パーキンソン病治療薬

ドプスOD錠(ドロキシドパ)の効果・特徴・副作用

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ドプスOD錠(ドロキシドパ)の効能・効果

ドプスOD錠(成分名:ドロキシドパ)は、ノルアドレナリン補充薬に分類されるパーキンソン病治療薬だ。

 

簡単に説明すると、ドプスOD錠(成分名:ドロキシドパ)は、パーキンソン病による「なかなか足を前に踏み出せない症状」を改善する薬ということである。

 

またドプスOD錠(成分名:ドロキシドパ)には「立ちくらみ、めまい・ふらつきを改善する作用」も認められている。

 

【ドプスOD錠の効能・効果】

1:パーキンソン病(Yahr重症度ステージIII)におけるすくみ足、たちくらみの改善

2:シャイドレーガー症候群、家族性アミロイドポリニューロパチーにおける起立性低血圧、失神、たちくらみの改善

3:起立性低血圧を伴う血液透析患者におけるめまい・ふらつき・たちくらみ、倦怠感、脱力感の改善

 

ドプスOD錠(ドロキシドパ)の作用機序

パーキンソン病の特徴的な症状の1つに「すくみ足」がある。

すくみ足では「足が地面に張りついたようになり、なかなか足を前に踏みだせなくなる」といった症状がみられ、転倒の原因にもなりうる。

そのため薬を服用することにより、予防する必要があるのだ。

 

すくみ足の原因が「ノルアドレナリンの減少」である。

ここから分かることは、薬としてノルアドレナリンを補充すれば、パーキンソン病による「すくみ足」を改善できるということだ。

 

このような考えにより、すくみ足に対して使われるのが、ドプスOD錠(成分名:ドロキシドパ)である。

 

ドプス 作用機序

 

 

つまりドプスOD錠(成分名:ドロキシドパ)は、脳内へノルアドレナリンを補充することにより、パーキンソン病による「すくみ足」を改善するのである。

 

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ドプスOD錠(ドロキシドパ)のの特徴

ドプスOD錠(成分名:ドロキシドパ)には、以下のような特徴がある。

立ちくらみ・めまいに対しても使用される

ドプスOD錠(成分名:ドロキシドパ)は、パーキンソン病による「すくみ足」だけでなく、「立ちくらみ・めまい」に対しても使われることがある。

 

立ちくらみ・めまいは、一時的な血圧の低下により引き起こされる。

そこでドプスOD錠(成分名:ドロキシドパ)の服用により、ノルアドレナリンを補給する。

 

実はノルアドレナリンには、血圧を上げる作用があるので、血圧の低下を防ぐことができるのだ。

その結果、立ちくらみ・めまいを改善できる。

 

粉薬タイプも販売されている

ドプスOD錠(成分名:ドロキシドパ)は、細粒タイプも販売されている。

そのため患者の症状やライフスタイルに合わせて、剤形を選択することができる。

 

ドプスOD錠(ドロキシドパ)の飲み方

通常、ドプスOD錠(成分名:ドロキシドパ)は、以下の量を服用する。

 

【ドプスOD錠の用法・用量】

パーキンソン病(Yahr重症度ステージIII)におけるすくみ足、たちくらみの改善

1日量100mg、1日1回の服用から開始する。

1日おきに100mgずつ増量し、最適な投与量を決定する。

 

標準的な1日の服用量は1日600mgで、1日3回に分けて服用する。

年齢、症状により適宜増減するが、1日900mgを超えないこととする。

 

下記疾患における起立性低血圧、失神、たちくらみの改善

《シャイドレーガー症候群、家族性アミロイドポリニューロパチー》

1日量200~300mgを2~3回に分けて服用を開始する。

数日から1週間ごとに1日量100mgずつ増量し、最適な投与量を決定する。

 

標準的な1日の服用量は1日300~600mgで、1日3回に分けて服用する。

年齢、症状により適宜増減するが、1日900mgを超えないこととする。

 

起立性低血圧を伴う血液透析患者における下記症状の改善

《めまい・ふらつき・たちくらみ、倦怠感、脱力感》

1回量200~400mgを透析開始30分から1時間前に服用する。

年齢、症状により適宜減量するが、1回量は400mgを超えないこととする。

 

