市販薬 選び方・使い方

薬剤師が教える虫よけの選び方・使い方

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屋外で過ごす時の必需品となるのが「虫よけ」だ。

特に夏になると、虫刺されを予防するために虫よけを使う機会が増えていく。

 

そこでこの記事では、「虫よけが効くメカニズム」や「虫よけの選び方」、「使用上の注意点」などについてまとめた。

 

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虫よけの有効成分とは

市販されている虫よけの主成分は「ディート」と呼ばれる物質だ。

蚊を始めとする虫は、ヒトの皮膚呼吸により排出される「CO₂(炭酸ガス)」を感知して人に寄ってくる。

 

ここから分かることは、CO₂を感知しにくくすれば虫が寄ってこなくなるということだ。

ディートは虫の触覚に作用し、CO₂を感知しにくくする。

その結果、ディートは虫よけとして機能するのである。

 

虫よけが効く虫・効かない虫

ただし市販の虫よけは、全ての虫に効果があるわけではない。

なぜかというと全ての虫がCO₂を感知して寄ってくるわけではないからだ。

 

例えば「ゴキブリ」や「ハチ」、「アリ」、「ムカデ」、「毛虫」などはCO₂を感知して寄ってくるタイプの虫ではないため、市販の虫よけで対処できない。

 

【虫除けが効かない主な虫】

◆ゴキブリ

◆ハチ

◆アリ

◆ムカデ

◆毛虫

 

もしこれらの虫で困っているのなら、害虫駆除の業者に頼るのが1番良いだろう。


一方、「蚊」や「ハエ」、「ノミ」、「イエダニ」、「アブ」、「ナンキンムシ」、「ツツガムシ」などの吸血害虫はCO₂を感知して寄ってくるタイプなので、ディート含有の虫よけで対処可能だ。

 

【虫よけが効く主な虫】

◆蚊

◆ハエ

◆ノミ

◆イエダニ

◆アブ

◆ナンキンムシ

◆ツツガムシ

 

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虫よけを使う際の注意点

虫よけは「ただ塗るだけのお手軽なもの」と思われがちだが、使用する際には注意が必要である。

主な注意点としては、以下のようなものが挙げられる。

 

【虫よけの注意点】

◆傷口や目の周りには使用しない

◆家に帰ったら、石鹸で洗いちゃんと水で洗い流す

◆虫よけがついた手で目をこすらない

◆虫よけが目に入ったらすぐに水で洗い流す

◆顔に塗る際は直接スプレーをせず、手のひらに薬を取ってから顔に塗る

◆肌が弱い場合は、ディートの含有量が少ないものを選ぶ

◆子どもは手を口に入れやすいので、手には塗布しない

 

もし虫に刺されてしまってかゆみを感じるようなら、流水で洗い流して、かゆみ止めを塗ると良い。

また刺された部位が熱っぽく感じる場合は、冷やすことにより症状を和らげることができる。

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虫よけの選び方

市販の虫よけには大きく分けて4つのタイプがある。

それが「スプレータイプ」、「ポンプタイプ」、「液体タイプ」、「ティッシュタイプ」だ。

 

剤形によって効果が大きく異なるわけではないので、それぞれの特徴を理解した上で、好みのタイプを選んで使うと良いだろう。

 

また効果の高い虫よけ薬を使いたい場合は、「ディート」が多く含まれているものを選ぶと良い。

ディート配合量が12%のものは医薬品に、10%以下のものは医薬部外品に分類される。

ディート含有の虫よけは、生後6ヶ月以上から使用可能となっている。

 

スプレータイプ

スプレータイプは、最も一般的な虫よけだ

薬を「まんべんなく簡単に塗れる」ことが特徴である。

 

火気高温に注意が必要。

また薬を吸い込まないよう注意しなければならない。

 

1:ムヒの虫よけ ムシペールPS

ディート12%含有で効果が高い。

パウダー配合で、汗で流れ落ちにくい虫よけ。

効き目の持続性に優れている。

 

 

2:サラテクト

ディート10%含有。

つけ心地がよく、効きめ長持ち。

むせにくく、つけたい所にムラなくスプレーしやすい。

 

 

 

3:キンカン虫よけスプレー

ディート7%含有
「ムヒの虫よけ ムシペールPS」「サラテクトに比べると効果は弱い。

 

約1秒間の使用で300回噴射。

パウダー入りなので、サラサラとした使い心地。

 

 

 

ポンプタイプ

スプレータイプのようにガスを噴霧するのではなく、「液体を噴霧するタイプ」の虫よけ。

霧吹きのような感覚で使用でき、薬をまんべんなく塗ることができる。

 

エタノールを含有するため、火の気に注意。

また薬を吸い込まないよう注意しなければならない。

 

1:スキンベープミスト

ディート10%含有。

爽快シトラスマリンの香りで、肌になじみやすい。

 

 

 

2:サラテクト ウォーターミスト

ディート6%含有。

アロエ・モモの葉エキス(天然保湿成分)配合の虫よけで、家族で使える低刺激無臭タイプ。

 

 

 

液体タイプ

スポンジヘッドで直接肌に塗るタイプの虫除け。

ポンプタイプやスプレータイプと異なり、「薬を吸い込む心配が少ない」というメリットがある。

 

1:サラテクト マイルドタッチ ぬるタイプ

ディート6%含有。

手が汚れず、弱酸性で肌にやさしい。

 

 

 

ティッシュタイプ

ウェットティッシュのような虫よけ。

液体タイプと同様に、「薬を吸い込みにくい」というメリットがある。

小さい子供に使いやすく、携帯しやすい。

 

1:ピジョン カユネード虫よけ

ディート7%含有。

ももの葉エキス(保湿成分)配合で低刺激。

 

 

 

2:サラテクト クリアティッシュ

ディート7%含有。

アルコールフリータイプなので、アルコールの刺激に敏感な人におすすめ。

低刺激性で、天然保湿成分モモの葉エキス配合。

 

 

 

3:虫よけサマーウェットタイプ

ディート5%含有。

厚手・大判サイズのため拭きやすく、薬剤がむらなく塗れる。

 

 

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