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メノエイドコンビパッチの効果・特徴・副作用

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メノエイドコンビパッチの効能・効果

メノエイドコンビパッチは、卵胞ホルモンである「エストラジオール」と黄体ホルモンである「ノルエチステロン」が配合されたホルモン製剤だ。

 

より簡単に言うと、メノエイドコンビパッチは「ホルモンバランスの崩れにより生じる更年期症状を改善する薬」ということである。

 

【メノエイドコンビパッチの効能・効果】

1:更年期障害及び卵巣欠落症状に伴う血管運動神経系症状(Hot flush及び発汗)

 

メノエイドコンビパッチの作用機序

更年期になると、卵胞ホルモンが少しずつ減少していく。

これが更年期障害の原因だ。

ここから分かることは、卵胞ホルモンを補充すれば更年期障害の症状を改善できるということである。

 

メノエイドコンビパッチには、「卵胞ホルモン(エストロゲン)」が配合されている。

つまり卵胞ホルモンを補充し、更年期障害を改善するのがメノエイドコンビパッチなのだ。

 

またメノエイドコンビパッチには、もう1つホルモンが含まれている。

それが「黄体ホルモン(プロゲステロン)」である。

 

実は卵胞ホルモンには、子宮体癌の原因になることが指摘されている。

一方、子宮体癌の増殖を抑える作用を持つのが、黄体ホルモンだ。

 

そのため子宮体癌の発症リスクを抑制する目的で、メノエイドコンビパッチには黄体ホルモンが含まれているのである。

 

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メノエイドコンビパッチの特徴

メノエイドコンビパッチには、以下のような特徴がある。

▼貼り薬タイプの更年期障害治療薬

メノエイドコンビパッチは、貼り薬タイプの更年期障害治療薬だ。

貼り薬にすることにより、肝臓での代謝を避けることができる。

 

その結果、ホルモン濃度が安定化し、飲み薬タイプよりも投与量が少なく済むなどのメリットを得られる。

 

▼週に2回貼り替える

メノエイドコンビパッチは、週2回貼り替えるタイプの薬である。

毎日使用するわけではないので、利便性が高いことが特徴となっている。

 

貼り変えるタイミングは、厳密に3日半である必要はない。

3日、4日、3日、4日・・・のように交互で貼れば良い。

 

▼冷所で保管する

メノエイドコンビパッチは、冷所で保管する薬である。

これは薬の変質を防ぐためだ。

ただし未開封の状態であれば、室温であっても1ヶ月間は問題ないことが確認されている。

 

メノエイドコンビパッチの使い方

通常、メノエイドコンビパッチは、以下の量を使用する。

 

【メノエイドコンビパッチ用法・用量】

1回の使用量:1枚

貼る部位:下腹部(3~4日ごとに貼る)

 

*あくまでも原則の用法・用量なので、主治医から指示された通りに服用すること

 

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メノエイドコンビパッチの飲み合わせ

メノエイドコンビパッチには、絶対に併用してはいけない併用禁忌となる薬はない。

 

【メノエイドコンビパッチの併用禁忌薬】

なし

メノエイドコンビパッチの注意点

メノエイドコンビパッチを使用する際は、以下の点に注意する必要がある。

 

【メノエイドコンビパッチの注意点】

◆長時間に渡って日光が当たらないよう気をつける

理由:シミの原因となるため

 

◆足の痛み・むくみ、頭痛、息切れ、胸の痛みなどが現れた場合は医療機関に受診する

理由:血栓症の可能性があるため

 

◆切って使用しない

理由:期待する薬の効果を得られなくなる可能性があるため

 

◆貼る場所を毎回変える

理由:皮膚のかぶれ・かゆみの原因となるため

 

◆妊娠中または妊娠の可能性がある場合は相談する

理由:妊娠中の使用に関する安全性が確立していないため

 

◆授乳中の場合は相談する

理由:薬が乳汁中へ移行する可能性があるため

 

◆タバコは控える

理由:血栓症などの副作用の危険性を増大させる可能性があるため

 

◆冷蔵庫で保管する

理由:薬が変質する可能性があるため

 

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メノエイドコンビパッチの禁忌

以下に該当する人は、メノエイドコンビパッチを使用してはいけないことになっている。

 

【メノエイドコンビパッチの禁忌】

◆エストロゲン依存性悪性腫瘍(乳癌,子宮内膜癌など)およびその疑いのある人

理由:腫瘍の悪化あるいは腫瘍が生じるおそれがあるため

 

◆未治療の子宮内膜増殖症のある人

理由:子宮内膜増殖症は細胞異型を伴う場合があるため(細胞異型だと癌化しやすい)

 

◆乳癌にかかったことのある人

理由:乳癌が再発することがあるため

 

◆血栓性静脈炎や肺塞栓症のある人またはそれらにかかったことのある人

理由:症状が悪化するおそれがあるため

 

◆動脈性の血栓塞栓疾患(冠動脈性心疾患、脳卒中など)またはそれらにかかったことのある人

理由:冠動脈性心疾患の危険性が高くなるとの報告があるため

 

◆メノエイドコンビパッチの成分に対しアレルギーのある人

理由:体質的に相性が良くない可能性があるため

 

◆妊婦または妊娠している可能性のある女性および授乳婦

理由:妊娠中の使用に関する安全性は確立しておらず、乳汁中へ移行する可能性があるため

 

◆重篤な肝障害のある人

理由:肝臓への負担が増加し、症状が増悪するおそれがあるため

 

◆診断の確定していない異常性器出血のある人

理由:出血が子宮内膜癌による場合は、癌の悪化あるいは顕性化を促すことがあるため

 

◆ポルフィリン症の人

理由:ポルフィリン症の原因の1つが女性ホルモンと考えられているため

 

メノエイドコンビパッチの副作用

メノエイドコンビパッチの主な副作用としては「不正出血(月経以外の出血)」、「皮膚の赤み・かゆみ」、「乳房不快感」などが報告されている。

 

【メノエイドコンビパッチの副作用】

◆不正出血(月経以外の出血)

◆皮膚の赤み・かゆみ

◆乳房不快感

 

またメノエイドコンビパッチには、以下の重大な副作用が報告されている。

 

【メノエイドコンビパッチの重大な副作用】

◆アナフィラキシー

症状:呼吸が苦しい、血圧の低下など

 

静脈血栓塞栓症、血栓性静脈炎

症状:足の痺れ・腫れ・痛み、むくみなど

 

*副作用のような症状が現れた場合は、速やかに主治医に相談すること

 

メノエイドコンビパッチを使い忘れたら

メノエイドコンビパッチを使い忘れたら、気づいた時に忘れた分の薬を貼る。

それ以後は、いつも通りに使用すれば良い。

絶対に2回分の薬を1度に使用してはいけない。

>>> 他のホルモン製剤の効果・特徴・副作用を見る

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