脂質異常症治療薬

ロトリガ粒状カプセル(オメガ‐3脂肪酸)の効果・特徴・副作用

投稿日:

スポンサーリンク

ロトリガ粒状カプセル(オメガ‐3脂肪酸)の効能・効果

ロトリガ粒状カプセル(成分名:オメガ‐3脂肪酸)は、EPA・DHA製剤に分類される脂質異常症治療薬だ。

より簡単に言うと、ロトリガ粒状カプセル(成分名:オメガ‐3脂肪酸)は「血液中の中性脂肪(トリグリセリド)を減らす作用」を持つということである。

 

【ロトリガ粒状カプセルの効能・効果】

◆高脂血症

 

ロトリガ粒状カプセル(オメガ‐3脂肪酸)の作用機序

脂質異常症では、血中のトリグリセリド(中性脂肪)が、正常な範囲を超えている状態だ。

自覚症状のない病気ではあるが、脂質異常症は血管に負担をかけ、動脈硬化の原因となるため放っておくのは良くない。

 

動脈硬化は「脳梗塞」や「心筋梗塞」を引き起こすこともある。

そのため薬を服用して、血中のトリグリセリドを適切にコントロールしなければならない。

 

ロトリガ粒状カプセル(成分名:オメガ‐3脂肪酸)には、3つの作用が認められている。

それが「肝臓からのトリグリセリド分泌を抑制する作用」「血中からのトリグリセリド消失を促進する作用」、そして「脂肪酸・トリグリセリド合成経路の酵素活性を低下させる作用」だ。

 

【ロトリガ粒状カプセルの作用】

1:肝臓からのトリグリセリド分泌を抑制する作用

2:血中からのトリグリセリド消失を促進する作用

3:脂肪酸・トリグリセリド合成経路の酵素活性を低下させる作用

 

以上の3つの作用機序から、ロトリガ粒状カプセル(成分名:オメガ‐3脂肪酸)は、トリグリゼリドを低下させ、高脂血症を改善する。

 

スポンサーリンク

ロトリガ粒状カプセル(オメガ‐3脂肪酸)の特徴

ロトリガ粒状カプセル(成分名:オメガ‐3脂肪酸)には、以下のような特徴がある。

1日1回の服用で効果を期待できる

ロトリガ粒状カプセル(成分名:オメガ‐3脂肪酸)は、1日1回の服用で効果を期待できる。

1日に複数回服用する必要がないため、飲み忘れなどのリスクが少ない。

 

食直後に服用する薬

ロトリガ粒状カプセル(成分名:オメガ‐3脂肪酸)は、食直後(食後5分以内)に服用する必要のある薬だ。

食直後に服用する理由は、食事から摂取する油分と一緒に小腸へ運ばれることによって、ロトリガ粒状カプセル(成分名:オメガ‐3脂肪酸)の吸収が良くなるためである。

 

副作用が少ない

ロトリガ粒状カプセル(成分名:オメガ‐3脂肪酸)の成分であるEPA・DHAは、青魚に多く含まれる天然由来成分である。

そのため副作用が少なく、比較的安全に使用できる薬と言える。

 

出血している患者に使用できない

ロトリガ粒状カプセル(成分名:オメガ‐3脂肪酸)は、抗血小板作用を持つので、服用すると血が止まりにくくなる。

そのため出血している患者に使用した場合、止血が困難になる可能性があるので禁忌となっている。

 

またワーファリン(成分名:ワルファリン)などの抗凝血剤やバイアスピリン(成分名:アスピリン)などの血小板凝集抑制薬と併用する場合は、止血が難しくなるので、出血に注意する必要がある。

 

ロトリガ粒状カプセルとエパデールSの違い

ロトリガ粒状カプセル(成分名:オメガ‐3脂肪酸)と同じタイプの薬には、エパデールS(成分名:イコサペント酸)がある。

これらの主な違いは、「成分」や「適応症」、「服用回数」だ。

 

【成分の違い】

◆ロトリガ粒状カプセル(成分名:オメガ‐3脂肪酸)

1:EPA

2:DHA

 

◆エパデールS(成分名:イコサペント酸)

1:EPA

 

【適応症の違い】

◆ロトリガ粒状カプセル(成分名:オメガ‐3脂肪酸)

