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薬剤師は英語の勉強をすれば年収アップを狙えるのか

更新日:

 

「英語を勉強すれば薬剤師の収入は上がるの?」

 

こういった疑問を持っている薬剤師は一定数いると思う。

 

結論から言うと、残念ながら英語ができるだけで年収を大幅アップさせるのは難しい

 

そこでこの記事では、

  • 英語の勉強をしても年収が増えない理由
  • 年収を増やしたい薬剤師がやるべきこと

についてまとめてみた。

 

僕はTOEIC900点や通訳案内士資格を持っている薬剤師なので、多少は参考になるかと思う。

 

では本題へ。

 

 

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薬剤師が英語の年収アップできない理由

 

なぜ英語を勉強しても薬剤師としての年収は上がりにくいのか。

理由はたった1つだ。

 

収入が上がりやすいのは拡張のある仕事

仕事には、

  • 拡張性のある仕事
  • 拡張性のない仕事

の2種類がある。

 

拡張性のある仕事の典型はミュージシャン

拡張性のある仕事の典型は、ミュージシャンだろう。

 

ITの進歩により、あらゆるコンテンツが容易に複製できるようになった。

例えば、ミュージシャンの場合、MVはYouTubeで公開できるし、SpotifyやApple Musicで音楽も配信できる。

 

いくらでもコンテンツを複製できるため、お金さえ払えば地球上の全てのヒトが音楽を楽しめるようになったのだ。

 

これは稼げる金額も青天井ということを意味する。

 

時給×労働時間で給与が決まるのが拡張性のない仕事

一方、拡張性のない仕事は、時給×労働時間で収入が決まる。

 

時給1000円で働いたとしたら、10000円だ。

月給20万で雇われているのなら、20万円である。

 

これ以上の金額を稼げるようにはならない。

 

薬剤師は拡張性のない仕事

もう分かると思うけど、薬剤師は拡張性のない仕事である。

 

薬剤師の給与には明確に相場があるし、もっと言うと処方箋40枚につき薬剤師1人を配置するという決まりだってある。

 

これが何を意味するかというと、1人の薬剤師が稼げる金額には限界があるということだ。

 

つい最近、処方箋40枚の制限を見直すというニュースがあった。

参照:薬剤師の配置基準見直し‐宮本医薬局長「一律処方箋40枚に合理性ない」

 

しかし、それでも物理的に100枚以上を1人でさばくのは厳しいだろう。

 

何が言いたいかというと、そもそも英語ができようができまいが、構造的に薬剤師が年収をアップさせるのは難しいのだ。

 

英語を勉強するのであれば

  • 地方で働く
  • 遅い時間メインで働く

みたいな働き方をした方が、年収アップは狙いやすい。

 

 

薬剤師が英語を学ぶメリットは年収じゃないところにある

 

英語を勉強しても、薬剤師としての年収は上がりにくい。

でも、薬剤師が英語学習をするメリットは大きいと僕は考えている。

 

冒頭にも書いたけど、僕は薬剤師の中では英語が得意な方だと思う。

特にメリットを感じている点は以下の3つだ。

 

【メリット】

  1. 転職活動でプラスになる
  2. 仕事の幅が広がる
  3. 視野が広がる

 

1:転職活動でプラスになる

英語ができる薬剤師は少ないので、転職活動でプラスに作用しやすい。

 

冒頭にも書いた通り、僕は

  • TOEIC900点
  • 通訳案内士資格

を持っている。

 

つい最近まで僕は転職活動をしていたのだけど、転職面接でも英語スキルを評価してもらえることが多かった

 

ぶっちゃけた話、僕の薬剤師としての能力は普通だと思う。

 

けど、普通レベルの候補者が2人いた場合、

  • 英語をできる薬剤師
  • 英語をできない薬剤師

どちらを採用するだろうか。

 

おそらく多くの場合、英語をできる薬剤師が採用されると思う。

 

英語ができても薬剤師の年収は上がりにくいけど、英語力があると就活や転職で有利に働きやすいのだ。

 

2:仕事の幅が広がる

英語ができると仕事の幅が広がりやすい。

どのように仕事の幅が広がるかというと、僕は3つ実感していることがある。

 

1:英語で服薬指導できる

当たり前だけど、英語ができると英語で服薬指導できる。

 

英語をできる薬剤師はとても少ないし、そもそも英語アレルギーのある薬剤師はかなり多い。

 

