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デュファストン錠(ジドロゲステロン)の効果・特徴・副作用

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デュファストン錠(ジドロゲステロン)の効能・効果

デュファストン錠(成分名:ジドロゲステロン)は、レトロ・プロゲステロン製剤に分類されるホルモン製剤である。

 

より簡単に言うと、デュファストン錠(成分名:ジドロゲステロン)は「生理のリズムを改善する作用」「月経以外の出血を抑える作用」「ホルモン不足による不妊などを改善する作用」「流産や早産を防ぐ作用」を持つということである。

 

【デュファストン錠の効能・効果】

1:切迫流早産

2:習慣性流早産

3:無月経

4:月経周期異常(稀発月経,多発月経)

5:月経困難症

6:機能性子宮出血

7:黄体機能不全による不妊症

8:子宮内膜症

 

デュファストン錠(ジドロゲステロン)の作用機序

女性ホルモンには、大きく分けて2種類ある。

それが「黄体ホルモン(プロゲステロン)」と「卵胞ホルモン(エストロゲン)」だ。

 

デュファストン錠(成分名:ジドロゲステロン)は、女性ホルモンの中でも「黄体ホルモン(プロゲステロン)を補う薬」に分類される

黄体ホルモンを補うことにより得られる効果は、大きく分けて4つだ。

 

それが「生理リズムの改善」、「月経以外による出血の抑制」、「不妊症の改善」、「流産・早産の予防」である

 

【黄体ホルモンの効果】

1:生理リズムの改善

2:月経以外による出血の抑制

3:不妊症の改善

4:流産・早産の予防

 

黄体ホルモンは、卵巣の「黄体」から分泌されるホルモンだ。

分泌された黄体ホルモンは、子宮内膜を充実させることにより生理不順や無月経などの時に生理のリズムを改善」させたり、子宮内膜の維持作用により「子宮内膜を剥がれにくくし、月経以外による出血を抑制」する。

 

また黄体ホルモンには、「着床を促す作用」や「子宮筋の緊張を緩める作用」が認められている。

着床を促す作用により「黄体ホルモン不足による不妊症の改善」を、そして子宮筋の緊張を緩める作用により「妊娠を維持し、早産や流産を予防する作用」を期待できる。

 

以上のように、黄体ホルモンを補充することによって様々な効果をもたらすのが、デュファストン錠(成分名:ジドロゲステロン)である。

 

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デュファストン錠(ジドロゲステロン)の特徴

デュファストン錠(成分名:ジドロゲステロン)には、以下のような特徴がある。

副作用が少ない

デュファストン錠(成分名:ジドロゲステロン)は、副作用の少ないホルモン製剤である。

起こりうる副作用としては「吐き気」や「嘔吐」、「食欲不振」などの消化器症状が挙げられる。

 

これらの副作用は、体が薬に慣れることによって、徐々に軽快していくことが多い。

ただし気持ち悪さが継続したり、日常生活に支障をきたす気持ち悪さであれば、速やかに主治医に相談することが推奨される。

 

男性ホルモン作用がない

合成黄体ホルモン製剤の中には、女性胎児に対する「男性化作用」が認められているものがある。

しかしデュファストン錠(成分名:ジドロゲステロン)には、男性化作用がないことが分かっている。

 

妊娠ラットを用いた実験において、メス胎児および新生児の肛門性器間距離を調べた結果、男性化作用は認められていない。

また胎児男性化指数や副性器重量の成績でも、デュファストン錠(成分名:ジドロゲステロン)使用による男性化作用は認められていない。

 

流産・切迫早産の予防に使われる

デュファストン(成分名:ジドロゲステロン)は、「流産・切迫早産の予防」に対して使われることがある。

 

これは黄体ホルモンに、子宮筋の緊張を緩める作用があるためだ。

子宮筋の緊張が緩んだ結果、妊娠が維持されるようになるので、流産や切迫早産を防ぐことができる。

 

同じ黄体ホルモン製剤であるルトラール錠(成分名:クロルマジノン)には「流産・切迫早産の予防」に対する適応がない。

 

デュファストン錠(ジドロゲステロン)の飲み方

通常、デュファストン錠(成分名:ジドロゲステロン)は、以下の量を服用する。

 

【デュファストン錠の用法・用量】

▼切迫流早産,習慣性流早産,無月経,月経周期異常(稀発月経,多発月経),月経困難症,機能性子宮出血,黄体機能不全による不妊症

1日の服用量:5~15mg(1~3錠)

1日の服用回数:1~3回に分けて服用

 

*あくまでも原則の用法・用量なので、主治医から指示された通りに服用すること

 

▼子宮内膜症

1日の服用量:5~20mg(1~4錠)

1日の服用回数:医師の指示による

 

*あくまでも原則の用法・用量なので、主治医から指示された通りに服用すること

 

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デュファストン錠(ジドロゲステロン)の飲み合わせ

デュファストン錠(成分名:ジドロゲステロン)には、絶対に併用してはいけない併用禁忌となる薬はない。

 

【デュファストン錠の併用禁忌薬】

なし

 

ただし妊娠中であれば、安易な薬の併用は控えるべきである。

なぜかというと、妊娠時期によっては薬による悪影響が胎児に出やすくなるためだ。

(詳しくは、以下の記事参照)

>>> 薬が妊娠に影響を与えやすい時期とは?

 

仮に併用したい薬があるのであれば、主治医または最寄りの薬剤師に相談した上で服用することが推奨される。

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デュファストン錠(ジドロゲステロン)の注意点

デュファストン錠(成分名:ジドロゲステロン)を服用する際は、以下の点に注意する必要がある。

 

【デュファストン錠の注意点】

◆自己判断で服用量を増やしたり、服用を中止せず、医師の指示通りに服用する

理由:期待する薬の効果を得られなくなるため

 

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デュファストン錠(ジドロゲステロン)の禁忌

以下に該当する人は、デュファストン錠(成分名:ジドロゲステロン)を服用してはいけないことになっている。

 

【デュファストン錠の禁忌】

◆重篤な肝障害・肝疾患のある人

理由:肝機能障害が悪化するおそれがあるため

 

デュファストン錠(ジドロゲステロン)の副作用

デュファストン錠(成分名:ジドロゲステロン)の主な副作用としては、「吐き気」、「食欲不振」、「嘔吐」などが報告されている。

 

【デュファストン錠の主な副作用】

◆吐き気

◆食欲不振

◆嘔吐

 

*副作用のような症状が現れた場合は、速やかに主治医に相談すること

 

デュファストン錠(ジドロゲステロン)を飲み忘れたら

デュファストン錠(成分名:ジドロゲステロン)を飲み忘れたら、気づいた時にすぐ服用する。

ただし次の服用時間が近い場合は、次の服用時間に1回分だけ服用する。

絶対に2回分を1度に服用してはいけない。

>>> 他のホルモン製剤をチェックする

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