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口内炎を効果的に治す方法-正しい口腔ケア&薬の使い方-

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多くの人を苦しませる疾患の1つに口内炎がある。口内炎になってしまうと食事を満足に楽しめなくなってしまうので「口内炎を早く治したい」と思う人はかなり多いのではないだろうか。

 

僕は薬剤師として働いていて多くの患者に接してきたが、意外と口内炎になってしまった時の口腔内ケアの方法や正しい薬の使い方は知られていように感じた。

 

そこでこの記事では、口腔内ケアの方法や薬の効果的な使い方についてまとめた。「口内炎がなかなか治らない」、「口内炎を早く治したい」という人は参考にしてみてほしい。

 

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口内炎とは

口内炎は口の中や周りに生じる炎症の総称だ。口内炎は様々な年齢層で発症するが、特に思春期以降の女性で発症しやすいと言われている。

 

口内炎にも様々な種類があるが、最も多いのが「アフタ性口内炎」だ。アフタ性口内炎は円形または楕円形の白い潰瘍が特徴である。通常であれば2週間程度で治るが、触れると強い痛みを伴うため、食事を満足にとれないこともある。

 

口内炎の原因

口内炎の原因は実ははっきりとは分かっていない。しかしストレス、過度の疲れ、ビタミンB₂欠乏などによる栄養不足、睡眠不足などが原因として考えられている。そのため、これらの原因に心当たりがあるようなら改善する必要がある。

 

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口内炎になった時は必ず口腔ケア

口内炎になってしまったら、まずは口の中を清潔にすることが非常に重要である。なぜかというと、口の中を清潔に保っていないと口内炎になってしまった箇所から二次感染を起こしてしまうことがあるからだ。

 

①歯ブラシで丁寧にブラッシング

どのように口腔ケアをすれば良いかというと、まずは歯ブラシで丁寧にブラッシングをして歯垢(しこう)を除去する。歯垢とは、歯の表面に付着している白色っぽいネバネバした物質のことだ。食べカスと勘違いしている人も多いが、実はこれは細菌の塊で早めに取り除く必要がある。

*歯石は歯垢が固くなったもので別物

 

②うがいをする

ブラッシグをして歯垢を取り除いたら、次にイソジンなどのポピドンヨードを含んだうがい薬を使ってうがいをする。十分な消毒効果を得るためには、口の中で20秒程度ブクブクとうがいをすると良い。

 

この時に注意したいのが、より高い殺菌効果を得ようとするために薬の説明書に書いてある用法用量を守らず、うがい薬をちゃんと薄めずに使用してはいけないということだ。なぜかというと、高濃度でうがい薬を使用することによって、アレルギー反応が引き起こされる可能性があるからである。

 

そのため、「うがい薬だから、ちょっと多く使っても大丈夫」とは思わずに必ず使用量は守るようにして欲しい。

 

またうがい薬でなくてもリステリンなどの洗口液を使っても良い。アルコールを含んでいるものは口内炎に染みるので避けたほう良いだろう。

 

 

口内炎を早く治すための薬の正しい使い方

口内炎の薬は軟膏などの塗薬や口内炎に貼って治すタイプの薬がある。これらは好みで使い分ければ良い。

 

【塗り薬】

ケナログA口腔用軟膏

 

【貼り薬】

トラフル ダイレクト

 

・塗り薬を使うときのポイント

塗り薬を購入すると、その説明書には「適量を1日1-数回、患部に塗布すること」と書いてあることが多い。ここで多くの人が疑問に思うのが「適量ってどれくらいやねん」ということである。

 

この適量とは「ボールペンのペン先」くらいの量だと思ってくれれば良い。塗るときは指で塗っても構わないが(もちろん清潔な手で)、綿棒を使うと塗りやすい。この時、白くなっている部分だけではなく、患部の外側(1mm程度)まで塗り広げると良い。

 

食事前に塗ってしまうと薬が取れてしまって効果が半減するので、早く治したいなら、薬がとれてしまう心配が少ない食後や寝る前に塗るのがお勧めである。

 

貼り薬を使うときのポイント

貼り薬の場合に注意したいのは、単純なことだが薬の裏表を間違えないことだ。意外と間違えてしまう人が多いの注意してほしい。

 

裏表を確認したら、口内炎ができているところに貼る。この時3秒程度指先で抑えると、ちゃんと薬を貼ることができる。

 

 

塗薬と貼り薬を使うときに共通して注意したいことは、薬を口内炎に付ける前にティッシュやガーゼを使って、口の中の水分を取ることである。なぜかというと、口の中に水分が多すぎると薬が口内炎にちゃんとくっつかずその効果を十分に発揮できないからである。水分を取ることによって薬をちゃんと患部に使うことができる。

 

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口内炎にはビタミン剤も併用すると良い

先程も書いたが、ビタミンB₂の不足が口内炎の原因の1つとして考えられている。ビタミンB₂は肌細胞の再生や成長を促す作用がある。そのため補助的に ビタミン剤を服用することにより、口内炎の症状を和らげるのを手助けしてくれる。

 

2週間たっても治らない場合

口内炎は通常であれば、2週間程度で自然に治るはずである。しかし、2週間たっても口内炎が治らない、または症状が悪化している場合は、口腔がんなの可能性が否定できない。そのため、なかなか症状が治らない場合は、すぐに耳鼻咽喉科や歯科口腔外科に受診してほしい。

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