病気

「空気感染」、「飛沫感染」、「接触感染」の違いとは?

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ウイルスや細菌は、主に3つの感染経路でヒトへ感染する。

それが「空気感染」、「飛沫感染」、「接触感染」だ。

 

ウイルスや細菌によって感染経路は異なる。

そのため、それぞれの特徴をきちんと理解しておくことが、感染拡大を防ぐことにつながる。

そこでこの記事では「空気感染、飛沫感染、接触感染の違い」や「対処法」についてまとめた。

 

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感染症を防ぐ主な方法

「汗以外の体液」や「血液」、「排泄物」、「傷口」には感染性がある。

この考えを軸として、感染症は予防策を講じる必要がある。

 

このようにな前提知識を持つことにより、医療従事者を介して患者に感染が広まったり(交差感染)、医療従事者の間で感染が広がってしまうのを防ぐことが可能となる。

感染症を防ぐ具体策としては、大きく分けて3つある。

 

▼正しくマスクを使う

1つ目が「正しくマスクを使う」ということ。

感染症患者、医療従事者ともにマスクを着用することにより、感染の拡大を防ぐことが可能だ。

 

マスクをつける時に注意したいポイントは、大きく分けて2つある。

1つ目が「鼻までマスクで覆うこと」、そして2つ目が「マスクと顔の間に隙間ができないようにすること」だ。

 

不織布を使ったサージカルマスクは、「咳」や「くしゃみ」などの飛沫を通しにくくする効果を期待できる。

 

 

▼アルコール消毒

2つ目が「アルコール消毒」だ。

手指の消毒をこまめに行うことも感染症予防に有効である。

 

アルコール消毒を行うタイミングとしては、「感染者と接触する前」、「感染者の体液に触れてしまった時」、「感染者に触れた後」、「感染者が触れたものに触った時」などが挙げられる。

 

ただし「ノロウイルス」や「破傷風菌」などはアルコールが効かないので、殺菌成分が配合されたせっけんや流水で手洗いをしなければならない。

 

▼ワクチン接種

3つ目が「ワクチン接種」だ。

インフルエンザのワクチン接種はやっている人が多いが、「はしか」や「風疹」、「水痘」などのワクチン接種も、感染の拡大予防に非常に有効である。

 

空気感染の特徴

空気感染とは、空気中を漂う直径5μm以下の粒子による感染だ。

非常に小さい粒子であるため、空気中に浮遊し、空気の流れで粒子が移動しやすい。

 

空気感染が感染経路の細菌・ウイルスとしては「結核」、「麻疹(はしか)」、「水痘(水疱瘡)」などがある。

 

予防策としては「予防接種」や、米国労働安全衛生研究所(NIOSH)に認可された高機能マスク「N95マスクの着用」などが挙げられる。

 

 

【空気感染とは】

◆直径5μm以下の粒子による感染

 

【主な感染症】

◆結核

◆麻疹(はしか)

◆水痘(水疱瘡)

 

【主な予防策】

◆予防接種

◆N95マスクの着用

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飛沫感染の特徴

飛沫感染は、そのままの通り飛沫による感染だ。

「咳」や「くしゃみ」、「日常会話」などによって生じた直径5μm以上の粒子が原因となって感染する。

 

空気感染とは異なり、飛沫は空中に浮遊せず、1メートルほど飛んで落下する。

飛沫感染が感染経路の細菌・ウイルスとしては「インフルエンザ」、「風疹」、「おたふくかぜ」、「百日咳」、「マイコプラズマ感染症空気感染」などがある。

 

主な予防策としては、「マスクの着用」、「予防接種」、「手の消毒」、「うがい」、「カーテンなどで仕切る」などが挙げられる。

 

【空気感染とは】

◆直径5μm以上の粒子による感染

 

【主な感染症】

◆インフルエンザ

◆風疹

◆おたふくかぜ

◆百日咳

◆マイコプラズマ感染症空気感染

 

【主な予防策】

◆マスクの着用

◆予防接種

◆手の消毒

◆うがい

◆カーテンなどで仕切る

 

接触感染の特徴

接触感染とは、感染している人の「排泄物」や「血液」、「体液」に触れることによる感染だ。

これらの汚染物を触れた手で、ドアノブやつり革に触れてしまうと、一気に感染が拡大しやすい。

 

接触感染が感染経路の細菌・ウイルスとしては「ノロウイルス」、「病原性大腸菌O-157」、「流行性角結膜炎」、「緑膿菌感染症」、「MRSA感染症」などがある。

 

感染予防対策としては、「手洗い・手指消毒をこまめにする」ことや、感染者の排泄物を処理する時は「手袋を着用し直接触れないようにする」こと、そして「排泄物処理後の手指消毒の徹底」などが挙げられる。

 

【接触感染とは】

◆感染している人の「排泄物」や「血液」、「体液」に触れることによる感染

 

【主な感染症】

◆ノロウイルス

◆病原性大腸菌O-157

◆流行性角結膜炎

◆緑膿菌感染症

◆MRSA感染症

 

【主な予防策】

◆手洗い・手指消毒をこまめにする

◆感染者の排泄物に直接触れない

◆感染者の排泄物処理後の手指消毒の徹底

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