抗血栓薬

オパルモン・プロレナール錠の効果・特徴・副作用

投稿日:

スポンサーリンク

オパルモン・プロレナール錠の効能・効果

オパルモン・プロレナール錠(成分名:リマプロスト)は、抗血小板薬に属する薬だ。

簡単に説明すると、オパルモン・プロレナール錠(成分名:リマプロスト)は「血液をサラサラにして、血栓ができるのを抑制する薬」ということである。

 

【オパルモン・プロレナール錠の効能・効果】

1:閉塞性血栓血管炎に伴う潰瘍、疼痛および冷感などの虚血性諸症状の改善

2:後天性の腰部脊柱管狭窄症(SLR試験正常で、両側性の間欠跛行を呈する患者)に伴う自覚症状(下肢疼痛、下肢しびれ)および歩行能力の改善

 

オパルモン・プロレナール錠の作用機序

「ケガをしたら、血を固めて出血を止める」という機能が、人間には備わっている。

しかし何らかの異常により、ケガをしていなくても血が固まってしまうことがある。

この血の塊は「血栓」と呼ばれ、血管を塞いでしまう可能性があるのだ。

 

血栓が手足の血管を塞いでしまうと、血流が滞る。

その結果、「冷え」や「痺れ」、「痛み」を感じるようになってしまう。(閉塞性血栓血管炎)

ここから分かることは、血流を良くしてやれば、これらの症状を改善できるということだ。

 

血流を改善する方法は大きく分けて2つある。

まず1つ目が「血栓の生成を抑制する」という方法だ。

血を固める血小板が凝集しないようにすることにより、血液をサラサラにすることができる。

 

そして2つ目が「血管を拡張させる」という方法だ。

血管が拡張することにより、血管内を通れる血液量が増える。

その結果、血流が良くなるのだ。

 

この「血栓の生成を抑制する作用」と「血管を拡張させる作用」を併せ持つ物質として「プロスタグランジンE₁製剤(PGE1)」が知られている。

つまりプロスタグランジンE₁を薬として服用すれば、血流を改善できるということだ。

 

このプロスタグランジンE₁を元に作られた薬が、オパルモン・プロレナール錠(成分名:リマプロスト)である。

 

【プロスタグランジンE₁製剤の作用】

血小板凝集抑制作用

血管拡張作用

 

つまりオパルモン・プロレナール錠(成分名:リマプロスト)は、「血小板凝集抑制作用」と「血管拡張作用」の2つの作用機序によって血流を良くし、手足に感じる冷えや痺れ、痛みなどの症状を改善するのである。

 

スポンサーリンク

オパルモン・プロレナール錠の特徴

オパルモン・プロレナール錠(成分名:リマプロスト)には、以下のような特徴がある。

可逆的に作用するタイプの薬

血液をサラサラにする薬は「可逆的に作用する薬」と「不可逆的に作用する薬」に大別できる。

 

「可逆的」とは、水を冷やすと氷になったり、氷が溶けて水になるような、行ったり来たりできる反応のことをさす。

そして「不可逆的」とは、生タマゴをタマゴ焼きにしてしまったら、生タマゴに戻らないような、一方通行の反応のことをいう。

 

オパルモン・プロレナール錠(成分名:リマプロスト)は、可逆的に作用するタイプの薬である。

つまり薬の血中濃度が下がれば、効果も弱まるということだ。

 

不可逆的に作用するタイプの薬を服用している場合は、手術や抜歯前に7日から14日程度、服用を休まなければならない。

しかしオパルモン・プロレナール錠(成分名:リマプロスト)は、可逆的に作用するタイプの薬なので、24時間程度の休薬で問題ない。

 

「腰部脊柱管狭窄症」の適応を持つ

オパルモン・プロレナール錠(成分名:リマプロスト)は、「腰部脊柱管狭窄症」に対して使われることがある。

 

「腰部脊柱管狭窄症」とは、神経を取り囲んでいる管が狭くなり、神経や血管を圧迫してしまう病気だ。

神経・血管が圧迫された結果、足の痛みや痺れなどが生じるのである。

 

オパルモン・プロレナール錠(成分名:リマプロスト)は、脊柱管内で圧迫された血管を拡げることによって、血流を良くする。

その結果、足の痛みや痺れが和らぎ、歩行能力が改善されるのである。

 

オパルモン・プロレナール錠の飲み方

通常、オパルモン・プロレナール錠(成分名:リマプロスト)は、以下の量を服用する。

 

【オパルモン・プロレナール錠の用法・用量】

閉塞性血栓血管炎に伴う潰瘍、疼痛および冷感などの虚血性諸症状の改善

1日の服用量:30μg

1日の服用回数:3回

 

後天性の腰部脊柱管狭窄症(SLR試験正常で、両側性の間欠跛行を呈する患者)に伴う自覚症状(下肢疼痛、下肢しびれ)および歩行能力の改善

1日の服用量:15μg

1日の服用回数:3回

 

*あくまでも原則の用法・用量なので、主治医から指示された通りに服用すること

 

スポンサーリンク

オパルモン・プロレナール錠の飲み合わせ

オパルモン・プロレナール錠(成分名:リマプロスト)には、絶対に一緒に服用してはいけない併用禁忌となる薬はない。

 

【オパルモン・プロレナール錠の併用禁忌薬】

なし

オパルモン・プロレナール錠の注意点

オパルモン・プロレナール錠(成分名:リマプロスト)を服用する際は、以下の点に注意する必要がある。

 

【オパルモン・プロレナール錠を服用する際の注意点】

◆手術などの予定がある場合は相談する

理由:オパルモン・プロレナール錠を服用すると、出血しやすくなるため

 

◆妊娠中または妊娠の可能性がある場合は相談する

理由:ヒトにおける妊娠中の投与に関する安全性が確立していないため

 

スポンサーリンク

オパルモン・プロレナール錠の禁忌

以下に該当する人は、オパルモン・プロレナール錠(成分名:リマプロスト)を服用してはいけない。

 

【オパルモン・プロレナール錠の禁忌】

◆妊婦又は妊娠している可能性のある婦人

理由:ヒトにおける妊娠中の投与に関する安全性が確立していないため

 

オパルモン・プロレナール錠の副作用

オパルモン・プロレナール錠(成分名:リマプロスト)の主な副作用としては「下痢」「吐き気・嘔吐」「ほてり」「発疹」「腹部の不快感」「腹痛」「頭痛」「食欲の低下」などが報告されている。

 

【オパルモン・プロレナール錠の主な副作用】

◆下痢

◆吐き気・嘔吐

◆ほてり

◆発疹

◆腹部の不快感

◆腹痛

◆頭痛

◆食欲の低下

 

またオパルモン・プロレナール錠(成分名:リマプロスト)には、以下の重大な副作用が報告されている。

 

【オパルモン・プロレナール錠の重大な副作用】

◆肝機能障害、黄疸

症状:体がだるい、吐き気、食欲不振、皮膚・白目が黄色くなる等

 

*副作用のような症状が現れた場合は、速やかに主治医に相談すること。

 

オパルモン・プロレナール錠を飲み忘れたら

オパルモン・プロレナール錠(成分名:リマプロスト)を飲み忘れたら、気づいた時に忘れた分の薬を服用する。

ただし次の服用時間が近い場合は、飲み忘れた分の薬は服用しなくて良い。

絶対に2回分の薬を1度に服用してはいけない。

>>> 他の抗血栓薬をチェックする

RELATED

-抗血栓薬

Copyright© 週刊 薬剤師日記 , 2018 All Rights Reserved.