骨粗鬆症治療薬

ボナロン・フォサマック錠の効果・特徴・副作用

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ボナロン・フォサマック錠の効能・効果

ボナロン・フォサマック錠(成分名:アレンドロン酸)は、ビスホスホネート製剤(BP製剤)に分類される骨粗鬆症治療薬だ。

より簡単に言うと、ボナロン・フォサマック錠(成分名:アレンドロン酸)は、「骨量の減少を改善し、骨がもろくなるのを防ぐ薬」ということである。

 

【ボナロン・フォサマック錠の効能・効果】

1:骨粗鬆症

 

ボナロン・フォサマック錠の作用機序

骨粗鬆症では、骨密度が減少し、骨がスカスカになってしまう。

骨粗鬆症が原因となる骨折は非常に多く、特に高齢者では骨折がキッカケとなり、寝たきり状態になることもある。

そのため薬を服用し、骨が脆くならないようにすることが非常に重要なのだ。

 

骨では破骨細胞による「骨吸収(骨の破壊)」と骨芽細胞による「骨形成」が繰り返し行われている。

通常、骨吸収と骨形成のバランスは保たれているため、骨がスカスカになり脆くなるということはない。

 

しかし骨粗鬆症の患者では、骨吸収と骨形成のバランスが崩れてしまっている。

つまり骨形成よりも骨吸収のスピードの方が速い状態になっているのだ。

その結果、骨がもろくなってしまうのである。

 

【骨粗鬆症の原因】

骨形成 < 骨吸収

 

前述の通り、骨吸収には破骨細胞が関与している。

破骨細胞には名前の通り、骨を壊す作用があるため、破骨細胞が働くことによって、骨はどんどん壊されて弱くなってしまう。

 

ここから分かることは、骨を壊す破骨細胞の働きを抑制できれば、骨が脆くなり骨折してしまうリスクを減らせるということだ。

 

このような作用機序により、骨が脆くなるのを防ぐのが、ボナロン・フォサマック錠(成分名:アレンドロン酸)を始めとするビスホスホネート製剤(BP製剤)である。

BP製剤 作用機序

 

つまりボナロン・フォサマック錠(成分名:アレンドロン酸)は、破骨細胞の働きを不活性化し、骨が破壊されるのを防ぐことにより、骨粗鬆症を改善するのである。

 

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ボナロン・フォサマック錠の特徴

ボナロン・フォサマック錠(成分名:アレンドロン酸)には、以下のような特徴がある。

 起床時に服用する

ボナロン・フォサマック錠(成分名:アレンドロン酸)は、起床時に服用する薬で、服用後30分は飲食を避けなければならない。

なぜかというと、ボナロン・フォサマック錠(成分名:アレンドロン酸)は、食事による影響を非常に受けやすいからだ。

 

ボナロン・フォサマック錠(成分名:アレンドロン酸)を服用した時に、食べ物が胃の中にあると薬の吸収が阻害されてしまう。

その結果、期待する薬の効果を得られなくなる。

 

以上のような理由により、胃の中に何も入ってない起床時に服用し、服用後30分間は飲食を避けなければならない。

 

重大な副作用に顎骨壊死

ボナロン・フォサマック錠(成分名:アレンドロン酸)は、顎骨壊死(がっこつえし)と呼ばれる重大な副作用が生じることがある。

顎骨壊死では、あごの骨が死滅し、骨が腐ったような状態になってしまう。

 

通常、顎骨壊死は歯科治療における合併症として発症すること多く、虫歯や抜歯などの治療を行った際に傷口がなかなか治らず、細菌感染などによって重症化しやすくなる。

そのため、歯科治療を行う際は、ボナロン、フォサマック(成分名:アレンドロン酸)の服用を休まなければならない。

 

特にビスホスホネート製剤を3年以上服用している患者では休薬が必要とされている。

休薬期間は約3ヶ月くらいが目安となっているが、服用期間が短い場合は、休薬期間は必要ないとされている。

 

ボナロンとフォサマックの違い

ボナロンとフォサマックの有効成分は、どちらもアレンドロン酸だが、剤形に違いがある。

ボナロンには錠剤、注射(点滴静注)とゼリータイプがあるが、フォサマックは錠剤のみとなっている。

 

【ボナロンの剤型】

1:錠剤

2:注射(点滴静注)

3:ゼリー

 

【フォサマックの剤型】

2:錠剤

 

非椎体骨折抑制効果を持つ

ボナロン・フォサマック錠(成分名:アレンドロン酸)は、非椎体骨折を抑制する効果を持つ。

非椎体骨折とは、簡単に言うと「背骨以外における骨折」のことである。

 

ミネラルウォーターでの服用は避ける

ボナロン・フォサマック錠(成分名:アレンドロン酸)は、ミネラルウォーターでの服用を避けなければならない。

これはカルシウムやマグネシウムなどのミネラルによって、ボナロン・フォサマック錠(成分名:アレンドロン酸)の吸収が阻害される可能性があるためだ。

 

第二世代ビスホスホネート製剤に属する

ボナロン・フォサマック錠(成分名:アレンドロン酸)は、第二世代ビスホスホネート製剤に属する。

第一世代であるダイドロネル錠(成分名:エチドロン酸)と骨吸収抑制作用の強さを比べた場合、第二世代ビスホスホネート製剤の方が100~1000倍以上強いと言われている。

 

