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週刊 薬剤師日記

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「薬剤師をこのままやっていて良いのだろうか」と悩んでいた頃を振り返る

更新日:

 

つい最近、薬剤師2年目の人と話す機会があった。

 

彼は「このまま薬剤師をやっていて良いのか悩んでいる」と言っていて、自身の将来設計にとても悩んでいる様子だった。

 

僕も薬剤師になりたての頃、「あれっ、このまま薬剤師をやっていて良いのか?」と悩んでいた時期があったので、その気持ちはめちゃくちゃよく分かる。

 

「このままで良いんだろうか」って思うこともあるよね。

正直、彼の話を聞いていて「僕だけが思っていたことじゃなかったんだ」と安心した。

 

色々と試行錯誤した結果、幸いにも僕はそういったことで悩まなくなった。

なので、この記事では「このまま薬剤師をやっていて良いのか」という悩みがなくなった経緯についてまとめてみた。

 

同じような悩みを抱えている薬剤師の参考になればうれしい。

 

 

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僕が薬剤師を続けるべきか悩んでいた理由

 

僕が薬剤師を続けるべきか悩んでいたのは、冒頭の彼と同じ薬剤師2年目の時だった。

 

薬剤師の仕事がルーチンワークに感じた

僕が「このまま薬剤師をやっていて良いのか」と思った原因は、薬剤師の仕事をルーチンワークのように感じてしまったからだ。

 

薬剤師1年目の時は仕事を覚えるのに必死で、「薬剤師の仕事がルーチンワーク」とは全く思わなかった。

 

けど、2年目くらいになると薬剤師の仕事にも慣れてくる。

そして仕事に慣れてくると、言い方は悪いが、惰性である程度は仕事を回せるようになってしまう

 

その結果、「薬剤師の仕事、ルーチンワークすぎる。このまま薬剤師を続けて良いのだろうか」と思うようになったのだ。

 

同じ日々の繰り返しになるのが怖くなった

さらにしばらくすると、このまま惰性で薬剤師を続けるのが怖くなった。

 

僕が薬剤師2年目くらいの頃は、TwitterとかFacebookのようなSNSのアクティブユーザーが爆発的に増えている時期で、若くして成功している人が可視化されやすくなってきていた。

 

そういったキラキラしている人が視界に入ってくると、「あれ、自分はこのままで良いのか」という気持ちがさらに加速していく。

 

で、「このまま惰性で薬剤師をやっていると後悔しそうだ」という思いが強くなり、解決策を模索始めることになる。

 

 

「このまま薬剤師をやっていて良いのか」と悩んだ結果、労働時間を減らすことに

 

色々と模索した結果、

 

薬剤師として働く時間を減らして、違う仕事もやってみよう

 

という結論に至った。

 

他の仕事をやって比較対象を作ることにより、薬剤師の仕事の良いところ・悪いところを客観的にみれるようになるだろうし、それを考慮した上で薬剤師を続けるか判断することにしたのである。

 

結論からいうと、薬剤師は労働時間を減らして続けることにした。

詳しくは以下の記事をどうぞ。

 

 

 

薬剤師+〇〇のパラレルキャリアを目指すことに

その当時、僕はピーター・ドラッカーの「明日を支配するもの」という本を読み、パラレルキャリアという考え方を知った。

 

簡単に説明すると、パラレルキャリアとは、現在の仕事にプラスして他の仕事を持つことである。(そのまま)

 

今でこそこの考えは浸透しつつあるけど、当時の僕にとっては当たり前のことではなかったので「仕事って1人1つじゃなくて良いんだ」と視界が広がるような感覚になった記憶がある。

 

彼は著書の中で

 

「今までは組織の方が人間よりも寿命が長かったけど、今は人間の寿命の方が長くなってきた。

だから今の仕事がなくなっても大丈夫なように並行して違う活動もしておいた方がいい」

 

みたいなことを言っていて(僕の意訳)、パラレルキャリアを形成すれば安定しそうだし、何より楽しそうだなと思った

 

それにプラスして、当時読んだワーク・シフトという本にも、パラレルキャリアの記述があって、それも後押しとなりパラレルキャリアで生きていこうと決意するに至った。

 

ちなみに今から読むのだったら、ワーク・シフトの方が読みやすいと思う。

詳しくは以下の記事をどうぞ。

 

 

 

英語を学び始めたけどしんどすぎる

で、具体的に僕が何をしたかというと、英語の勉強を始めた。

 

学生の頃から語学は好きだったし、東京オリンピックの開催が決定して少したった頃だったので、外国人観光客向けに通訳案内業でもできたらなと思ったのだ。

 

しかし、これがかなりしんどい。

当時の僕は通勤時間が1時間半かつ残業も1〜2時間あって、「寝るためだけに家に帰る」みたいな状況だった。

 

最初のうちは、通勤電車のなかで勉強していたのだけど、「この状況だと無理だわ」と思って、けっきょく新卒で入った会社を退職することにした。

 

もともと語学留学したいという思いもあったので、退職後に語学留学して一気に英語力を伸ばすことにしたのだ。

(語学留学については以下の記事をどうぞ)

 

 

帰国後にプログラミングにハマる

留学中はめちゃくちゃ英語の勉強をした。

真面目な語学学校に通った甲斐もあり、TOEIC900点や、語学系唯一の国家資格である通訳案内士の資格も取れた

 

