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加味逍遙散の効果・特徴・副作用

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加味逍遙散の効果

更年期になると、ホルモンバランスの崩れが原因となって、のぼせ・めまい・イライラなどの更年期障害(不定愁訴)の症状が現れやすくなることが多い。これらの症状は「腎」、「肝」の機能が低下することによって引き起こされると、漢方医学では考えられている。

 

加味逍遙散(かみしょうようさん)は、主にイライラ・のぼせなどの更年期障害に使われる漢方薬である。

 

加味逍遙散が向いている人

・イライラする

・のぼせるような感覚がある

・めまい、頭痛、肩こり、不眠などの症状が併発している

・気分が落ち着かない

 

加味逍遙散の効能・効果

加味逍遙散(かみしょうようさん)は、イライラする、頭痛、のぼせ、肩こり、気分が落ち着かないなどの更年期における症状を和らげる効果がある。また、自律神経に作用することによって、不安な気持ちを改善させる。


加味逍遙散の特徴

加味逍遙散の成分

加味逍遙散(かみしょうようさん)には「当帰(とうき)」、「芍薬(しゃくやく)」、「生姜(しょうきょう)」、「白朮(びゃくじゅつ)」、「茯苓(ぶくりょう)」、「甘草(かんぞう)」、「牡丹皮(ぼたんぴ)」、「山梔子(さんしし)」、「柴胡(さいこ)」、「薄荷(はっか」の10種類の生薬が配合されている。

 

当帰(とうき)、芍薬(しゃくやく)

・滋養強壮作用

 

生姜(しょうきょう)

・消化吸収を良くする働き

 

甘草(かんぞう)、白朮(びゃくじゅつ)、茯苓(ぶくりょう)

・消化吸収を高める

・栄養を運ぶ働きを高める

 

牡丹皮(ぼたんぴ)、山梔子(さんしし)

・自律神経に作用し、神経の興奮を和らげる

・熱を下げ、炎症を抑える

 

柴胡(さいこ)、薄荷(はっか)

・自律神経の働きを調整する

 

加味逍遙散の味

加味逍遙散(かみしょうようさん)は「わずかに苦い味」がする。


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加味逍遙散の副作用

加味逍遙散(かみしょうようさん)は、発生頻度は不明であるが、「食欲不振」、「胃の不快感」、「下痢」、「発疹」、「皮膚のかゆみ」などの副作用が生じることがある。

 

これらの副作用が現れたり、症状が悪化する可能性があるため、「著しく胃腸の虚弱な人」や、「食欲不振、悪心、嘔吐のある人」は服用を控えた方が良い。

 

また、加味逍遙散(かみしょうようさん)に含まれる牡丹皮(ぼたんぴ)により、流早産の危険性があるため、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人は服用しないことが望ましい。

 

重大な副作用としては「偽アルドステロン症」「ミオパチ―」が知られている。偽アルドステロン症の主な症状としては、低カリウム血症、血圧上昇、浮腫、体重増加などがある。一方、ミオパチ―は手足のけいれん、力が入りにくいなどが主な症状である。

 

また、長期投与により「腸間膜静脈硬化症」の副作用も報告がされている。そのため、腹痛、下痢、便秘、腹部膨満等が繰り返しあらわれた場合や、便に血が混じっている場合には投与を中止する必要がある。

 

【主な副作用】

・食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、腹痛、下痢等

発疹、発赤、皮膚のかゆみ等

・偽アルドステロン症

・ミオパチ―

・腸間膜静脈硬化症

・流早産の危険性が高まる


加味逍遙散の飲み方

加味逍遙散(かみしょうようさん)は、成人では1日7.5gを2~3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。「食前」は食事の30分くらい前を意味し、「食間」は食事と食事の間のことで、より分かりやすく言うと、食後2-3時間後のことを指す。

 

また加味逍遙散(かみしょうようさん)には、飲み合わせに注意した方がよい薬剤が何種類かある。

 

それが「カンゾウ含有製剤」、「グリチルリチン含有製剤」である。これらの薬剤と加味逍遙散(かみしょうようさん)を一緒に服用することにより、体の中のK(カリウム)の排泄が促されてしまう。

 

その結果、「偽アルドステロン症」の副作用が起こりやすくなるため、出来る限り併用を避けることが望ましい。


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加味逍遙散の市販薬

加味逍遙散(かみしょうようさん)の市販薬は、ツムラから販売されている。

 

処方箋が必要な漢方薬と市販の漢方薬の違いは、1包中に含まれる漢方薬の量である。構成されている生薬は同じだが、処方箋が必要な漢方薬の方が、1包当たりに含まれる量が少し多くなっている。

 

そのため市販の漢方薬は、試しに使ってみたいという人に向いていると言える。

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