より詳しいビスホスホネート製剤の違いについては、以下の記事が詳しい。

>>> ビスホスホネート製剤の違い・比較

 

ボナロン・フォサマック錠の飲み方

通常、ボナロン・フォサマック錠(成分名:アレンドロン酸)は、以下の量を服用する。

 

【5mg錠】

1回の服用量:5mg

1日の服用回数:1回(起床時に服用)

 

【35mg錠】

1回の服用量:35mg

1日の服用回数:1週間に1回(起床時に服用)

 

*あくまでも原則の用法・用量なので、主治医から指示された通りに服用すること

 

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ボナロン・フォサマック錠の飲み合わせ

ボナロン・フォサマック錠(成分名:アレンドロン酸)には、絶対に一緒に服用してはいけない併用禁忌となる薬はない。

 

【ボナロン・フォサマック錠の併用禁忌薬】

なし

 

ただし水以外の飲み物(ミネラルウォーターを含む)や食べ物と一緒に服用すると、薬の吸収が低下して期待する薬の効果を得られない場合がある。

そのためボナロン・フォサマック錠(成分名:アレンドロン酸)の服用後、少なくとも30分は飲食を避けなければならない。

ボナロン・フォサマック錠の注意点

ボナロン・フォサマック錠(成分名:アレンドロン酸)を服用する際は、以下の点に注意する必要がある。

 

【ボナロン・フォサマック錠を服用する際の注意点】

◆抜歯など歯の治療を受けている場合は相談する

理由:顎骨壊死・顎骨骨髄炎が発現する可能性があるため

 

◆起床してすぐにコップ1杯の水で服用し、30分は横にならない

理由:食道や胃に薬が留まると、潰瘍ができる可能性があるため

 

◆太ももや太ももの付け根あたりに痛みが現れたら相談する

理由:長期間の服用により大腿骨転子下骨折や大腿骨骨幹部骨折が報告されているため

 

◆水以外の飲み物(ミネラルウォーターを含む)や食べ物と一緒に服用しない

理由:薬の吸収が低下し、期待する薬の効果を得られなくなる可能性があるため

 

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ボナロン・フォサマック錠の禁忌

以下に該当する人は、ボナロン・フォサマック錠(成分名:アレンドロン酸)を服用してはいけないことになっている。

 

【ボナロン・フォサマック錠の禁忌】

◆食道狭窄またはアカラシア(食道弛緩不能症)等の食道通過を遅延させる障害のある人

理由:食道や胃の粘膜が荒れたり、潰瘍ができる可能性があるため

 

◆30分以上、上半身を起こしていることや立っていることのできない人

理由:食道や胃の粘膜が荒れたり、潰瘍ができる可能性があるため

 

◆ボナロン・フォサマック錠の成分あるいは他のビスホスホネート系薬剤に対し過敏症(アレルギー)のある人

理由:体質的に相性が良くない可能性があるため

 

◆低カルシウム血症の人

理由:低カルシウム血症の副作用を引き起こす可能性があるため(破骨細胞の減少により、骨吸収が低下することによる)

 

ボナロン・フォサマック錠の副作用

ボナロン・フォサマック錠(成分名:アレンドロン酸)の副作用としては、「胃の不快感」、「胃痛・みぞおちの痛み」、「消化不良」、「吐き気」、「下痢」、「便秘」、「胃炎」などが報告されている。

 

【ボナロン・フォサマック錠の主な副作用】

◆胃の不快感

◆胃痛・みぞおちの痛み

◆消化不良

◆吐き気

◆下痢

◆便秘

◆胃炎

 

またボナロン・フォサマック錠(成分名:アレンドロン酸)には、以下の重大な副作用が報告されている。

 

【ボナロン・フォサマック錠の重大な副作用】

食道・口腔内障害

症状:吐血、下血(肛門からの出血)、貧血、嚥下困難(飲み込むのが難しい)、嚥下痛(飲み込む際に痛みを感じる)、胸骨下痛、胸やけ、口腔内異和感、口内痛など

 

◆胃・十二指腸障害

症状:吐血、下血(肛門からの出血)、貧血、上腹部痛、心窩部痛(みぞおちの痛み)、上腹部の不快感など

 

◆肝機能障害、黄疸

症状:体がだるい、発熱、疲れやすい、皮膚・白目が黄色くなるなど

 

◆低カルシウム血症

症状:痙攣、テタニー(カルシム減少によるけいれん)、しびれ、失見当識(時間・方向感覚が失われる)など

 

◆中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群

症状:全身が赤くなる、皮膚のただれ、水ぶくれ、高熱、目が赤くなる、発疹など

 

◆顎骨壊死・顎骨骨髄炎

症状:痛み、腫れ、膿、抜歯した箇所の骨が見えるなど

 

*副作用のような症状が現れた場合は、速やかに主治医に相談すること

 

ボナロン・フォサマック錠を飲み忘れたら

【5mg錠】

ボナロン・フォサマック錠(成分名:アレンドロン酸)を飲み忘れたら、気づいた時にすぐ服用する。

ただし、すでに何かを食べたり飲んだりした場合は、翌日に服用すれば良い。

 

【35mg錠】

ボナロン・フォサマック錠(成分名:アレンドロン酸)を飲み忘れたら、気づいた時にすぐ服用する。

ただし、すでに何かを食べたり飲んだりした場合は、翌日に服用すれば良い。

その後は、ふだん薬を飲んでいる曜日に服用する。

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