1:高脂血症

 

◆エパデールS(成分名:イコサペント酸)

1:高脂血症

2:閉塞性動脈硬化症に伴う潰瘍、疼痛及び冷感の改善

 

【服用回数の違い】

◆ロトリガ粒状カプセル(成分名:オメガ‐3脂肪酸)

1日1回服用

 

◆エパデールS(成分名:イコサペント酸)

1日2〜3回服用

 

*中性脂肪(トリグリセリド)を下げる作用に関しては、特に差はないといわれている

 

ロトリガ粒状カプセル(オメガ‐3脂肪酸)の飲み方

通常、ロトリガ粒状カプセル(成分名:オメガ‐3脂肪酸)は、以下の量を服用する。

 

【ロトリガ粒状カプセルの用法・用量】

1回の服用量:2g

1日の服用回数:1回(食直後に服用)

1日の最大服用量:1回2g、1日2回まで

 

*あくまでも原則の用法・用量なので、主治医から指示された通りに服用すること

 

スポンサーリンク

ロトリガ粒状カプセル(オメガ‐3脂肪酸)の飲み合わせ

ロトリガ粒状カプセル(成分名:オメガ‐3脂肪酸)には、絶対に一緒に服用してはいけない併用禁忌となる薬はない。

 

【ロトリガ粒状カプセルの併用禁忌薬】

なし

 

ただしロトリガ粒状カプセル(成分名:オメガ‐3脂肪酸)には、血液を固まりにくくする作用がある。

そのため、ワーファリン(成分名:ワルファリン)などの抗凝血剤やバイアスピリン(成分名:アスピリン)などの血小板凝集抑制薬と併用する場合、止血が難しくなるので、出血に注意する必要がある。

ロトリガ粒状カプセル(オメガ‐3脂肪酸)の注意点

ロトリガ粒状カプセル(成分名:オメガ‐3脂肪酸)を服用する際は、以下の点に注意する必要がある。

 

【ロトリガ粒状カプセルを服用する際の注意点】

薬の服用中も食事療法・運度療法を並行して行う

理由:脂質異常症治療の基本であるため

>>> 脂質異常症における生活習慣・食事療法のポイント

 

◆噛まずに服用する

理由:期待する薬の効果を得られなくなるため

 

◆空腹時を避けて、食後すぐに服用する

理由:吸収の低下を防ぐため

 

スポンサーリンク

ロトリガ粒状カプセル(オメガ‐3脂肪酸)の禁忌

以下に該当する人は、ロトリガ粒状カプセル(成分名:オメガ‐3脂肪酸)を服用してはいけないことになっている。

 

【ロトリガ粒状カプセルの禁忌】

◆出血している患者(血友病、毛細血管脆弱症、消化管潰瘍、尿路出血、喀血、硝子体出血等)

理由:止血が困難となるおそれがあるため

 

◆ロトリガ粒状カプセルの成分に対して過敏症(アレルギー)のある人

理由:体質的に相性が良くない可能性があるため

 

ロトリガ粒状カプセル(オメガ‐3脂肪酸)の副作用

ロトリガ粒状カプセル(成分名:オメガ‐3脂肪酸)の主な副作用としては、「下痢」などが報告されている。

 

【ロトリガ粒状カプセルの主な副作用】

◆下痢

 

またロトリガ粒状カプセル(成分名:オメガ‐3脂肪酸)には、以下の重大な副作用が報告されている。

 

【ロトリガ粒状カプセルの重大な副作用】

◆肝機能障害、黄疸

症状:体がだるい、吐き気、食欲不振、皮膚・白目・尿が黄色い、かゆみ等

 

*副作用のような症状が現れた場合は、速やかに主治医に相談すること

 

ロトリガ粒状カプセル(オメガ‐3脂肪酸)を飲み忘れたら

ロトリガ粒状カプセル(成分名:オメガ‐3脂肪酸)を飲み忘れた場合、忘れた分の薬は服用しなくて良い。

次の服用時間に1回分だけを服用する。

絶対に2回分の量を1度に服用してはいけない。

>>> 他の脂質異常症治療薬をチェックする

RELATED

-脂質異常症治療薬

Copyright© 週刊 薬剤師日記 , 2018 All Rights Reserved.