骨粗鬆症治療薬

アルファロールカプセル(アルファカルシドール)の効果・特徴・副作用

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アルファロールカプセル(アルファカルシドール)の効能・効果

アルファロールカプセル(成分名:アルファカルシドール)は、活性型ビタミンD3製剤に分類される骨粗鬆症治療薬だ。

より簡単に言うと、アルファロールカプセル(成分名:アルファカルシドール)は、「骨量の減少を改善し、骨がもろくなるのを防ぐ薬」ということである。

 

またアルファロールカプセル(成分名:アルファカルシドール)には、慢性腎不全や副甲状腺機能低下症、クル病・骨軟化症による「ビタミンD代謝異常に伴う諸症状(手足のふるえ、しびれ、骨の痛み、けいれん)」に対する効果が認められている。

 

【アルファロールカプセルの効能・効果】

1:慢性腎不全、副甲状腺機能低下症、ビタミンD抵抗性クル病・骨軟化症におけるビタミンD代謝異常に伴う諸症状の改善

2:骨粗鬆症

 

アルファロールカプセル(アルファカルシドール)の作用機序

骨粗鬆症では、骨密度が減少し、骨がスカスカになってしまう。

骨粗鬆症が原因となる骨折は非常に多く、特に高齢者では骨折がキッカケとなり、寝たきり状態になることもある。

そのため薬を服用し、骨が脆くならないようにすることが非常に重要なのだ。

 

骨を作るのに重要な役割を果たすのが「ビタミンD3である。

ビタミンD3は、腸管からのカルシウムの吸収を促進することによって骨形成を促す。

 

要するにビタミンD3は、骨の成分となるカルシウムが効率よく使われるのを助ける作用があるのだ。

その結果、骨がもろくなるのを防ぐことができるのである。

 

ビタミンD製剤

 

ここから分かることは、活性型ビタミンD3製剤であるアルファロールカプセル(成分名:アルファカルシドール)を服用することにより、カルシウムが効率よく骨の成分になるのを促進できるということだ。

これを「骨形成促進作用」と呼ぶ。

 

【アルファロールカプセルの作用機序】

◆骨形成促進作用

 

このような作用機序により骨粗鬆症を改善するのが、アルファロールカプセル(成分名:アルファカルシドール)だ。

つまりアルファロールカプセル(成分名:アルファカルシドール)は、「カルシウムの吸収促進作用」により、骨粗鬆症を改善するのである。

 

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アルファロールカプセル(アルファカルシドール)の特徴

アルファロールカプセル(成分名:アルファカルシドール)には、以下のような特徴がある。

骨折・転倒予防効果効果を持つ

アルファロールカプセル(成分名:アルファカルシドール)には、骨折・転倒予防効果が認められている。

また長期投与の安全性も認められているため、高齢者への使用が推奨されている。

 

定期的に血清カルシウム値を測る必要がある

アルファロールカプセル(成分名:アルファカルシドール)をはじめとする活性型ビタミンD3製剤の重大な副作用として、「高カルシウム血症」が知られている。

初期症状には「食欲不振」や「吐き気」、「尿量が多くなる」、「口の渇き」などがある。

 

高カルシウム血症は、まれに腎不全へ進行する。

そのため高カルシウム血症を防ぐためにも、定期的に血清カルシウム値を測定する必要がある。

 

禁忌がない

同じ活性型ビタミンD3製剤であるエディロールカプセル(成分名:エルデカルシトール)は「妊婦、妊娠している可能性のある女性または授乳婦」に対して、ロカルトロールカプセル(成分名:カルシトリオール)は「高カルシウム血症またはビタミンD中毒症状を伴う人」に対して使用できない。

 

一方アルファロールカプセル(成分名:アルファカルシドール)は、他の活性型ビタミンD3製剤と違って禁忌の項目がない。

>>> アルファロール、ワンアルファ、ロカルトロール、エディロールの違い・比較

 

