基礎知識

【塗り薬】「1日数回・適量を塗布」の具体的な量とは?

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塗り薬の説明書を読むと「1日数回・適量を塗布」と書いてあることがある。

おそらく、これを読んだ人は「数回・適量って具体的にどれくらいなのだろう?」と疑問に思ったのではないだろうか。

 

そこでこの記事では、塗り薬の説明書に書いてある「1日数回・適量を塗布」とはいったいどれくらいのことを意味するのかについてまとめた。

 

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1日数回とは?

1日数回とは一般的に「1日5〜6回」を意味する。

つまり2〜3時間ごとに、患部に塗れば良い。

 

あくまでも「最大5〜6回塗れる」という意味なので、必ず5〜6回塗らなければならないというわけではない。

症状に合わせて、塗る回数の調節をしても問題はない。

 

【Point!】

1日数回:5〜6回

 

適量とは?

適量を考える際の目安の1つとして「FTU」という考え方がある。

FTUとは、Finger Tip Unit(フィンガーチップユニット)の略だ。

 

「人差し指の先から第一関節までに乗る薬の量」を1FTUと言う。

1FTUは約0.5gに相当し、1FTUの量で大人の手のひら2枚分くらいの面積に塗ることができる。(25gチューブの場合)

 

 ちなみに軟膏とクリームの1FTUは人差し指から第一関節までの量だが、ローションの場合は1円玉程度の量が1FTUに相当する。

*ただしチューブの口径によって異なる

 

つまり塗り薬の説明書に書いてある適量とは「1FTUの量を手のひら2枚分くらいの面積に塗る」ということを意味する。

【Point!】

適量:1FTUの量で手のひら2枚分くらいの面積に塗れる

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塗る場所ごとの使用量の目安とは

塗る場所ごとの使用量の目安は、以下のようになっている。

部位ごとによって、塗る量はかなり異なる。

 

【大人の使用量の目安】

頭・首:2.5FTU

両腕:8FTU

両足:16FTU

体幹:7FTU(前側)+7FTU(背中)

全身:40.5FTU

 

【子どもの使用量の目安】

▼3ヶ月~6ヶ月

頭・首:1FTU

両腕:2FTU

両足:3FTU

体幹:1FTU(前側)+1.5FTU(背中)

全身:8.5FTU

 

▼1歳~2歳

頭・首:1.5FTU

両腕:3FTU

両足:4FTU

体幹:2FTU(前側)+3FTU(背中)

全身:13.5FTU

 

▼3歳~5歳

頭・首:1.5FTU

両腕:4FTU

両足:6FTU

体幹:3FTU(前側)+3.5FTU(背中)

全身:18FTU

 

▼6歳~10歳

頭・首:2FTU

両腕:5FTU

両足:9FTU

体幹:3.5FTU(前側)+5FTU(背中)

全身:24.5FTU

 

実際に使ってみると「ちょっと多くないか」と思う人もいるかもしれない。

しかし塗り薬は、塗る量が少ないと、その効果を十分に発揮することができない。

少し塗る量が多いように感じても、FTUを目安に塗るのがオススメだ。

 

まとめ

塗り薬は「1日数回・適量を塗布」とアバウトに書かれていることが多いが、一般的には「1日数回は1日5〜6回」、「適量は1FTUの量で、手のひら2枚分くらいの面積に塗れる」ということを意味する。

 

【Point!】

1日数回:5〜6回

適量:1FTUの量で手のひら2枚分くらいの面積に塗れる

 

ただしこれはあくまでも目安の量だ。

仮に「これくらいの量を塗るように」と医師または薬剤師から指示があった場合は、その指示に沿って薬を使用しなければならない。


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