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チャンピックス(バレニクリン)の効果・特徴・副作用

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チャンピックス(バレニクリン)の効能・効果

チャンピックス(成分名:バレニクリン)は禁煙補助薬に分類され、「ニコチン依存症の喫煙者に対する禁煙の補助」に使われる。

 

より簡単に言うと、チャンピックス(成分名:バレニクリン)は「離脱症状やタバコを吸いたくなる衝動を軽減し、禁煙するのを助ける作用」を持つということである。

 

【チャンピックスの効能・効果】

◆ニコチン依存症の喫煙者に対する禁煙の補助

 

チャンピックス(バレニクリン)の作用機序

タバコは習慣性があることで知られている。

なぜ習慣性があるかというと、タバコにはニコチンが含まれているからだ。

 

タバコを吸うと、脳に存在するα4β2ニコチン受容体へニコチンが結合する。

すると脳から大量のドパミンが放出されるようになり、喫煙者は快楽を感じるようになるのだ。

そして再び快楽を得るために、タバコを吸ってしまうのである。

 

またタバコを吸い続けると、血中のニコチン濃度が一定以下になった時、不快に思うようになってしまう。

これがいわゆる「離脱症状」というもので、離脱症状もタバコをやめられなくなってしまう原因の1つとなっている。

こうしてタバコを繰り返し吸ってしまうことをニコチン依存症と呼ぶ。

 

【タバコをやめられない主な理由】

◆ニコチンによるドパミン放出

◆離脱症状

 

そこで禁煙を助けるために、チャンピックス(成分名:バレニクリン)が使われる。

チャンピックス(成分名:バレニクリン)は、α4β2ニコチン受容体をブロックし、ニコチンが結合するのを妨げる作用を持つ

こうすることにより、喫煙による満足感を抑制することができるのだ。

 

またチャンピックス(成分名:バレニクリン)の作用は、α4β2ニコチン受容体をブロックするだけではない。

α4β2ニコチン受容体を少しだけ刺激する作用も併せ持っている。(部分作動薬)

 

α4β2ニコチン受容体を完全にブロックしてしまうと、離脱症状が現れやすくなるので禁煙がうまくいかない。

そこでα4β2ニコチン受容体を少しだけ刺激してやることにより、少量のドパミンが放出させるようになる。

こうすることにより、離脱症状やタバコを吸いたいという気持ちを抑えることができるのだ。

 

【チャンピックスの作用機序】

◆α4β2ニコチン受容体の拮抗作用

◆α4β2ニコチン受容体の刺激作用

 

このような作用により、禁煙の補助をするのがチャンピックス(成分名:バレニクリン)である。

つまり、α4β2ニコチン受容体へ部分的に作用することにより、チャンピックス(成分名:バレニクリン)は禁煙を助ける作用を発揮するのだ。

 

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チャンピックス(バレニクリン)の特徴

禁煙開始日の1週間前から服用

チャンピックス(成分名:バレニクリン)は、最初に禁煙開始日を設定し、その1週間前から服用を開始する。

つまり、チャンピックス(成分名:バレニクリン)服用開始の1週間は喫煙可能ということである。

 

そして服用開始8日目から禁煙を開始し、計12週間チャンピックス(成分名:バレニクリン)により薬物治療を行う。

 

他の禁煙補助薬と併用してはいけない

チャンピックス(成分名:バレニクリン)は、他の禁煙補助薬と併用してはいけない。

なぜかというと、併用した時の有効性が検討されていないからだ。

その上、併用することにより副作用の発現率上昇が認められている。

 

車の運転などをしてはいけない

チャンピックス(成分名:バレニクリン)の服用中は、車の運転などの危険を伴う機械の操作を行ってはいけない。

これはチャンピックス(成分名:バレニクリン)の服用により、めまいや傾眠(ウトウトする)などの副作用が報告されているためである。

 

消化器系の副作用が多い

チャンピックス(成分名:バレニクリン)は、吐き気やお腹の張り、便秘などをはじめとする消化器系の副作用が比較的多いことで知られている。

このような消化器系の副作用は、食後にチャンピックス(成分名:バレニクリン)を服用することによって軽減させることができる。

 

チャンピックス(バレニクリン)の飲み方

通常、チャンピックス(成分名:バレニクリン)は第1~3日目は0.5mgを1日1回食後に服用。

第4~7日目は0.5mgを1日2回朝夕食後に服用。

第8日目以降は1mgを1日2回朝夕食後に服用する。

(投与期間は12週間とする)

 

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チャンピックス(バレニクリン)の飲み合わせ

チャンピックス(成分名:バレニクリン)には、一緒に服用してはいけない併用禁忌となる薬はない。

チャンピックス(バレニクリン)の警告

チャンピックス(成分名:バレニクリン)の添付文書には「警告」の記載がある。

「警告」と「禁忌」の違いだが、「警告」が致死的または重篤な副作用が発現する可能性がある場合に発せられるのに対し、「禁忌」は該当する人は薬を使ってはいけないということを意味する。

>>> 添付文書の警告・禁忌とは?違いを分かりやすく解説

 

チャンピックス(成分名:バレニクリン)との因果関係は明らかではないが、抑うつ気分、不安、焦燥、興奮、行動又は思考の変化、精神障害、気分変動、攻撃的行動、敵意、自殺念慮及び自殺が報告されている。

 

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チャンピックス(バレニクリン)の禁忌

チャンピックス(成分名:バレニクリン)は、下記に該当する人は服用してはいけないことになっている。

 

【チャンピックスの禁忌】

1:チャンピックスの成分に対し過敏症(アレルギー)のある人

理由:体質的に相性が良くない可能性があるため。

 

チャンピックス(バレニクリン)の副作用

チャンピックス(成分名:バレニクリン)の主な副作用としては吐き気、不眠症、異常な夢、頭痛及び鼓腸(腸にガスが溜まり、お腹が張る)などがある。

これらの症状が現れるようであれば、薬の減量や服用の中止などの対処をすることが多い。

 

【チャンピックスの主な副作用】

◆吐き気

◆不眠症

◆異常な夢

◆頭痛及び鼓腸(腸にガスが溜まり、お腹が張る)

 

またチャンピックス(成分名:バレニクリン)には、以下の重大な副作用が報告されている。

 

【チャンピックスの重大な副作用】

◆皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、多形紅斑

症状:むくみ、水泡、皮膚が赤くなる、体がだるい等

 

◆血管浮腫

症状:まぶた・唇・舌の腫れ、息苦しい、蕁麻疹など

 

◆意識障害

症状:意識が遠のく、意識の消失など

 

◆肝機能障害、黄疸

症状:体がだるい、吐き気、食欲不振、皮膚・白目が黄色くなるなど

 

以上のような症状が現れたら服用を中止し、適切な処置を行う必要がある。

 

チャンピックス(バレニクリン)を飲み忘れたら

チャンピックス(成分名:バレニクリン)を飲み忘れたら、気づいたときにすぐ服用する。

だたし次の服用時間が近い場合は、忘れた分の薬は服用しなくてよい。

絶対に2回分の量を1度に服用してはいけない。

>>>他の生活改善薬の効果・特徴・副作用をチェックする

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