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週刊 薬剤師日記

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【体験談】ドラッグストアで薬剤師として働くメリット・デメリット

更新日:

 

「ドラッグストアで薬剤師として働くのって実際どうなんだろう?」

この記事では、こんな疑問にお答えしたい。

 

僕は新卒の時に調剤併設型のドラッグストアで働いていた。

なので、僕の感想にはなってしまうのだけど、多少は参考になるかと思う。

 

では本題へ。

 

 

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薬剤師がドラッグストアで働くメリット

薬剤師がドラッグストアで働くメリット

 

僕がドラッグストアに勤務して感じたメリットは以下の4つだ。

 

【ドラッグストアで働くメリット】

  1. 給料が良い
  2. 市販薬の勉強をしっかりできる
  3. 調剤の経験もできる
  4. 新しい設備で仕事をできる

 

メリット1:給料が良い

ドラッグストアは給料がかなり良い。

新卒の薬剤師にも関わらず500万くらいもらっていたので、社会人1年目にしてはけっこう良い生活を送れていたと思う。

 

僕は2年くらいドラッグストアで働いたのだけど、稼いだお金を使って語学留学もできた。(詳しくは以下の記事)

>> 薬剤師を辞めて語学留学した話-注意点やメリット・デメリットなど淡々と語る-

 

お金が全てとは思わないけど、ある程度お金を稼げると精神的にもゆとりがでるし、選べる選択肢も増えていく。

 

なので、お金を稼ぎたい薬剤師には、ドラッグストアはとてもオススメの就職先だ。

 

メリット2:市販薬の勉強をしっかりできる

2つ目が市販薬の勉強をしっかりできるということ。

 

最近は市販薬を置いている薬局も増えてきたけど、やはりドラッグストアに比べると、どうしても品揃えは劣ってしまう。

 

新しい市販薬が発売されれば取り扱うので、市販薬の情報をキャッチアップにするには1番良い環境だと思う。

 

僕はドラッグストアを辞めた後は在宅医療に従事していることが多いのだけど、最初にドラッグストアで働いていたおかげで市販薬に含まれてる成分をけっこう知っている。

 

なので、薬局で市販薬の相談に乗る時、ドラッグストアで働いていた経験が活きているなと感じることが多い。

 

メリット3:調剤の経験もできる

3つ目が調剤の経験もできるということ。

 

ドラッグストアの薬剤師=OTC販売というイメージが強いかもしれないけど、今は調剤室を完備しているドラッグストアも多い。

 

僕が新卒で入った会社も調剤併設型のドラッグストアだった。

なので、調剤をやりたいから薬局・病院に就職するみたいな時代は完全に終わっている。

 

ドラッグストアでも調剤・服薬指導の経験は積めるのだ。

 

さらに言えば、在宅医療もやっているドラッグストアも増えてきている。

もはや「薬局でなければ経験できない」ということは少なくなってきているのだ。

 

メリット4:新しい設備で仕事をできる

ドラッグストアは今伸びている業界ということもあり、設備投資をしっかりしていることが多い。

 

薬局だといまだに紙薬歴を使っていることもあるかもしれないけど、ドラッグストアではまずないと思う。

(僕の知っている限りでは)

 

他には、調剤ミスが起こらないよう鑑査システムを導入していたり、薬歴も音声入力できたりとテクノロジーの力を有効活用している。

 

アナログな環境だとミスを防ぐことも難しいし、何より生産性も上がりにくい。

そういった意味で、ドラッグストアは最先端の環境を提供してくれると思う。

 

 

薬剤師がドラッグストアで働くデメリット

薬剤師がドラッグストアで働くデメリット

 

僕がドラッグストアに勤務して感じたデメリットは以下の4つだ。

 

【ドラッグストアで働くデメリット】

  1. 夜遅くまで勤務しなければならない
  2. 日曜・祝日も仕事が当たり前
  3. 薬以外の雑務をやらなければならない可能性がある
  4. モンスタークレーマに遭遇しやすい

 

デメリット1:夜遅くまで勤務しなければならない

僕がドラッグストアで働いて感じたデメリットの1つ目が、夜遅くまで勤務しなければならないということ。

 

ドラッグストアは、薬局に比べて営業時間が長い。

そのため、シフトによっては23時くらいまで働かなければならない。

 

これは18時とか19時くらいには仕事を終えて家に帰りたいという薬剤師にとっては大きなデメリットとなるだろう。

 

ちなみに、店舗にもよるけど、ドラッグストアは残業が多い方だと思う。

残業が多い店舗だと、1日12〜13時間くらいは働くこともあるだろう。

 

もちろん、残業の少ないドラッグストアもあるので、採用担当者や転職コンサルタントに確認しておくのがオススメだ。

 

デメリット2:日曜・祝日も仕事が当たり前

ドラッグストアは、土日だろうが祝日だろうが関係なく営業しているので、日曜・祝日に勤務することも珍しくない。

 

もちろん、シフトで休み希望を出せば日曜・祝日でも休める。

けど、一般企業に勤めている友人と会ったり、家族全員で出かけたりするハードルは少し上がると思う。

 

正直、僕は平日に休みたい派だったので、そこまでデメリットには感じなかったけど、「日曜・祝日は休みたい」という薬剤師にとってはデメリットになると思う。

 

