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機能性ディスペプシアはどんな病気?-症状や原因、治療薬について解説-

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機能性ディスペプシアの主な症状とは

機能性ディスペプシアでは、「胃のもたれ」「胃の痛み」など様々な症状が慢性的に続く。

それにも関わらず、内視鏡による検査を行っても、それらの症状の原因となりうる潰瘍やガンなどを発見できない。

 

要するに、患部を検査してもハッキリとした病気が見つからないのに、なぜか調子が悪いのが機能性ディスペプシアの特徴である。

 

【機能性ディスペプシアの主な症状】

◆胃もたれ

◆胃の痛み

◆すぐに満腹になる

◆みぞおちの痛み・灼熱感

 

機能性ディスペプシアの診断基準

機能性消化管障害の国際的診断基準として、「Rome基準」というものがある。

その基準では、以下に該当する場合、機能性ディスペプシアと診断される。

 

【機能性ディスペプシアの診断基準】

1:6ヶ月以上前から症状がある

2:最近3ヶ月間につらいと感じる「食後のもたれ」、「すぐ満腹になる」、「みぞおちの痛み・灼熱感」のうち、1つ以上の症状がある

3:原因となる病気が確認されない

 

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機能性ディスペプシアの分類

機能性ディスペプシアには、大きく分けて2つある。

それが「食後愁訴症候群(PDS)」「心窩部痛症候群(EPS)」だ。

片方しか症状が現れない場合もあるが、併発することもある。

 

▼食後愁訴症候群(PDS)とは

食後愁訴症候群(PDS)では、「食後の胃もたれ」や「すぐ満腹になる」といった食事に関連した症状が現れる。

 

【主な症状】

◆食後の胃もたれ

◆すぐ満腹になる

 

▼心窩部痛症候群(EPS)とは

心窩部痛症候群(EPS)では、「みぞおちの痛み・灼熱感」など食事とは関連しない症状が現れる。

 

【主な症状】

◆みぞおちの痛み・灼熱感

機能性ディスペプシアの主な原因

実は機能性ディスペプシアの主な原因は、明らかとなっていない。

しかし以下のようなファクターが、機能性ディスペプシアの原因として考えられている。

 

【機能性ディスペプシアの原因】

◆胃の運動機能障害

◆胃酸の分泌過剰

◆ヘリコ・バクターピロリ感染に伴う胃粘膜の慢性炎症

◆胃・十二指腸潰瘍の知覚過敏

◆ストレスなどの心理的要因

 

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機能性ディスペプシアの治療薬

2013年に6月に、世界で初めて機能性ディスペプシア専用の薬が発売された。

それが「アコファイド錠(成分名:アコチアミド)」だ。

ちなみに市販薬の機能性ディスペプシア治療薬はない。

 

アコファイド錠(成分名:アコチアミド)は、胃の運動機能に関与するアセチルコリンの分解を抑制することにより胃の運動機能を改善し、機能性ディスペプシアを改善する。

ただし適応症は、「機能性ディスペプシアにおける食後膨満感、上腹部膨満感、早期満腹感」となっている。

 

要するに、機能性ディスペプシアのうち、食事に関連する「食後愁訴症候群(PDS)」のみに使用可能となっている。

みぞおちの痛み・灼熱感を主症状とする「心窩部痛症候群(EPS)」に対する有効性は認められていない。

 

より詳しいアコファイド錠(成分名:アコチアミド)の情報については、以下の記事にまとめた。

興味があればチェックしてほしい。

>>> アコファイド錠(アコチアミド)の効果・特徴・副作用


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