*あくまでも原則の用法・用量なので、主治医から指示された通りに服用すること

 

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ドプスOD錠(ドロキシドパ)の飲み合わせ

ドプスOD錠(成分名:ドロキシドパ)と以下に該当する薬は、飲み合わせが悪い。

そのため、一緒に服用することはできない。

 

【ドプスOD錠の併用禁忌薬】

◆ハロタン等のハロゲン含有吸入麻酔剤

理由:頻脈、心室細動の危険が増大するため

 

◆イソプレナリン等のカテコールアミン製剤(イソメニール、プロタノール等)

理由:不整脈、場合により心停止を起こすおそれがあるため

ドプスOD錠(ドロキシドパ)の注意点

ドプスOD錠(成分名:ドロキシドパ)を服用する際は、以下の点に注意する必要がある。

 

【ドプスOD錠を服用する際の注意点】

◆自己判断で服用を中止しない

理由:症状が悪化するおそれがあるため

 

◆妊娠また妊娠の可能性がある場合は相談する

理由:動物実験において、胎児への悪影響が認められているため

 

◆鉄剤と一緒に服用しない

理由:ドプスOD錠の効果が弱まるため

 

◆ハロゲン含有吸入麻酔薬、カテコラミン含有製剤を使用している場合は相談する

理由:飲み合わせが悪い可能性があるため

 

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ドプスOD錠(ドロキシドパ)の禁忌

以下に該当する人は、ドプスOD錠(成分名:ドロキシドパ)を服用してはいけない。

 

【ドプスOD錠の禁忌】

◆ドプスOD錠の成分に対し過敏症(アレルギー)のある人

理由:体質的に相性が悪い可能性があるため

 

◆閉塞隅角緑内障の人

理由:眼圧を上昇させるおそれがあるため

 

◆ドプスOD錠を投与中の人には、ハロタン等のハロゲン含有吸入麻酔剤を投与しないこと

理由:頻脈、心室細動の危険が増大するおそれがあるため

 

◆イソプレナリン等のカテコールアミン製剤を投与中の人

理由:不整脈、場合により心停止を起こすおそれがあるため

 

◆妊婦又は妊娠している可能性のある婦人

理由:動物実験において、胎児への悪影響が認められているため

 

◆重篤な末梢血管病変(糖尿病性壊疸等)のある血液透析患者

理由:症状が悪化するおそれがあるため

 

 

また以下に該当する人は、ドプスOD錠(成分名:ドロキシドパ)を原則使用できない。

 

【ドプスOD錠の原則禁忌】

◆コカイン中毒の人

理由:ドプスOD錠の作用が増強するおそれがあるため

 

◆心室性頻拍のある人

理由:症状が悪化するおそれがあるため

 

ドプスOD錠(ドロキシドパ)の副作用

ドプスOD錠(成分名:ドロキシドパ)の主な副作用としては「吐き気」「血圧の上昇」「頭痛」「幻覚」「食欲の低下」「めまい」「胃の痛み」「動悸」などが報告されている。

>>> パーキンソン病治療薬の主な副作用とその対処法

 

【ドプスOD錠の主な副作用】

◆吐き気

◆血圧の上昇

◆頭痛

◆幻覚

◆食欲の低下

◆めまい

◆胃の痛み

◆動悸

 

またドプスOD錠(成分名:ドロキシドパ)には、以下の重大な副作用が報告されている。

 

【ドプスOD錠の重大な副作用】

◆悪性症候群

症状:高熱、発汗、頻脈、血圧の変動、意識障害など

 

白血球減少、無顆粒球症、好中球減少、血小板減少

症状:発熱、喉の痛み、青あざができやすい、出血しやすいなど

 

*副作用のような症状が現れた場合は、速やかに主治医に相談すること。

 

ドプスOD錠(ドロキシドパ)を飲み忘れたら

ドプスOD錠(成分名:ドロキシドパ)を飲み忘れたら、気づいた時に忘れた分の薬を服用する。

ただし次の服用時間に近い場合は、飲み忘れに気づいても服用しなくて良い。

絶対に2回分の量を1度に服用してはいけない。

>>> 他の抗パーキンソン病薬をチェックする

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