健康管理

痛風・高尿酸血症における生活習慣・食事療法のポイント

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痛風・高尿酸血症の治療は、薬物療法だけでなく生活習慣の改善や食事療法も非常に重要である。

薬物療法・生活習慣の改善・食事療法の3つのアプローチから尿酸値を適切にコントロールすれば、痛風・高尿酸血症は決して怖い病気ではない。

 

そこでこの記事では、痛風・高尿酸血症におけるの生活習慣や食事療法のポイントをまとめた。

 

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痛風・高尿酸血症とは

尿酸値が高い状態(7.0mg/dl以上)を高尿酸血症と呼ぶ。

この状態を放置してしまうと、関節内に尿酸塩結晶が沈着し炎症を起こしてしまう。

 

その結果、足の親指の付け根などが赤く腫れあがり激痛が走るようになる。

これが痛風発作だ。

痛風発作は「風に当たっただけでも激痛が走る」と言われるほどの痛みを引き起こす。

耐え難いほどの痛みであり、日常生活に支障をきたすこともある。

 

痛みが現れやすい部位

痛みが現れやすい部位としては、足の親指の付け根が全体の約70%を占める。

その他にも膝やアキレス、かかとなどに生じることもある。

 

男女差

男性の発症率が非常に高く、特に30-50歳での発症率が高い。

一方、女性の発症率は痛風患者の全体の1割程度である。

 

これは女性ホルモンに尿酸排泄を促す作用があるためと言われている。

ただし閉経後は、尿酸を排泄する役割を持つ女性ホルモンの量が減少するので、女性でも痛風の症状がでやすくなる。

 

合併症

有名な合併症としては、尿路結石がある。

尿路結石ができることにより、「突然の背中の痛み」や「血尿」を生じる。

また尿酸値が高い状態を放置してしまうと、心臓・腎臓の病気を合併することもある。

 

痛風・高尿酸血症における生活習慣のポイント

痛風・高尿酸血症では、日常生活を送る上で以下の点に気をつけることが重要である。

 

ストレスをためない

ストレスを溜めることは、尿酸値の上昇につながる

そのため、できるだけストレスを溜めないように「ゆっくりする時間を意識的にとる」、「趣味に打ち込み、ストレスを発散する」ことが望ましい。

 

水分補給をしっかりとする

水分不足は、尿酸排泄の低下につながる。

1日に約2リットル程度を目安に水分補給をすると良い。

特に夏は痛風発作が起きやすいので、こまめに水分補給をするようにする。

 

適度に運動する

適度な運動することは、尿酸値の上昇を防ぐ役割がある。

この時に大切なのは、激しい運動をしないということだ。

 

これは激しい運動によって新陳代謝が活発になり、尿酸の生成が促進されるためである。

例えば痛風発作は足指に起こりやすいので、柔道・ゴルフ・相撲などの足指を特によく使うスポーツは避けた方が良い。

そのため、ジョギング・ウォーキング・サイクリングなどの有酸素運動を自分の体力に合わせて行うと良い。

 

また前述の通り、水分不足は尿酸排泄の低下を引き起こす。

そのため運動後は、しっかりと水分補給をした方が良い。

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痛風・高尿酸血症における食事療法のポイント

痛風・高尿酸血症では、食事に気を使うことも重要である。

特に以下の点は、必ずチェックしておきたい。

 

プリン体を多く含む食品を避ける

有名な話ではあるが、痛風・高尿酸血症では、プリン体を多く含む食品の摂取はできる限り避けた方が良い。

なぜかというと、尿酸はプリン体という物質から作られるからだ。

プリン体が特に多い食品には以下のようなものがある。

 

【プリン体が多い食品の例】

◆カツオ節(カツオ)

◆レバー

◆煮干し

◆干しシイタケ

◆うに・白子

◆マイワシ

◆マアジ・サンマの干物

◆大正エビ

 

アルカリ性食品を多くとる

痛風・高尿酸血症では、尿が酸性に傾いている状態である。

この状態だと何が問題なのかというと、「尿路結石ができやすくなる」ためだ。

 

そのため尿が酸性に傾きすぎないように、アルカリ性食品を多くとるように心がけると良い。

アルカリ性食品には以下のようなものがある。

 

【アルカリ性食品の例】

◆緑黄色野菜

◆ごぼう・いも類

◆海藻類

 

お酒はほどほどにする

アルコールが分解されることによって、痛風の原因である尿酸が産生されてしまう

そのため、飲酒はほどほどしなければならない。

 

具体的には日本酒であれば1日1合、ビールであれば1日1本、ウイスキーであれば1日1/3合のいずれかにする。

また、お酒を飲まない日を週に2日以上とることが望ましい。

 

【飲酒量】

日本酒:1日1合

ビール:1日1本

ウイスキー:1日1/3合

以上のいずれかに抑える。

 

カロリーの過剰摂取に気をつける

肥満も痛風・高尿酸血症状の原因となる。

そのため体重が標準体重に近づくよう、カロリーの過剰摂取を抑えるよう心がけた方が良い。

通常、成人であれば1日あたり1200~2000kcal/日が目安となる。

 

最近は、低カロリーの工夫された食事も販売されている。

こういった食品をうまく利用してカロリーコントロールをするのも、食事療法をする上で有効である。


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