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週刊 薬剤師日記

気管支喘息治療薬

【吸入薬】pMDIとDPIの違い・比較について解説する

更新日:

代表的な吸入薬として、pMDI製剤とDPI製剤がある。

吸入薬と聞くと、「ただ吸うだけ」というイメージがあるかもしれない。

 

しかしこれらは同じ吸入薬でも、メリットやデメリットに違いがあるのだ。

そこでこの記事では、pMDI製剤とDPI製剤の違い・比較についてまとめた。

 

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pMDIとは

pMDIとは、加圧式定量噴霧式吸入器(pressurized Metered Dose Inhaler)のことを指す。

簡単に言うと、息を吸うタイミングでボンベを押し霧状の薬を吸入する薬である。

 

pMDIは、以下のステップで吸入する。

 

【pMDIの吸入法】

1:吸入器を振る

2:十分に息を吐く

3:吸入する

4:吸入後、5秒程度息を止める

5:鼻から息を吐く

6:うがいをする

 

詳しくは以下の動画が詳しい。

 

特に吸入後のうがいは忘れないようにしたい。

口の中に薬が残っていると、口腔カンジダ(カビが増殖する)や喉の痛み、嗄声(声のかすれ)、咳などの副作用が生じる可能性がある。

 

pMDIのメリット・デメリット

利点としては、小型であるため携帯しやすいということ、発作時などの緊急時でも使いやすいということが挙げられる。

 

逆に欠点には、吸入するタイミングを合わせるのが難しいことや喘息を誘発する可能性があること、そして口の中に薬が沈着しやすいことが挙げれる。

 

【pMDIのメリット】

◆小型であるため携帯しやすい

◆発作時などの緊急時でも使いやすい

 

【pMDIのデメリット】

◆吸入するタイミングを合わせるのが難しい

◆喘息を誘発する可能性がある

◆口の中に薬が沈着しやすい

 

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pMDIに分類される薬

pMDIに分類される薬には、以下のようなものがある。

 

【交感神経刺激薬】

◆サルタノールインヘラー

◆メプチンエアー

◆メプチンキッドエアー

 

【副腎皮質ホルモン薬】

◆オルベスコインヘラー

◆キュバールエアゾール

◆フルタイドエアゾール

 

【交感神経刺激薬+副腎皮質ホルモン薬

◆アドエアエアゾール

 

【抗アレルギー薬】

◆インタールエアロゾルA

DPIとは

DPIとは、ドライパウダー吸入器(Dry Powder Inhaler)のことを指す。

簡単に言うと、粉末タイプの薬剤を自力で吸入するタイプの薬である。

 

DPIは、以下のステップで吸入する。

 

【DPIの吸入法】

1:薬をセットする

2:十分に息を吐く

3:吸入する

4:吸入後、5秒程度息を止める

5:鼻から息を吐く

6:うがいをする

 

詳しくは以下の動画が詳しい。

 

pMDIと同様、副作用を予防するために吸入後のうがいを忘れずにしたい。

 

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DPIのメリット・デメリット

利点としては、pMDIと異なり吸入タイミングを合わせる必要がなく吸入が容易なこと、そして残っている薬の量を確認しやすいことが挙げられる。

 

使い勝手の良さから、現在ではpMDIよりもDPIの方が使われることが多い。

吸入の成功率を調べた研究では、吸入指導を行った後に適切に吸入できた割合は、DPI製剤で90%以上だったのに対し、pMDIでは50%にも満たなかった。

 

逆に欠点としては、幼児や呼吸機能が低下している人は使用できないこと、そして口の中に薬が沈着しやすいことが挙げられる。

*うどん・そばなどの麺類をすすることができれば、吸入できると考えられる。

 

DPIのメリット

◆吸入タイミングを合わせる必要がなく吸入が容易

◆残っている薬の量が確認しやすい

 

DPIのデメリット

◆幼児や呼吸機能が低下している人は使用できない

◆口の中に薬が沈着しやすい

 

DPIに分類される薬

DPIに分類される薬には、以下のようなものがある。

 

交感神経刺激薬

◆メプチンクリックヘラー

◆セレベントディスカス

◆セレベントロタディスク

 

副腎皮質ホルモン薬

◆フルタイドディスカス

◆フルタイドロタディスク

◆パミルコート タービュヘイター

 

交感神経刺激薬+副腎皮質ホルモン薬

◆アドエアディスカス

◆シムビコート タービュヘイラー

 

抗アレルギー薬

◆インタールカプセル

>>>他の医薬品の違い・比較をチェックする

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