塗り薬

【塗り薬】乳剤性基剤O/W型とW/O型の違い・判別方法について解説する

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クリームタイプの塗り薬には、O/W型・W/O型の基剤がある。

塗り薬は混合することが多いが、混合する時に注意したいのが基剤の性質だ。

(詳しくは下の記事参照)

>>> 必ず知っておきたい塗り薬を混合するときの注意点

 

そこでこの記事では、O/W型とW/O型の違い・判別方法についてまとめた。

【補足】

基剤(添加物)とは簡単に説明すると、その薬を形作る原料のことだ。

つまり、クリームなのか軟膏なのかといった性質を決めたり、保存期間を長くしたりするなどの働きをするのが基剤である。

 

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O/W型とは

O/W型はOil in Waterの略である。

つまり簡単に説明すると、「水の中に油が溶けているもの」だ。

O/W型の塗り薬の代表例としては、ザーネ軟膏やユベラ軟膏などがある。

 

【代表歴なO/W型の塗り薬】

◆ザーネ軟膏

◆ユベラ軟膏

 

W/O型とは

W/O型はWater in Oilの略である。

つまり簡単に説明すると、「油の中に水が溶けているもの」だ。

W/O型の塗り薬の代表例としては、ヒルドイドソフト軟膏やパスタロン軟膏などがある。

 

【代表歴なW/O型の塗り薬】

◆ヒルドイドソフト軟膏

◆パスタロン軟膏

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1番簡単な判別方法

O/W型とW/O型の1番簡単な判別方法。

それは「実際に手に塗って、塗った部位に水をかけてみること」だ。

この方法は、水と油は混ざらないという性質を利用したものである。

 

W/O型のヒルドイドゾフト軟膏を例にとって説明しよう。

ヒルドイドソフト軟膏を塗った部位に水をかけるとどうなるか。

 

結論から言うと、塗った部位は水をはじく

これはなぜかというと、W/O型の塗り薬は「油の中に水が溶けている」からだ。

つまり、油の上に水をかけるのだから、当然のように水をはじく。

 

一方、O/W型の塗り薬を塗った部位に水をかけると逆のことが起こる。

つまり、O/W型は水の中に油が点在しているため、水をかけると水同士なのでなじみやすい。

その結果、簡単に洗い流すことができるのだ。

 

このように、「実際に手に塗って、塗った部位に水をかけてみる」と言う方法は、1番簡単かつ手っ取り早くO/W型なのか、それともW/O型なのかを判別することができる。

 

その他の判別方法

その他の判別方法としては、メーカーに問い合わせるという方法がある。

実は添付文書やインタビューフォームには、O/W型なのかW/O型なのかまでは書いていないことが多い。

そのため手間は少しかかるが、メーカーへの問い合わせが最も確実な方法と言える。

>>>他の医薬品の違い・比較をチェックする

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