痛風発作・高尿酸血症治療薬

コルヒチン錠の効果・特徴・副作用

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コルヒチン錠の効能・効果

コルヒチン錠は、痛風・家族性地中海熱治療剤に属する痛風・高尿酸血症治療薬だ。

簡単に説明すると、コルヒチン錠は「痛風発作による激しい痛みを緩和する作用」「家族性地中海熱による発作を抑える作用」を持つということである。

 

【コルヒチン錠の効能・効果】

◆痛風発作の緩解及び予防

◆家族性地中海熱

 

コルヒチン錠の作用機序

痛風発作による痛みは、白血球が原因だ。

尿酸が高い状態を放置していると、関節に尿酸の結晶が沈着していくようになる。

 

この沈着した尿酸結晶に白血球が集まり、これらを白血球が排除しようとすると、炎症が起こってしまうのだ。

これが痛風発作による痛みの原因である。

 

ここから分かることは、白血球の働きを低下させれば、痛風発作による痛みを和らげることができるということだ。

 

コルヒチン錠には大きく分けて2つの作用がある。

1つ目が「白血球(正確には好中球)が、尿酸結晶に集まるのを防ぐ作用(遊走の抑制)」、そして2つ目が「白血球の尿酸結晶を食べる作用の抑制(貪食の抑制)」だ。

 

コルヒチン

以上のような作用により、コルヒチン錠は痛風発作による激しい痛みを和らげるのである。

 

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コルヒチン錠の特徴

コルヒチン錠には、以下のような特徴がある。

痛風発作前兆時の服用が最も効果的

コルヒチン錠は、痛風発作前兆時に服用するのが最も効果的である。

そのため、発作が起こりそうな予感のする時に服用するのが1番良い。

 

また発作が起こってから服用する場合も、できるだけ早い段階で服用することが推奨されている。

これは発作発現後の服用が早ければ早いほど、効果を期待できるからである。

 

長期投与による副作用に注意が必要

コルヒチン錠の長期間に渡る服用は、推奨されていない。

これは下痢や吐き気、腹痛、血液障害、脱毛などの副作用を生じる可能性があるためである。

 

家族性地中海熱に使用される

コルヒチン錠は、家族性地中海熱に使用される。

家族性地中海熱とは、発作性に起こる「発熱」、「お腹・胸の痛み」、「関節の腫れ」などの症状が繰り返される遺伝性の病気だ。

 

コルヒチン錠には、これらの発作を予防する作用がある。

ただし、どのような作用機序なのかは分かっていない。

 

ベーチェット病に使用される

コルヒチン錠は、国からは認められていない(適応外)が、ベーチェット病による眼・皮膚の炎症、口の中の潰瘍などを改善する目的で使用されることがある。

これは、コルヒチン錠が白血球の働きを抑制する作用を持つためである。

 

コルヒチン錠の飲み方

通常、コルヒチン錠は、以下の量を服用する。

 

【コルヒチン錠の用法・用量】

痛風発作の緩解及び予防(成人)

1日の服用量:3~4mg

1日の服用回数:1日6~8回

1日の最大服用量:年齢、症状により適宜増減

 

(発作予防の場合は1日0.5~1mg、発作予感時には1回0.5mg服用)

 

家族性地中海熱(成人)

1日の服用量:0.5mg

1日の服用回数:1日1~2回

1日の最大服用量:1.5mg

 

*あくまでも原則の用法・用量なので、主治医から指示された通りに服用すること

 

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コルヒチン錠の飲み合わせ

コルヒチン錠には、絶対に一緒に服用してはいけない併用禁忌となる薬はない。

 

【コルヒチン錠の併用禁忌】

なし

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コルヒチン錠の注意点

コルヒチン錠を服用する際は、以下の点に注意する必要がある。

 

【コルヒチン錠を服用する際の注意点】

◆発作が起こりそうな予感があれば、すぐに服用する

理由:服用開始が早いほど、効果的であるため

 

◆妊娠中または妊娠の可能性がある場合は相談する

理由:動物実験において、奇形を生じることが報告されているため

 

◆グレープフルーツジュースは控える

理由:薬の血中濃度を過度に上昇させてしまう可能性があるため

 

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コルヒチン錠の禁忌

コルヒチン錠は、以下に該当する人は服用してはいけない。

 

【コルヒチン錠の禁忌】

◆コルヒチン錠の成分に対し過敏症(アレルギー)のある人

理由:体質的に相性が良くない可能性があるため

 

◆肝臓又は腎臓に障害のある人で、肝代謝酵素CYP3A4を強く阻害する薬剤又はP糖蛋白を阻害する薬剤を服用中の人

理由:コルヒチン錠の血中濃度が過度に上昇してしまう可能性があるため

 

◆妊婦又は妊娠している可能性のある女性(ただし家族性地中海熱の場合を除く)

理由:動物実験において、奇形を生じることが報告されているため

 

コルヒチン錠の副作用

コルヒチン錠の主な副作用としては「皮膚のかゆみ」、「発疹」、「吐き気」、「腹痛」、「下痢」などが報告されている。

 

【コルヒチン錠の主な副作用】

◆皮膚のかゆみ

◆発疹

◆吐き気

◆腹痛

◆下痢

 

またコルヒチン錠には、以下の重大な副作用が報告されている。

 

【コルヒチン錠の重大な副作用】

◆再生不良性貧血、顆粒球減少、白血球減少、血小板減少

症状:疲労感、動悸、息切れ、出血しやすい、青あざができやすい等

 

◆横紋筋融解症、ミオパチー

症状:筋肉痛、脱力感、赤褐色の尿など

 

◆末梢神経障害

症状:手足のしびれ・痛み等

 

*副作用のような症状が現れた場合は、速やかに主治医に相談すること

 

コルヒチン錠を飲み忘れたら

コルヒチン錠を飲み忘れてしまったら、気づいた時にすぐ服用する。

ただし次の服用時間が近い場合は、忘れてしまった分の薬は服用しなくて良い。

絶対に2回分の量を1度に服用してはいけない。

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