人生観

薬剤師になったことを後悔している場合の現実的な対処法について語る

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ネット上で「薬剤師になったことを後悔している」という相談をしている人がいた。

 

6年生を薬学部を卒業し、病院薬剤師になり1年目です。

高校3年間は、国立大学の薬学部に合格する為に必死に勉強しました。

元々理系が苦手ですが、無理して理系コースに入りました。

成績が落ち部活は半年で退部しました。3年間で遊んだ記憶もあまりありません。大学時代も、6年間とにかく必死に勉強しました。

同じ薬学部でも遊びながら要領よく勉強したり、楽しそうに勉強してる子もいましたが、私は違いました。

薬学は学問としてあまり興味が無い上に、元々化学など理系が苦手です。

覚えなければならないことが大量にあるので、平日は毎日10時間、休日も5時間以上勉強し、何とかストレートで卒業しました。

10代後半から20代前半にかけての9年間は、普通の女の子であれば一番楽しいはずの時期です。私はとにかく勉強してばかりでした。

そこまでして薬剤師になりたかったのは、とにかく安定した仕事に就きたかったからです。

しかしいざ働いてみると、仕事にやりがいを持てず、苦痛です。

毎日仕事に追われ、この仕事を定年まで続けるのかと思うと嫌になります。

大学6年間で奨学金を500万ほど借りたので、他の仕事で返すのは難しいです。

他に出来る仕事もないので、この仕事を続けるしかありません。

最近facebookを通じて昔の知り合いと知り合う機会が増えました。

みんなすごく楽しそうな人生を送っていて、嫉妬してしまいます。

中学卒業をしてからの9年間、やりたいことを我慢して今の仕事を手に入れたのに、幸せとは思えません。

他の道を選んで、楽しく過ごせばよかったと後悔しています。

人生をやり直せるなら高卒で専門学校に行ってトリマーになりたいです。

(奨学金の返済が500万あるし、失った9年間が戻ってくる訳ではないので今から目指そうとは思いません。)

みなさんもこのような後悔はありますか?

引用:進路・職業選択を完全に失敗しました(25歳薬剤師)

 

長すぎて相談内容を読み飛ばした人もいると思うので、簡単に要約するとこん感じになる。

 

【要約】

  • 薬剤師になったことを後悔している
  • 理由はやりがいを持てなくて苦痛だから
  • 仕事の選択で後悔している人って自分以外にもいるの?

 

僕も働き始めたばかりの頃、「薬剤師を定年までやるの無理すぎる」と思って職業選択に後悔していた人間なので、なんとなくこの人の気持ちは分かる。

 

そこでこの記事では、勝手ながらこの相談者の悩みに対する解決策を提示しようと思う。

 

「このまま死ぬまで薬剤師なんて気が滅入る」と僕の友人の薬剤師もよく言っているので、おそらく薬剤師になったことを後悔している人は少なくないのだと思う。

 

これから書く方法で薬剤師になったことを後悔している人全員の現状が解決するとは思わないけど、一つの意見として少しでも参考になるようなら嬉しい。

 

 

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薬剤師になったことを後悔している場合の現実的な解決策

薬剤師になったことを後悔している場合の解決策

 

結論から言ってしまうと、薬剤師になったことを後悔している場合、僕は薬剤師から距離を置くことが大事だと考えている。

 

薬剤師になったことを後悔しているなら薬剤師から距離を置こう

「薬剤師から距離を置く」とは、薬剤師を辞めろという意味ではわけではない。

「薬剤師として働く時間を少し減らす」という意味である。

 

例えば、ハンバーグが好きだったとしても毎日食べ続けるはきつい。

それと同じように、薬剤師として働く時間が長いから飽きてしまって「後悔している」となっている可能性が高いように思う。

 

「薬剤師になったことを後悔している」→「じゃあ違う仕事に転職しましょう」と提案しているサイトをよく見かけるが、すぐに違う仕事に転職するのは得策じゃないと思う。

 

なぜかというと、冒頭の相談者のように薬剤師として働かない場合に生じる金銭的なダメージが大きいからだ。

そのため、最低限の収入を確保しつつ、薬剤師として働いている時間を少しだけ減らしてみることをオススメしたい。

 

僕みたいに週休3日にしても良いし(詳しくは以下の記事)、残業が多い職場なら残業のない環境に変えてみよう。

>> 薬剤師として週休3日で働くメリット・デメリットとは?-実践者が赤裸々に語る-

 

薬剤師として働く時間を減らした時間を利用して色々とチャレンジする

薬剤師として働く時間を減らしたら、その時間を利用して色々と新しいことにチャレンジしてみよう。

少しくらいダラダラする時間があっても良いとは思うけど、それが長びかないようにしてほしい。

 

前から気になっていた習い事をやるのでも良いし、違う業界でアルバイトをしてみるもの良いと思う。

 

色々なことに挑戦する中で、「あっ、これ楽しいかも」と思えるものが見つかる。

それがやりがいにつながるのだ。

 

 

「僕も薬剤師になったことを後悔したことある」と冒頭にチラッと書いたけど、僕の場合は1回薬剤師を完全に辞めて、前からやりたかった語学留学をしてきた。

 

詳しくは 薬剤師を辞めて語学留学した話-注意点やメリット・デメリットなど淡々と語る-という記事に書いたけど、ここで出会った人たちの影響を受けて薬剤師以外にも仕事を掛け持ちして働くようになった。(プログラミングとかをやってる)

 

薬剤師だけだど飽きてしまうけど、他の仕事も並行することにより刺激が生まれる。

その結果、生活の満足度はかなり上がった。

 

薬剤師になったことを後悔している人がやるべきこと

一旦、ここまで書いたことをまとめる。

薬剤師になったことを後悔している人は、以下のステップで行動しよう。

 