活性型ビタミンD3のプロドラッグ

アルファロールカプセル(成分名:アルファカルシドール)は、活性型ビタミンD3のプロドラッグであり、体内で代謝を受けることによって、薬としての作用が現れる。

>>> アンテドラッグとプロドラッグの違い-それぞれの作用と代表的な薬-

 

アルファロールカプセル(成分名:アルファカルシドール)は、肝臓で代謝されることにより薬としての作用を発揮する。

代謝される必要があるため、その分だけ薬の作用時間が少し長い。

 

液剤タイプ、粉薬タイプも販売されている

アルファロールカプセル(成分名:アルファカルシドール)は、カプセルタイプ以外にも液剤タイプと粉薬タイプが販売されている。

液剤タイプは「未熟児におけるビタミンD代謝異常に伴う諸症状の改善」に対しても使用可能となっている。

 

アルファロールカプセル(アルファカルシドール)の飲み方

通常、アルファロールカプセル(成分名:アルファカルシドール)は、以下の量を服用する。

 

【アルファロールカプセルの用法・用量】

慢性腎不全、骨粗鬆症

1日の服用量:0.5~1.0μg

1日の服用回数:1回

1日の最大服用量:年齢、症状により適宜増減

 

◆副甲状腺機能低下症、その他のビタミンD代謝異常に伴う疾患

1日の服用量:1.0~4.0μg

1日の服用回数:1回

1日の最大服用量:疾患、年齢、症状、病型により適宜増減

 

*あくまでも原則の用法・用量なので、主治医から指示された通りに服用すること

 

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アルファロールカプセル(アルファカルシドール)の飲み合わせ

アルファロールカプセル(成分名:アルファカルシドール)には、絶対に一緒に服用してはいけない併用禁忌となる薬はない。

 

【アルファロールカプセルの併用禁忌薬】

なし

 

ただしアルファロールカプセル(成分名:アルファカルシドール)の服用中に、カルシウムやビタミンDの補給を目的とする健康食品を摂取すると、高カルシウム血症が現れる可能性があるため注意が必要である。

 

アルファロールカプセル(アルファカルシドール)の注意点

アルファロールカプセル(成分名:アルファカルシドール)を服用する際は、以下の点に注意する必要がある。

 

【アルファロールカプセルを服用する際の注意点】

◆カルシウムやビタミンDを補給するための健康食品は控える

理由:高カルシウム血症の副作用が現れやすくなるため

 

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アルファロールカプセル(アルファカルシドール)の禁忌

アルファロールカプセル(成分名:アルファカルシドール)の添付文書(薬の説明書)には、禁忌の記載はない。

*禁忌:アルファロールカプセルを絶対に使用してはいけない人の条件を示す項目

 

アルファロールカプセル(アルファカルシドール)の副作用

アルファロールカプセル(成分名:アルファカルシドール)の主な副作用としては「皮膚のかゆみ」、「食欲不振」、「吐き気」、「下痢」、「胃の痛み」が報告されている。

 

【アルファロールカプセルの主な副作用】

◆皮膚のかゆみ

◆食欲不振

◆吐き気

◆下痢

◆胃痛

 

またアルファロールカプセル(成分名:アルファカルシドール)には、以下の重大な副作用が報告されている。

 

【アルファロールカプセルの重大な副作用】

◆急性腎不全(血清カルシウム上昇を伴う)

理由:むくみ、尿の変色、尿量の減少など

 

◆肝機能障害、黄疸

症状:体がだるい、吐き気、食欲不振、皮膚・白目が黄色くなるなど

 

*副作用のような症状が現れた場合は、速やかに主治医に相談すること

 

アルファロールカプセル(アルファカルシドール)を飲み忘れたら

アルファロールカプセル(成分名:アルファカルシドール)を飲み忘れた場合、飲み忘れに気づいても服用しなくてよい。

次の服用時間に1回分だけ服用する。

絶対に2回分の量を1度に服用してはいけない。

>>>他の骨粗鬆症治療薬をチェックする

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