消化器疾患治療薬

アコファイド錠(アコチアミド)の効果・特徴・副作用

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アコファイド錠(アコチアミド)の効能・効果

アコファイド錠(成分名:アコチアミド)は、アセチルコリンエステラーゼ阻害薬に分類される機能性ディスペプシア治療薬だ。

 

より簡単に言うと、「食後のもたれ」「すぐお腹いっぱいになる」といった症状を改善する薬ということである。

 

【アコファイド錠の効能・効果】

1:機能性ディスペプシアにおける食後膨満感,上腹部膨満感,早期満腹感

 

*より詳しい機能性ディスペプシアについての情報は、以下の記事参照

>>> 機能性ディスペプシアはどんな病気?-症状や原因、治療薬について解説-

 

アコファイド錠(アコチアミド)の作用機序

食事をした時に副交感神経から分泌されるアセチルコリンによって、胃の運動は行われる。

より専門的に言えば、アセチルコリンが平滑筋のムスカリン受容体に結合することにより、胃の収縮や胃酸の分泌が行われるようになるのだ。

 

しかし機能性ディスペプシアの患者では、アセチルコリンの分泌機能が弱まっている

そのため胃の運動が、適切に行われない。

つまり食べ物を正常に運べなくなるので、「食後のもたれ」や「すぐお腹いっぱいになる」といった症状が現れるのだ。

 

【機能性ディスペプシアの原因】

◆アセチルコリンの分泌機能が弱まっている

 

ここから分かることは、アセチルコリンの機能を高められれば、胃の運動機能を改善できるということである。

 

ヒトの体には「アセチルコリンエステラーゼ」と呼ばれる酵素が存在する。

実はこのアセチルコリンエステラーゼが、アセチルコリンを分解してしまうのだ。

 

つまりアセチルコリンエステラーゼの働きを弱まれば、アセチルコリンが分解されずに住むため、アセチルコリンの作用を増強できることが分かる。

 

このような作用機序により、機能性ディスペプシアに見られる「食後のもたれ」や「すぐお腹いっぱいになる」といった症状を改善するのアコファイド錠(成分名:アコチアミド)だ。

 

つまりアコファイド錠(成分名:アコチアミド)は、アセチルコリンエステラーゼの働きを阻害し、アセチルコリンの働きを強めることによって、機能性ディスペプシアの症状を改善するのである。

 

【アコファイド錠の作用機序】

ステップ1:アセチルコリンエステラーゼの働きを阻害

ステップ2:アセチルコリンの作用が強まる

ステップ3:機能性ディスペプシアの症状改善

 

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アコファイド錠(アコチアミド)の特徴

アコファイド錠(成分名:アコチアミド)には、以下のような特徴がある。

▼世界初の機能性ディスペプシア(FD)治療薬

アコファイド錠(成分名:アコチアミド)は、世界初の機能性ディスペプシア(FD)治療薬だ。

機能性ディスペプシア(FD)の主な症状としては、「食後のもたれ」や「すぐお腹いっぱいになる」、「みぞおち辺りの痛み・不快感」などが挙げられる。

 

上記のような症状だけを聞くと、潰瘍やピロリ胃炎と同じように感じるが、機能性ディスペプシア(FD)は器質的疾患ではなく、あくまでも機能性の疾患である。

そのため内視鏡などの検査では、異常を認められない。

 

以前は慢性胃炎として治療が行われていた機能性ディスペプシア(FD)だが、アコファイド錠(成分名:アコチアミド)の登場や、機能性ディスペプシアの診療ガイドラインの発行により、「機能性ディスペプシアをきちんと診断し治療する」という流れができつつある。

 

*器質的疾患

器質とは、臓器などの形態上の性質のこと。

例えば脳に器質的疾患がある場合は、検査をすることにより脳における異変を観察できる。

一方、機能性疾患の場合は、検査などでは異常を認めない。

 

*より詳しい機能性ディスペプシアについての情報は、以下の記事参照

>>> 機能性ディスペプシアはどんな病気?-症状や原因、治療薬について解説-

 

▼食前に服用する薬

アコファイド錠(成分名:アコチアミド)は、食前に服用する薬である。

これはアコファイド錠(成分名:アコチアミド)が、食事の影響を受けやすいためだ。

食後の服用によって吸収率が80%程度減少し、効果が弱まる可能性がある。

 

▼みぞおちの痛みや胸やけへの効果は期待できない

機能性ディスペプシア(FD)の症状には、「みぞおちの痛み」や「胸やけ」といった症状がある。

しかしアコファイド錠(成分名:アコチアミド)は、あくまでも胃の運動を活発化させる薬なので、これらの症状への効果は期待できない。

 

アコファイド錠(アコチアミド)の飲み方

通常、アコファイド錠(成分名:アコチアミド)は、以下の量を服用する。

 

【アコファイド錠の用法・用量】

1回の服用量:100mg

1日の服用回数:3回(食前に服用)

 

*あくまでも原則の用法・用量なので、主治医から指示された通りに服用すること

 

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アコファイド錠(アコチアミド)の飲み合わせ

アコファイド錠(成分名:アコチアミド)には、一緒に服用してはいけない併用禁忌となる薬はない。

 

【アコファイド錠の併用禁忌薬】

なし

 

アコファイド錠(アコチアミド)の注意点

アコファイド錠(成分名:アコチアミド)を服用する際は、以下の点に注意する必要がある。

 

【アコファイド錠を服用する際の注意点】

◆抗コリン薬を服用している場合は相談する

理由:アコファイド錠の効果が弱まるおそれがあるため

 

◆コリン賦活剤やコリンエステラーゼ阻害剤を服用している場合は相談する

理由:アコファイド錠の効果が強まるおそれがあるため

 

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アコファイド錠(アコチアミド)の禁忌

以下に該当する人は、アコファイド錠(成分名:アコチアミド)を服用してはいけないことになっている。

 

【アコファイド錠の禁忌】

◆アコファイド錠の成分に対し過敏症(アレルギー)のある人

理由:体質的に相性が良くない可能性があるため

 

アコファイド錠(アコチアミド)の副作用

アコファイド錠(成分名:アコチアミド)の主な副作用としては、「下痢」、「便秘」、「気持ちが悪い」、「嘔吐」などが報告されている。

 

【アコファイド錠の主な副作用】

◆下痢

◆便秘

◆気持ちが悪い

◆嘔吐

 

*副作用のような症状が現れた場合は、速やかに主治医に相談すること

 

アコファイド錠(アコチアミド)を飲み忘れたら

アコファイド錠(成分名:アコチアミド)を飲み忘れた場合、飲み忘れに気づいたとしても服用する必要はない。

次の服用時間に1回分のみを服用する。

絶対に2回分の薬を1度に服用してはいけない。

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