なので、英語ができると

「英語だったら〇〇さん」

というポジションを確立しやすいのだ。

 

実際、英語しか喋れない患者が来たら、僕に仕事を振ってもらえるようになった。

 

「××だったら〇〇さん」というポジションを取れる薬剤師は少ないし、こういったポジションを確立できると仕事も楽しくなる

 

そういった意味で、英語の勉強はかなり大きなメリットがあると思う。

 

2:副業で役立ちやすい

英語ができると、副業でも役に立つ。

 

英語スキルの需要は年々上がっている。

なので、英語力があると、英語を使った仕事もできるようになる

 

例えば、翻訳や通訳だってできるし、英語と相性の良いプログラミングを勉強してエンジニアとして稼ぐことも可能だ。

 

英語ができても薬剤師としての給料は上がりにくい。

けど、英語を使う別の仕事で収入をアップさせやすくなる上、選べる選択肢も増えるのだ。

 

3:アクセスできる情報量が増える

インターネット上の情報は、英語によるものが1番多い。

 

どれくらい多いかというと、日本語の情報が全体の約3%なのに対し、英語の情報は50%と言われている。

 

つまり、英語ができるとアクセスできる情報量が一気に増えるのだ。

 

例えば、薬剤師が読む論文は英語で書かれていることが多い。

なので、そういった論文を読めるようになると薬剤師としての知識をアップデートしやすくなる

 

そのほかの事例として、僕はプログラミングをやるのだけど、どんなコードを書いたら良いか分からない時、英語で検索するとだいたい解決策が見つかる。

 

英語ができるだけで、最新の知見へ格段にアクセスしやすくなるし、自分が求める情報が見つかる可能性も一気に上がるのだ。

 

3:視野が広がる

3つめのメリットが、視野が広がるということだ。

 

英語を話す人は世界に20億人いると言われている。

日本語だけしか話せないと1億人が限界だけど、英語ができるとコミュニケーションを取れる人の数が格段に広がる

 

僕は語学留学(フィリピン)をしていたことがある。

 

その時に

  • フィリピン人の家族を大切にする気持ちの強さ
  • 仕事より私生活

みたいな価値観に触れて、だいぶその後の人生に良い影響があった。

 

このように、英語ができると様々な価値観に触れられる環境を手に入れられる。

それらは確実にあなたの人生に良い影響を与えてくれるだろう。

 

 

 

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年収を上げたい薬剤師は英語学習よりも副業した方が良い

 

英語の勉強から得られるメリットは多い。

 

けど、「年収を上げたい」の優先度が1番高いのであれば、英語の勉強よりも副業に力を入れた方が良いだろう。

 

年収を増やしたい薬剤師は拡張性のある副業をすべし

先ほども書いた通り、薬剤師は拡張性のない仕事だ。

そのため、英語の勉強をしたところで、薬剤師としての収入は上がりにくい。

 

では、どうすれば年収を増やせるかというと、副業をするのが1番現実的だ。

しかも、時給×労働時間で測る拡張性のない仕事ではなく、拡張性のある仕事を副業にした方が良い

 

個人の薬剤師ができる拡張性のある副業

個人の薬剤師ができる拡張性のある副業としては、

  • ブログ
  • YouTube
  • プログラミング

あたりが取り組みやすいと思う。

 

詳しくは、以下の記事をチェックしてほしいのだけど、

  • 自分が好きなこと・詳しいことを情報発信
  • Webサービス・アプリの作成(プログラミング)

などがオススメだ。

 

 

例えば、このブログにも広告が貼ってあったと思う。

この広告がクリックされると、僕にお金が入る仕組みになっている。

 

ブログのアクセスが増えれば、それが収入につながるというわけだ。

インターネット上のコンテンツは、多くの人に見てもらえるので拡張性がある。

 

個人で何かしら副業をやるのであれば、拡張性があるかを基準に考えるのがオススメだ。

 

 

まとめ

正直、英語ができても薬剤師としての年収は上がりにくい。(もちろん例外はいると思うけど)

なぜなら、構造上、薬剤師の給料は上がりにくいからだ。

 

もちろん、英語を学ぶメリットは大きい。

なので、個人的には英語学習はオススメだ。

 

 

けど、年収を上げたいのであれば、副業に力を入れるのベストだと思う。

副業をやるのであれば、拡張性があるかどうかを判断基準にするのがオススメだ。

 

参考になればうれしい。

では。

 

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