「薬学生の時に読んできおきたかったな」と思う本を振り返る

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先輩面して

「新人薬剤師向けにオススメの本でも紹介するか」

と思ったのだけど、それはやめた。

 

人によって必要とする知識が違うし、そもそもベースとなる考え方も違うので、僕にとってのオススメ本を紹介したところで意味ないなと思ったからだ。

 

かわりに、僕が薬学生の時に読んでおきたかったなという本を振り返ろうと思う。

 

ちなみに僕は、

薬剤師として現場で働き始めてから必要な薬の知識を学べば良い

と思っているので、薬関係の本はこの記事中に一切登場しない。

 

では本題へ。

 

 

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薬学生の時に読んでおきたかった本5選

 

「薬学生の時に読んでおけば良かったな」

と思える本はたくさんあるのだけど、この記事では特に印象に残っている5冊をまとめてみた。

 

1:お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方

 

タイトルに「お金持ちになれる」と書いてあって胡散くさいのだけど、かなりの良書。

たぶん僕の人生にもっとも影響を与えてくれた本の1つで、僕がフリーランスとして働いているのもこの本が少なからず影響していると思う。

 

簡単に説明すると、

日本の税制の歪みをちゃんと理解して、損しないようにしましょう

という本だ。

 

本書を読むと、お金に対する知識の有無でどれだけ大きな差が生まれてしまうのかよく分かると思う。

 

また、税制の上手な利用法を学べるだけでなく、既存の働き方について、改めて考えさせてくれるところも本書の良い点だ。

 

「自分はこれからもずっと雇われの身として生きていく」

という薬学生・薬剤師には役に立たないかもしれないけど、フリーランスになりたいとか、起業したいという人には特にオススメしたい。

 

2:人生は攻略できる

人生は攻略できる
  • 橘玲
  • 価格: Check on Amazon

 

2冊目も1冊目と同じ著者である橘玲先生の本。

この本は橘玲先生の今までの著書を若者向けに分かりやすくまとめ直した本で、「本当に薬学生の時に出会っておきたかった」と思った。(2019年発売なので物理的に無理なのだけど)

 

橘玲先生は、

  • サイエンス
  • 投資
  • 人生設計
  • 歴史
  • 働き方

などをテーマに書いていることが多いのだけど、「人生は攻略できる」は幸せになる方法や働き方、お金の使い方をメインテーマに、簡単な言葉で解説してくれている

 

彼の本の特徴は、エビデンスを積み上げて本を書いていることで、

「それ、あなたの感想ですよね?」

みたい陰謀論めいた記述がないことだ。

 

「人生は攻略できる」って、またもや胡散臭いタイトルなのだけど、この本を読むことによって長い人生を楽しく送るためのヒントを得られるのではないかと思う。

 

3:これからの正義の話をしよう

 

政治哲学の本で、いろんな考え方がある」という当たり前の事実を改めて教えてくれる

 

政治には、いろんな考え方がある。

 

例えば

  • 功利主義
  • リバタリアニズム
  • コミュニタリアニズム
  • リベラリズム

などが代表だろう。

 

人の価値観は千差万別だ。

Aという考え方が、ある人にとっては良いことだったとしても、またある人にとっては悪いことだったりする。

 

政治思想は特にそれが顕著だと思うのだけど、この本ではいろんな政治思想の特徴を解説しつつ、どの思想にも欠点があることを教えてくれるので、とても興味深かった。

 

社会に出ると「こいつとは意見が違うからムカつく」という人がたくさんいることに気づく。

けど、仕事において大事なのは「色んな考えがあるという前提のもと、意見を出しあって話し合うこと」なのだ

 

で、「こいつとは意見が違うからムカつく」という薬剤師にならないためには色んな考えに触れて、

世の中には様々な考えがあって、どれも完璧ではない

という事実を知っておくことが重要だ。

 

そういった意味で、「これからの正義の話をしよう」は、さまざまな考えに触れられる良書だと思う。

 