で、ここからがちょっと自分の中で誤算だったのだけど、帰国後は留学先で知り合った友人の影響もあってプログラミングにハマることになる。(英語関連の仕事は帰国後しばらくはやってたけど、今は完全に辞めてしまった)

 

その人は僕より年下なのだけど、自分で作ったWEBサイトを数千万で売却した経験があって、「IT業界ってホントすごい世界なんだな」と思い、僕もプログラミングをやってみることにしたのだ。

 

もともと学生の時からブログをやっていてネットで小銭を稼いだ経験はあったので、「意外とイケるんじゃないか」と思い、薬剤師をやりつつプログラミングを学び、せっせとWEBアプリケーションを作るようになった。

 

いまだに一発当てられるようなサービスを作れているわけではない。

けど、プログラミングの技術はそれなりにマシになってきたので、仕事を受注したり、自分でWEBサービスを作ったり、こうやってブログを書いて広告収入を得たりで、ここ2〜3年くらいはそれなりに稼げるようになってきた。(非公開のサイトを含む)

 

こうして色々と試行錯誤していたら、いつの間にかパラレルキャリアを形成できるようになったのである。

 

 

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「このまま薬剤師を続けるか」悩んでいる人はパラレルキャリアがオススメ

 

僕は紆余曲折して、パラレルキャリアを形成することになったのだけど、「薬剤師を続けるか悩んでいる」という人は、挑戦してみる価値があると思う。

 

パラレルキャリアは「このまま薬剤師を続けるべきか」という問題の現実的な解決策

僕は「薬剤師の仕事、ルーチンワークだなぁ」という理由で、「このまま薬剤師をやってて良いのか」と悩んでいたけど、人によっては違う理由で「このまま薬剤師をやって良いのか」と感じていると思う。

 

年収や労働環境が原因になっている人もいるだろう。

原因はなんであれ、パラレルキャリアを目指すことは「このまま薬剤師をやっていて良いのか」という問題の解決策になりうる。

 

例えば、薬剤師以外に稼げるスキルがあれば年収も上がるし、薬剤師以外の労働環境も手に入る。

新しく身につけたスキルが自分に合っていると感じるのなら、薬剤師を辞めてしまっても良い。

 

パラレルキャリアを目指すことにより、自分で選べる選択肢が格段に広がる

 

選択肢が広がれば、嫌なことがあっても逃げやすくなので、結果的にストレスが減って人生の満足度が上がるだろう。

 

パラレルキャリアの形成のコツは3つある

パラレルキャリア形成のコツは、個人的に3つあると思っている。

 

コツ1:気になったことは片っ端から挑戦する

やりたいことがある人は、それを一生懸命やれば良い。

けど、かつての僕みたいに何をやれば良いか明確じゃない場合は、片っ端からちょっとでも気になったことに挑戦してみると良いと思う。

 

何が自分に向いているかなんてやってみないと分からないので、とりあえずやってみるのは本当に大事なことだ。

 

先ほども書いた通り、僕も最初は英語に挑戦したけど、ちょっと違うなと思って今はプログラミングに落ち着いている。

(将来的には通訳案内業もやろうと思っている)

 

コツ2:諦めない

言うは易く行うは難しとはよく言ったもので、最初は思い通りにいかないことが多いと思う。

 

先ほど書いた僕の体験談も、だいぶ端折ってるけど、うまくいかずにフラストレーションが溜まる期間の方が長かった。

 

で、何が大事かというと諦めないことである。(まぁ、当たり前なんだけど)

あるときブレークスルーが訪れるので、諦めずにコツコツ頑張るしかない。

 

挫折しないコツとしては、薬剤師業界以外の人とのつながりを持つことだ。

例えば、僕だったらプログラミングの勉強会に参加して、モチベーションが落ちないようにしていた。

 

コツ3:残業の少ない職場で働いて時間を作ろう

かつての僕みたいに残業の多い職場でパラレルキャリアの形成をするのはかなりハードルが高い。

時間的・体力的にスキルを身に付けるのが難しいからだ。

 

僕みたいに薬剤師を一時的に辞めろとは思わないけど(むしろ辞めない方が良い)、残業が当たり前の職場で働いているのであれば、「残業の少ない職場へ転職する」または「派遣薬剤師として週4日程度働く」などして、スキルを身に付ける時間を作り出した方が良いと思う。

 

薬剤師以外のスキルを身につけないことには、いつまで経っても前進しない。

パラレルキャリアを形成するのであれば、「薬剤師は最低限の生活費を稼ぐ手段」と割り切って、スキルを身に付ける時間を捻出できるよう努力しよう。

 

まとめ

「このまま薬剤師を続けて良いのだろうか」

と悩んでいる薬剤師は、パラレルキャリアの形成を目指してみると良いと思う。

 

他の仕事を掛け持ちすることにより、薬剤師の仕事を客観視できるようになる。

 

「やっぱり薬剤師って良いな」と思う人もいるだろうし、逆に「薬剤師の仕事ってホントにクソだわ」と思う人もいるだろう。

あるいは、僕みたいに薬剤師やりつつ他の仕事も並行してやり続けるかと選択する人もいると思う。

 

パラレルキャリアの形成は、「このまま薬剤師を続けて良いのだろうか」という悩みに対する1つの解決策になるので、興味があればトライしてみてほしい。

 

では。

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