【対処法】

  1. 薬剤師として働く時間を減らす
  2. 減らした時間を何か新しいことへのチャレンジに費やす

 

まずは「残業の少ない職場」または「週休3日の職場」へ環境を変える。

時間のゆとりを作って、新しいことにチャレンジする土台を作ることが重要だ。

 

新しいことにチャレンジする土台が整ったら、気になること・気になっていたことに片っ端からチャレンジしていく。

このチャレンジを通して、「あっ、これ楽しいかも」と思えることに出会えるはずだ。

 

この「あっ、これ楽しいかも」がやりがいにつながり、少しずつ充実感が生まれていくようになる。

 

「楽しいかも」と思えることがお金につながるようなら、それを仕事にすれば良いと思う。

僕みたいにダブルワークする出のも良いし、完全にジョブチェンジするのもアリだろう。

 

おすすめの転職サイトについては、以下の記事をチェックしてほしい。

>> 薬剤師の転職サイトのおすすめはどれ?-現役薬剤師が徹底解説-

 

 

薬剤師の仕事にやりがいを見つける必要はない

薬剤師の仕事にやりがいを見つける必要はない

 

冒頭の相談者は、「薬剤師の仕事にやりがいが見つけられなくて苦痛」と書いていた。

 

こんなことをいうのもアレだが、「薬剤師はお金を稼ぐためのもの」と割り切ることも重要だと思う。

 薬剤師の仕事に無理して"やりがい"を見つける必要はないと思うという記事でも書いたように、無理にやりがいを見つける必要はない。

 

後悔している状況で無理にやりがいを見つけようとすると精神的にキツイ

なぜ無理にやりがいを見つける必要がないかというと、就職にはギャンブル的な要素が内在しているからだ。

実際に働いてみないことには、薬剤師という仕事が自分に合うかは分からないのである。

 

就職が運ゲーである以上、後悔しながら薬剤師として働き続けたとしても、状況が好転するとは考えにくい。

それにもかかわらず、無理にやりがいを見つけようとすると、理想と現実のギャップに苦しむことになる。

 

薬剤師以外のフィールドで人生を充実させるという考えにシフトしよう

薬剤師になったことを後悔しているのであれば、まずは薬剤師から距離を置く。

それでも後悔している気持ちが消えないなら、薬剤師以外のフィールドで人生を充実させるという考えにシフトさせた方が良いと思う。

 

就職にギャンブル性がある以上、一定数の薬剤師は「こんなはずじゃなかった。。」を避けることはできない。

 

そもそも、やりがいを見出せないからこそのメリットもある。

例えば、学生の時「課題が終わった人から帰っていいよー」と先生に言われたことがあると思うけど、あの時の生産性は非常に高い。

 

こう考えると、薬剤師の仕事にやりがいを見いだせなかったとしても別に悪いことではないと思う。

仕事をちゃんとやるという前提条件さえ満たしていれば、仕事にやりがいを見いだせなくても悩む必要は全くないのだ。

 

 

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仕事選びに後悔している人を探しても意味はない

仕事選びに後悔している人を探しても意味はない

 

冒頭の相談者の発言で僕が特に気になったのは、「仕事選びで後悔している人いますか?」と聞いていることだ。

これはあまり健全な状態ではないと思う。

 

仕事選びに後悔している人を見つけても意味がない

仕事選びに後悔している仲間が見つかれば、心のモヤが少しは晴れるだろう。

けど、仕事選びに後悔している仲間を見つけたところで何も解決することはない。

 

仲間を見つけて安心したい気持ちも分からなくはないが、「この状況を少しでも良くしよう」と前向きに考えた方が生産的だ。

「いいことないかなー」と思ったところで、何も変わることはないのである。

 

他人と比較するのは不幸のもと

相談者は、こんなことも書いていた。

 

最近facebookを通じて昔の知り合いと知り合う機会が増えました。

みんなすごく楽しそうな人生を送っていて、嫉妬してしまいます。

中学卒業をしてからの9年間、やりたいことを我慢して今の仕事を手に入れたのに、幸せとは思えません。

他の道を選んで、楽しく過ごせばよかったと後悔しています。

 

他人と比較するのは精神衛生上良くない。

特にFacebookは幸せの瞬間最大風速を切り取っているSNSなので、余計に他人が幸せそうに見えてしまいがちだ。

 

SNS上では幸せそうに見えても、実際は相談者と同じように「仕事選びで後悔している」ということはザラにある。

 

気持ちはとても分かるけど、Facebookをみて落ち込むのは全く生産的でない。

「今までに後悔しているからこそ、これからは後悔しない!」という考え方をすることが大事なのではないかなと思う。

 

 

まとめ

薬剤師になったことを後悔している場合は、薬剤師から少し距離を置くことが1番効果的な解決策だ。

 

具体的には、以下のステップで行動しよう。

 

【対処法】

  1. 薬剤師として働く時間を減らす
  2. 減らした時間を何か新しいことへのチャレンジに費やす

 

まずは「残業の少ない職場」または「週休3日の職場」で働くようにしよう。

環境を変えて、まずは時間のゆとりを作ることが重要だ。

>> 薬剤師の転職サイトのおすすめはどれ?-現役薬剤師が徹底解説-

 

その後、新しいことに少しずつチャレンジしていく。

繰り返しになるけど、「チャレンジすること」は非常に重要で、とりあえず何かをやってみないことには何も状況は好転しない。

 

ちょっと気になると思ったことは、片っ端からチャレンジしていこう。

そのうち「あっ、これ楽しいかも」と思えることに出会えるはずだ。

 

この「あっ、これ楽しいかも」がやりがいにつながり、少しずつ人生に充実感が生まれていくようになると思う。

 

参考になれば嬉しい。

では。

 

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