(症状や対処法については、、三環系抗うつ薬の項参照)

 

【四環系抗うつ薬の主な副作用】

◆口渇

◆尿閉

◆眠気

◆立ちくらみ

◆体重増加

◆便秘

 

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SSRI

「気分の落ち込み」や「意欲の低下」、「憂うつな気持ち」は、セロトニンと呼ばれる神経伝達物質が関与している。

SSRIはセロトニン濃度を選択的に増加させることにより、抗うつ作用を示す。

 

▼SSRIに分類される薬

SSRIに分類される薬には、以下のようなものがある。

 

【SSRI】

パキシル錠(成分名:パロキセチン)

ルボックス・デプロメール錠(成分名:フルボキサミン)

ジェイゾロフト錠(成分名:セルトラリン)

レクサプロ錠(成分名:エスシタプラム)

 

▼SSRIの主な副作用

SSRIの主な副作用としては、以下のようなものがある。

 

1:性機能障害

性機能障害では、男性の場合は「性欲減退」勃起不全」、女性の場合は「生理不順」乳汁分泌」などの症状が現れる。

 

【主な症状】

◆勃起不全(男性)

◆性欲減退(男性)

◆乳汁分泌(女性)

◆生理不順(女性)

 

性機能障害が現れた場合、勃起不全に対しては「バイアグラの投与」、そして乳汁分泌に対しては「パーロデル(成分名:ブロモクリプチン)」の投与を行うなどして対処することがある。

性欲減退や生理不順には「服用量の減量」「投与の中止」などの対処をすることが多い。

 

【主な対処法】

◆バイアグラの投与

パーロデル(成分名:ブロモクリプチン)の投与

◆服用量の減量

◆投与の中止

 

2:食欲不振

SSRIの服用により、「食欲不振」が現れることがある。

 

【主な症状】

◆食欲がなくなる

 

食欲不振が現れた場合は、「服用量の減量」「投与の中止」などの対処をすることが多い。

 

【主な対処法】

◆服用量の減量

◆投与の中止

 

3:吐き気

SSRIの服用により、「吐き気」が現れることがある。

 

【主な症状】

◆気持ちが悪い

 

吐き気がひどい場合は、モサプリドやドンペリンを始めとする「吐き気止めを併用する」などの対処をすることが多い。

 

【主な対処法】

◆吐き気止めの併用

SNRI

うつ病は「セロトニン」と「ノルアドレナリン」の不足により引き起こされると考えられている。

SNRIは、セロトニンとノルアドレナリンの濃度を増加させることにより、抗うつ作用を示す。

 

▼SNRIに分類される薬

SNRIに分類される薬には、以下のようなものがある。

 

【SNRI】

トレドミン錠(成分名:ミルナシプラン)

サインバルタカプセル(成分名:デュロキセチン)

イフェクサーSRカプセル(成分名:ベンラファキシン)

 

▼SNRIの主な副作用

SNRIの主な副作用としては、以下のようなものがある。

 

1:性機能障害

性機能障害では、男性の場合は「性欲減退」勃起不全」、女性の場合は「生理不順」「乳汁分泌」などの症状が現れる。

 

【主な症状】

◆勃起不全(男性)

◆性欲減退(男性)

◆乳汁分泌(女性)

◆生理不順(女性)

 

性機能障害が現れた場合、勃起不全に対しては「バイアグラの投与」、そして乳汁分泌に対しては「パーロデル(成分名:ブロモクリプチン)」の投与を行うなどして対処することがある。

性欲減退や生理不順には「服用量の減量」「投与の中止」などの対処をすることが多い。

 

【主な対処法】

◆バイアグラの投与

パーロデル(成分名:ブロモクリプチン)の投与

◆服用量の減量

◆投与の中止

 

2:頻脈

頻脈では、「脈が速くなる」などの症状が現れる。

 

【主な症状】

◆脈が速くなる

 

頻脈が現れた時の対処法としては、他の薬への変更(SSRIなど)」などの対処をすることが多い。

 

【主な対処法】

◆他の薬への変更(SSRIなど)

 

3:排尿障害

排尿障害では、尿量の減少」「尿がでにくい」といった症状が現れる。

 

【主な症状】

◆尿量の減少

◆尿がでにくい

 

排尿障害が現れた場合は、「服用量の減量」「投与の中止」などの対処をすることが多い。

 

【主な対処法】

◆服用量の減量

◆投与の中止

 

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NaSSA

うつ病の原因は「セロトニン・ノルアドレナリンの不足」である。

NaSSAは、これらの神経伝達物質の放出を促すことにより、抗うつ作用を示す。

 

▼NaSSAに分類される薬

NaSSAに分類される薬には、以下のようなものがある。

 

【NaSSA】

リフレックス・レメロン錠(成分名:ミルタザピン)

 

▼NaSSAの主な副作用

NaSSAの主な副作用としては、以下のようなものがある。

 

1:体重増加

NaSSAの服用により、「体重増加」の副作用が現れることがある。

 

【主な症状】

◆体重が増える

 

体重増加が現れた場合は、他の薬への変更(SSRIなど)」などの対処をすることが多い。

 

【主な対処法】

◆他の薬への変更(SSRIなど)

 

2:眠気

NaSSAの服用により、「眠気」の副作用が現れることがある。

 

【主な症状】

◆眠気

 

眠気の副作用が現れた場合は、「服用量の減量」「服用タイミングの変更」などの対処をすることが多い。

 

【主な対処法】

◆服用量の減量

◆服用タイミングの変更(就寝前服用に変えるなど)

 

デジレル・レスリン

「気分の落ち込み」や「意欲の低下」、「憂うつな気持ち」は、セロトニンと呼ばれる神経伝達物質が関与している。

 

デジレル・レスリンは、「トランスポーター」と呼ばれる運び屋によって、セロトニンが回収されてしまうのを邪魔することにより、セロトニン濃度を増加させ、抗うつ作用を示す。

 

▼デジレル・レスリンに分類される薬

デジレル・レスリンに分類される薬には、以下のようなものがある。

 

【デジレル・レスリン】

デジレル・レスリン錠(成分名:トラゾドン)

 

▼デジレル・レスリンの主な副作用

デジレル・レスリンの主な副作用としては、以下のようなものがある。

 

1:立ちくらみ

立ちくらみでは、「起立する時にふらつく」などの症状が現れる。

 

【主な症状】

◆起立する時にふらつく

 

立ちくらみが現れた場合は、「服用量の減量」「他の薬への変更(SSRIやSNRIなど)」などの対処をすることが多い。

 

【主な対処法】

◆服用量の減量

◆他の薬への変更(SSRIやSNRIなど)

 

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まとめ

この記事で紹介した抗うつ薬の副作用は、あくまでも「主な副作用」であり、全ての副作用を紹介しているわけではない。

 

また副作用の対処法に関しても、最終的な対処法を決めるのは「主治医」だ。

そのため自己判断で服用を中止したり、減量するのは控えなければならない。

薬の服用中に副作用のような症状が現れた場合は、速やかに受診するべきである。


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