4:ワーク・シフト

 

ワーク・シフトは、未来の働き方を学べる本だ。

2012年2013年くらいの本なのだけど、今読んでも古さを感じさせない。

 

例えば、本書で紹介されている

  • 仕事と遊びの境界が曖昧になる
  • ミニ起業家(フリーランス)の台頭
  • 自身のブランディングが大事

といったことは現実に起こりつつある。

 

僕が初めてワーク・シフトを読んだのは社会人1年目の時なのだけど、「もっと早く読んでおけば良かった」と強く思ったのを今でも覚えている。

 

薬学生に戻れるなら、間違いなく即購入すると思う。

 

続編のライフ・シフトもオススメ

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)
  • リンダ グラットン, アンドリュー スコット
  • 価格: ¥ 1,944
  • 販売者: Amazon.co.jp

 

ちなみに、ライフ・シフトという続編もオススメだ。

 

ワーク・シフトは働き方にフォーカスしているけど、ライフ・シフトは人生設計に重きを置いている

人生100年時代のコンパス的な役割をしてくれる良書だと思う。

 

5:自分の頭で考えよう

自分のアタマで考えよう
  • ちきりん
  • 価格: ¥ 1,512
  • 販売者: Amazon.co.jp

 

ロジカルシンキング(論理的思考)がメインテーマ。

 

著者のちきりんさん(の中の人)は、世界的なコンサル会社マッキンゼー出身のようで、コンサルの人たちがどういった思考で問題解決をしているのか学ぶことができる

 

学生までは与えられた問題だけを解いていれば評価されたけど、社会に出てから働き始めるとそうはいかない。

 

問題の解決方法は無数にあるので、考える力が必須なのだ。

考え方を学べる本書は、新社会人にとって大きな力となると思う。

 

 

薬学生の時から読書習慣があると専門バカになりにくい

 

僕は今までの人生で後悔していることはあまりない。

今の生活にもけっこう満足しているし、今が1番楽しい。

 

けど、

薬学生の時に、もっと読書しておけば良かったなぁ

と思うことはちょくちょくある。

 

読書の良いところは視野が広がること

読書の利点はたくさんあるけど、1番の利点は視野が広がることだと思う。

 

今まで知らなかったことをたくさん知れるし、今まで自分の中では当たりだったことが「実はぜんぜん当たり前じゃなかった」なんてことは珍しくない。

 

本を読んで知識を得ることにより、幅広い方向から観察し、考えることができるようになるのだ。

 

薬剤師の専門性は大事だけど、それだけだと視野狭窄が起こりやすい。

 

視野狭窄が起こっていると、

  • 今まではこのやり方で上手くやってきた
  • お前の考えは間違ってる(一方的に)

みたいなことになりがちだ。

 

さっきも少し書いたけど、社会に出てからは問題の解決策は無数にある。

だからこそ、フラットに物事を考えるスキルが大切なのだ。

 

専門外の世界も知り、その知識を薬の専門性と掛け合わせることが重要なのである。

 

読みたい本を読んだ方が良い

最後に本の選び方について。

 

基本的には、

「自分が読んでみたいな」

と思う本を読めば良いと思う。

 

僕の経験上、他人にオススメされても興味がなかったら、全く頭に入ってこない。

なので、無条件にオススメ本を読むのではなく、興味のある分野の本から読むのが1番良いだろう。

 

興味のある分野であれば読み進めるのも苦じゃないし

 

働き方の本を読んでいる途中にプログラミングの記述があったから、プログラミングに興味が出てきた

 

みたいな感じで、知的好奇心の連鎖が起こりやすくなる。

 

以上のような理由から、無理して興味のない本を読むことはないと僕は思う。

 

 

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まとめ

読書は面白いし視野が広がるので、薬学生のうちから色々と読んでおくと良いんじゃないかなと思う。

 

参考になればうれしい。

では。

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