日焼け止め

薬剤師が教える日焼け止めの選び方

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春先から夏にかけて紫外線が徐々に強くなっていくため、紫外線対策はかかせない。特に女性にとって日焼け対策はかなり関心の高いことだ。

 

しかし、日ごろ日焼け止めを買いに来る人と話していて思うのは、意外と日焼け止めの効果的な使い方や選び方を知らない人が多いということである。そこで、この記事では正しい日焼け止めの選び方や使い方についてまとめた。


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紫外線とは

日焼けの原因は紫外線が原因だということはよく知られているが、実は紫外線は大きく分けて3種類ある。それがUVA、UVB、UVCだ

 

UVCはかなり強い紫外線で、皮膚がんなどを引き起こすと言われているが、オゾン層で吸収されて地上にはほとんど届かないので心配はない。(オーストラリアではオゾン層に穴が開いてしまっているので、UVCによる影響が懸念されている)

 

UVBは肌が赤くなったり水ぶくれの原因となる紫外線で、すぐに皮膚への影響を及ぼす。UVBは皮膚の表面までは到達するが、皮膚の奥深くまでは到達しないという特徴がある。また、UVCよりもオゾン層を通過しやすいものの全体の量としてはそこまで多くはない。

 

UVAは皮膚の奥深くまで到達するシミやしわの原因となる紫外線だ。UVAはその作用がある程度の時間が経過してから現れる。UVBがすぐに肌を赤くする作用を現すのに対して、UVAはじわじわとシミ・しわとなって肌に悪い影響を及ぼすのである。

 

またUVAはオゾン層を通過しやすいという性質があるため、曇りの日であったとしても注意が必要な紫外線である。

 

PAとSPFの違い

日焼け止めのCMでよくアピールされるものとしてPAとSPFがある。意外とこれらの違いについては知られていないが、日焼け止めを適切に使うためには非常に重要な概念なので、簡単に解説する。

 

・PAの特徴

PAは“protection grade of UVA ”の略で、簡単に言ってしまうとUVAを防御する力ということになる。PAにはPA+、PA++、PA+++、PA++++の4種類があり、+の数が多いほど防御力が高くなる。

 

使い分けの目安だが、PA+であればちょっとした外出時(散歩・買い物など)に使うレベルの強さ、PA++は外で軽くスポーツをしたり、BBQなどのレジャーをする場合、PA+++以上は炎天下が予想される夏フェスなどを始めとしたレジャー、マリンスポーツなどの時に使われる。

 

【PA+】

⇒ちょっとした外出時(散歩・買い物など)に使う

 

【PA++】

⇒外で軽くスポーツをしたり、BBQなどのレジャーをする場合に使う

 

【PA+++以上】

⇒炎天下が予想される夏フェスなどを始めとしたレジャーまたはマリンスポーツをする場合に使う

 

・SPFの特徴

一方、SPFは“sun protect factor”の略で、UVBを防御する力を表す。SPFは1番強いものでSPF50+である。

 

SPFは日焼けを何分くらい遅らせることができるかを表している。例えばSPF1であれば日焼けを20分くらい遅らせることが出来る。同じようにSP10であれば、200分(約3時間)遅らせることが出来る。

 

SPFの使い分けの目安はSPF10-20であれば、ちょっとした外出時(散歩・買い物など)に使い、SPF20-30は外で軽くスポーツをしたり、BBQなどのレジャーをする場合、それ以上は炎天下が予想される夏フェスなどを始めとしたレジャー、マリンスポーツなどの時に使われる。

 

【SPF10-20】

⇒ちょっとした外出時(散歩・買い物など)に使う

 

【SPF20-30】

⇒外で軽くスポーツをしたり、BBQなどのレジャーをする場合に使う

 

【SPF30以上】

⇒炎天下が予想される夏フェスなどを始めとしたレジャーまたはマリンスポーツをする場合に使う

 

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日焼け止めの正しい使い方

日焼け止めは意外と正しい使われ方をしていないことがある。使い方を間違えてしまうと、せっかく買った日焼け止めの効果を正しく引き出せない。そこで、日焼け止めを使うときのポイントを紹介したい。

 

①ムラなく塗る

日焼け止めはムラなく塗らないと、日焼け防止効果が落ちてしまう。ムラなく塗る良い方法としては重ね塗りをすると良い。

 

まず1円玉程度の量を手に取り、それをしっかりと伸ばして塗る。多くの人はこれで満足してしまうのだが、ここでもう1度さきほどと同じくらいの量を重ねて塗るのである。こうすることによりムラなく塗ることができ、日焼け止め効果を最大限に引き出せる。

 

・数時間おきに塗りなおす

日焼け止めを出かける前に塗って、それで終わりにしてしまう人は少なくない。しかし、汗などによって日焼け止めが流れ落ちてしまうことがあるのだ。そのため効果を持続させるためにも3時間おきくらいに、日焼け止めを塗りなおした方が良い

 

またマリンスポーツをした時や汗をタオルでふいた時にも、日焼け止めが落ちてしまっている可能性があるので、日焼け止めの効果を持続させるためにも塗り直すことがおすすめだ。

 

日焼け止めの選び方

最後に日焼け止めの選び方について、簡単に解説しようと思う。

 

多くの人が効果が強めの日焼け止めを使えば、日常生活からマリンスポーツまで幅広く使えるじゃないかと考えている。しかし、そんなに単純なものではないのだ。

 

実は効果が強めの日焼け止めほど肌への負担がかかりやすいという特徴がある。そのため、用途ごとに使い分けた方がよいのである。例えばちょっと外へ出かけるだけなのに、SPF50+/PA++++の日焼け止めを使うのはあまり望ましいことではない。

 

そのため、どのような時に使うかをきちんと考えてから購入することがおすすめだ。長時間炎天下の環境にいるなら効果が強めのものを使った方が良いし、ちょっとした買い物で出かけるくらいならそこまで強いものを使う必要はない。

 

効果が強めの日焼け止め

【SPF50+/PA++++】

ビオレ さらさらUV アクアリッチウォータリエッセンス

KOSE サンカット 日やけ止めジェル 50

 

【SPF50/PA+++】

ニベアサン プロテクトウォータージェル

 

効果が中間の日焼け止め

【SPF35/PA+++】

ニベアサン プロテクトウォータージェル

 

SPF30/PA++

ビオレ さらさらUVマイルドケアミルク

 

【SPF28/PA++】

ニベアサン プロテクトウォータージェル こども用

 

効果が弱めの日焼け止め

 

【SPF17/PA+】

パックスベビー UVクリーム

 

SPF16/PA++

ベビーセバメド UVミルク

 

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