デメリット3:薬以外の雑務をやらなければならない可能性がある

3つ目のデメリットが、薬以外の雑務をやれなければならない可能性があるということ。

個人的にはこれが1番嫌だった。

 

ドラッグストアには、薬以外にもお菓子や乳製品、パンなどの食品も扱っている。

そのため、食品を陳列したり発注したりする仕事もあるわけだ。

 

僕が新卒で入ったドラッグストアは、この仕事を薬剤師もやることになっていた。

 

就活の時、「食品の陳列とか発注はやりたくない」と僕はずっと思っていて、採用担当に「薬剤師職はやらなくて良いんですよね?」と確認していたにも関わらず食品関連の仕事をやるハメになったので、正直いまだに根に持っている。

 

なので、新卒のドラッグストアに入ろうと思っている薬学生は、学校の先輩に聞いてみるとか、営業中のドラッグストアを訪問して薬剤師がそういう仕事をしてないか確認しておこう。

 

一方、転職でドラッグストアを考えている薬剤師は、しっかり採用担当に確認した上で、転職コンサルタント経由でも確認しておくのがオススメだ。

 

第3者が介入することにより、「言った・言わない」のトラブルが起こりにくくなる。

 

デメリット4:モンスタークレーマーに遭遇しやすい

4つ目のデメリットが、モンスタークレーマーに遭遇しやすいということ。

 

僕はドラッグストアを辞めて以降、薬局勤めをしているのだけど、薬局の方がモンスタークレーマーに出会う回数は少ないと思う。

 

なぜかというと、単純にドラッグストアの方が1日当たりの客数が多いからだ。

お客さんが多ければ多いほど、モンスタークレーマーに遭遇する回数はどうしても増えてしまう。

 

一方で、良い人に出会えることも多くあると僕は思った。

 

例えば、僕が最初に勤務した店舗では、体調が悪いおばあちゃんがいたのだけど、症状を聞いた限り受診勧奨をした方が良さそうだったので、病院に行くようアドバイスをした。

 

で、病院に行ったら重大な病気が見つかったのだ。(プライバシーの問題があるので詳しくは書けない)

早いうちに処置できたから、重症化しなくて済んだらしい。

 

その人は僕の異動が決まったときには、菓子折りを待ってわざわざ挨拶をしに来てくれた。

モンスタークレーマーもいるけど、あなたのことを必要としてくれる人に会えることも多いはずだ。

 

 

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けっきょく薬剤師がドラッグストアで働くのってアリ?

薬剤師がドラッグストアで働くって実際どうなの?

 

ここまでドラッグストアで働くメリット・デメリットを書いてきた。

では、実際ドラッグストアで薬剤師として働くのはアリなのだろうか。

 

薬剤師がこれからの時代ドラッグストアで働くのはアリだと思う

結論から言うと、ドラッグストアで薬剤師が働くのはアリだと思う。

理由はたった1つで、ITの活用に力を入れているからだ。

 

企業の時価総額ランキングを見ると、AmazonやGoogle、マイクロソフト、Facebook、AppleなどIT企業が上位を占めている。

 

なぜIT企業がこんなに儲かっているかというと、単純に生産性が高いからである。

 

テクノロジーの力を積極的に活用しているドラッグストア業界は、これからさらに伸びていくだろう。

 

イオンも瀕死。ドラッグストアに客を奪われ没落する大手スーパーという記事によると、この10年間でドラッグストアの市場規模は1.5倍ほどに増えているそうだ。

 

ITを活用していない職場はこれから確実に衰退していく。

そういった意味で、ドラッグストアは選択肢としてかなり良いと思う。

 

ドラッグストアの薬剤師を小馬鹿にしている薬剤師が小馬鹿にされる時代になった

ドラッグストアで働く薬剤師を小馬鹿にしている旧式薬剤師はけっこういると思う。

 

僕も薬学生の時「病院で働いた経験がないと薬剤師免許が腐る」と言っていた病院薬剤師原理主義者に会ったことがある。

 

けど、こういったことを言っている薬剤師は、視野が狭いか頭が悪いかのどっちかなので気にする必要は全くない。

 

ちょっと考えれば分かることなのだけど、病院薬剤師、薬局薬剤師、ドラッグストア薬剤師では求められる仕事が違うので、単純にどっちが上でどっちが下かみたいな比較はできないのだ。

 

もちろん、先ほども書いた通りメリット・デメリットがあるので、全員が全員ドラッグストアに向いているとは思わない。

 

けど、ドラッグストアに興味があるのであれば、経験として働いてみるのはアリだと思う。

周りの声に惑わされず、ぜひトライしてみてほしい。

 

 

まとめ

ドラッグストアで働くことは、メリット・デメリットがある。

なので、ドラッグストアで働くことを考えている場合は参考にしてほしい。

 

【ドラッグストアで働くメリット】

  1. 給料が良い
  2. 市販薬の勉強をしっかりできる
  3. 調剤の経験もできる
  4. 新しい設備で仕事をできる

【ドラッグストアで働くデメリット】

  1. 夜遅くまで勤務しなければならない
  2. 日曜・祝日も仕事が当たり前
  3. 薬以外の雑務をやらなければならない可能性がある
  4. モンスタークレーマに遭遇しやすい

 

ドラッグストア業界は急成長しているので、個人的には選択肢としてアリだと思う。

 

参考になれば嬉しい。

では。

 

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