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“言い訳するな”は理不尽なことが多すぎる

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“言い訳するな”

 

僕は社会人1年目の時に上司にこんなことを言われたことがある。与えられた仕事を時間内に終わらせることが出来なかったので、“時間が足りなくて出来ませんでした”と報告したからだ。

 

ただ僕は数年たった今も、この件に関しては納得がいっていない。実際どう考えても人手が足りなかったので、僕が間違っているとは思えないからだ。そこで、この記事では“言い訳するな”は本当に正しいのかについて考えていきたい。


 

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◎“言い訳”は本当に悪いことなのか

あなたはある会社の管理職だとしよう。管理職であるあなたは、部下に今日中に終わらせなければならない仕事を午前中に割り当てた。そして終業時間が近づいてきたので、進捗を確認したところ、

 

「仕事は終わりませんでした。僕の力不足です。本当にすみませんでした。」

 

と部下が言ったとする。あなたはこの返答に対してどう思うだろうか。おそらくほとんどの人は、言い訳してなくて素直なやつだなというような印象を受けると思う。かつての僕みたいに「時間が足りなくて終わりませんでした」と言うよりは、だいぶ印象は良いだろう。

 

しかし、僕が言いたいのは「僕の力不足です。本当にすみませんでした。」と謝れば、次はその仕事を時間内に終わらせることができるのかということだ。本当に時間が足りなかった場合は、「時間が足りなかった」と言い訳がましくても言うべきなのではないだろうか。

 

なぜなら「時間が足りなかった」という事実を伝えることによって、「じゃあ次は人を増やして取り組もう」と対策をとることができるからだ。「時間が足りなくて終わりませんでした」は言い訳っぽく聞こえるけど、現場での事実であり、管理職なら把握すべきことのはずである。


 

“言い訳”を封殺することの弊害

このように考えると、いわゆる言い訳というのは現状を改善させるためのカギになりうる。その業務改善のカギとなる「言い訳」は言ってはいけないという空気を会社が作ってしまったらどうなるだろう。

 

どう考えても業務を改善する機会を逸っしてしまうことにより、組織の機能は低下してしまう。さらに言うと「とりあえず謝っとけばいいや」と何も考えない社員だってでてくるかもしれない。要するに言い訳を封殺したところで、良いことはあんまりないのだ。

 

言い訳のなかには問題解決のヒントが含まれていることが珍しくない。しかし、いざ失敗した原因を伝えると“言い訳するな”の一言で片付けられてしまうことがあまりに多すぎるのが非常に残念だ。

 

そして、“言い訳するな”と言われると“すみません”以外の返答しか出来なくなるわけだが、“すみません”と言った後はたいてい“すみませんじゃねーよ”になる。負のスパイラルとはこのことである。そんなこと言われたら、どうしようもないじゃないか。


 

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◎まとめ

たしかに第三者に責任転嫁をするような言い訳は、決して褒められたものではない。だが、次につながる言い訳をもっと許容する空気を作っていくべきではないだろうか。

 

大切なのは失敗から学んで再発を防止することだ。本当に謝るだけの人が“潔い”として評価されて良いのだろうか。僕はそういうふうには到底思えない。仕事上の問題は、“言い訳するな”のような精神論だけでは乗り越えられないことが多い。それよりも失敗した原因を考えて、次に活かすことの方が重要なはずだ。

 

というわけで僕はこれからも言い訳をし続けるし、僕の上司にも僕の言い訳を受け入れて欲しいと切に願う。

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