副作用

【副作用】薬剤性アナフィラキシーの主な症状とは?-原因や対応方法を徹底解説-

更新日:

薬の重大な副作用の1つに「アナフィラキシー」がある。

アナフィラキシーは発生頻度の低い副作用だが、アナフィラキシーの症状に気づかず放置してまうと、どんどん症状が悪化していってしまう。

 

つまりアナフィラキシーの症状をちゃんと理解して、早めに症状に気づいた上で適切に対処することが重要なのだ。

そこでこの記事では、アナフィラキシーの症状や対処法についてまとめた。

 

 

スポンサーリンク

アナフィラキシーとは

アナフィラキシーとは、簡単に言うと「アレルギー」のことだ。

ヒトにはウィルスや細菌から体を守るための機能がある。

それが「免疫」だ。

 

免疫のおかげでヒトの体は、目に見えない外敵からしっかりと守られている。

そのためヒトにとって、免疫は欠かせない。

 

一見いい事ばかりに聞こえるが、免疫があるために引き起こされる不都合もある。

それが「アレルギー」である。

簡単に言うと、免疫機能は「体に害のないもの」まで、過剰に攻撃してしまうことがあるのだ。

 

例えば花粉症などは良い例だ。

花粉は体に害はないが、免疫が「花粉=有害なもの」と間違えて認識した結果、花粉症の症状が現れる。

つまり薬剤性アナフィラキシーとは、「薬に対するアレルギー」ということになる。

 

【薬剤性アナフィラキシーとは】

◆薬に対するアレルギー

 

アナフィラキシーの症状

薬剤性アナフィラキシーは、短い時間で急激に症状が現れることが特徴だ。

具体的に言うと、服用後30分以内に現れることが多い。

 

症状としては「蕁麻疹」などの皮膚症状や、「腹痛」、「嘔吐」などの消化器症状、「息切れ」、「息苦しさ」、「喉のかゆみ」などの呼吸器症状が多い。

また、「意識がはっきりしない」などの意識障害が現れることもある。

 

【薬剤性アナフィラキシー主な症状】

皮膚:皮膚のかゆみ、蕁麻疹、皮膚の赤み

消化器:腹痛、嘔吐

呼吸器:息切れ、息苦しさ、喉のかゆみ

循環器:動悸

その他:意識の薄れ

 

スポンサーリンク

アナフィラキシーを起こしうる主な薬

アナフィラキシーを起こしうる薬の代表例としては、「抗がん剤」や「抗菌薬」、「血液製剤」、「造影剤」、「インフルエンザワクチン」などが挙げられる。

 

市販薬(OTC薬)は安全で副作用が起こりにくいイメージはあるが、それは間違っている。

市販薬であっても「総合感冒薬(風邪薬)」や「解熱鎮痛薬(NSAIDs)」、「胃薬(H₂受容体拮抗薬)」、ロペラミドなどの「下痢止め成分」は薬剤性アナフィラキシーを起こすことがある。

 

また卵由来の成分を含む「塩化リゾチーム」、牛乳由来蛋白を含む「タンニン酸アルブミン」、「乳酸菌製剤」なども薬剤性アナフィラキシーの原因となりうる。

これは食物アレルギーと関連している。

 

【薬剤性アナフィラキシーを起こす薬の代表例】

◆造影剤

◆抗がん剤

◆抗菌薬

◆インフルエンザワクチン

◆血液製剤

◆総合感冒薬(風邪薬)

◆解熱鎮痛薬(NSAIDs)

◆胃薬(H₂受容体拮抗薬)など

薬剤性アナフィラキシーの対処法

先程も書いたように薬剤性アナフィラキシーは、薬の服用後30分以内に起こることが多い。

主な症状は、「皮膚のかゆみ」や「蕁麻疹」などの皮膚症状、「喉のかゆみ」や「息切れ」、「息苦しさ」などの呼吸器症状、または「動悸」や「意識がはっきりしない」などだ。

 

以上のような症状が現れた場合、すぐに受診して医師の診察を受けなければならない。

特に息苦しさがあったり、意識がはっきりしない場合は、早急に対処する必要があるので、すぐに救急車を呼ぶことが重要である。

 

大人は自分の症状をしっかりと説明できるので特に問題はないが、小さい子供の場合は症状をうまく説明できないことがあるため特に注意が必要だ。

元気がなくグッタリしていたり、機嫌が悪いようならアナフィラキシーの初期症状の可能性が否定できないので要注意である。

 

アナフィラキシーの治療方法は症状によって異なるが、症状が比較的軽いようであれば、「抗ヒスタミン薬」や「気管支拡張薬」、「ステロイド薬」などの内服薬が使われる。

一方、息苦しさがあったり、意識がはっきりしないなど症状が強い場合には、アドレナリンの注射を行う。

 

スポンサーリンク

自己注射をする時の注意点

一度アナフィラキシーを経験した場合、主治医の判断にもよるが緊急時に備えるため「アドレナリン自己注射薬」を携帯することがある。

使用する際は、以下のことに注意しなければならない。

 

【自己注射の注意点】

◆処方医の指示とおりに使用する

◆太ももの前外側に注射する

◆あくまでも補助的な役割なので、注射したらすぐに受診する

 

まとめ

 

以下にこの記事の要点をまとめた。

 

【要点】

◆「薬剤性アナフィラキシー=薬のアレルギー」

◆主な症状には、皮膚症状や消化器症状、呼吸器症状がある

◆様々な薬で薬剤性アナフィラキシーは引き起こされる

◆1度アナフィラキシーを経験した場合、自己注射薬を使うことがある


おすすめの薬剤師転職サイトはこちら!

自分に合った転職サイトを使うのが転職成功への第一歩!

オススメの転職サイトをチェックしよう!



RELATED

-副作用

Copyright© 週刊 薬剤師日記 , 2018 All Rights Reserved.