人生観

【新卒薬剤師向け】職場選びに失敗した時の対処法 -就活は運ゲーである-

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入社した会社がイメージと違って、「なぜこんな会社に入ってしまったんだろう」と新卒の薬剤師が悩んでいるケースはよくある。

 

実は僕も最初に入った会社で、そんなことを思ったことがある。

 

最初に配属された店舗の労働時間が異常に長く、なぜか残業代ももらえない。

「就活に失敗したわ。。」と後悔する日々が続いた。(その後に異動した店舗はホワイト環境だった)

 

たぶん、入社して「こんなはずじゃなかった。。」と思っている新卒の薬剤師はかなり多いと思う。

 

そこでこの記事では、そんな薬剤師向けに「こんなはずじゃなかった。。」の対処法をまとめてみた

 

 

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新卒薬剤師は「就活は運ゲー」ということを知っておこう

新卒薬剤師は「就活は運ゲー」ということを知っておこう

 

最初に知っておくべきことは就活は運ゲーだということだ。

就活はある種のギャンブルなのである。

 

就活での「こんなはずじゃなかった」は避けられない

よく「良い職場を選べなかったのは自分が真面目に就活をしなかったからだ」と悩んでいる薬剤師がいる。

 

ハッキリ言おう。

それはあなたのせいじゃない。

 

どんなに企業研究をしたり、OB・OG訪問をしたところで、就活における「こんなはずじゃなかった」は避けられない。

 

実際、僕は比較的真面目に企業研究をしてたけど、冒頭にも書いた通り最初の配属先には恵まれなかった。

 

僕が新卒で入った会社は調剤併設型ドラッグストアでOTC店舗への配属だった。

 

入社前は「薬剤師にはお菓子の品出しとかはやらせません」と言っていたのに、実際はそんなことなくて非常に失望したのを覚えている。

 

さらに言うと、「残業代も支給される」と言っていたのに支給されないという有様だった。

控え目に言ってひどい労働環境である。

 

このように就活はギャンブルなのである。

 

そもそも就職説明会で嘘をつかれている可能性もあるし、さらに言えば同じ会社でも上司や配属される場所によって、自分に合う・合わないは変わってしまうのだ。

 

*劣悪な環境で1年働いた後、調剤業務に携わることになったのだけど、なぜか調剤部門ではちゃんと残業代が支給されていた。後で聞いた話によると店舗によるらしい

 

医療・福祉分野の3年以内離職率は約40%

「就活は運ゲーだ」という主張を裏づけるようなデータがある。

 

厚労省では「就職後3年以内の離職率の推移」というデータが公表しているのだけど、このデータでは医療・福祉に従事している4割近くが3年以内に離職していることを示している。

 

新卒薬剤師の離職率

引用:https://www.mhlw.go.jp/content/11650000/000369578.pdf

(平成28年と29年の離職率が低いのは、平成28年が2年以内、平成29年3月卒については就職後1年以内の離職率を記載しているため)

 

こんなにも短いスパンで、約4割が離職しているのだ。

これは就活にギャンブル性が内在している良い証拠だろう。

 

当たりくじを引ける人もいれば、ハズレくじを引いてしまう人もいる。

 

というか、辞めていないだけで「こんなはずでは・・・」と思っている薬剤師もいるはずだ。

 

それを考慮すると、就活に対して「こんなはずでは。。」と思っている薬剤師は4割以上に跳ね上がっても不思議ではない。

 

 

新卒薬剤師は「最低でも3年は続けろ」にダマされるな

 

経営の神様とも呼ばれているピーター・ドラッカーは、こんなことを言っている。

 

「最初の仕事はくじ引きである」

引用:ドラッカー名著集

 

これは本当にその通りだ。

僕の経験からも、「最初の仕事はくじ引き」という表現はかなりしっくりくる。

 

「就活に失敗たから職場を変えようかな」と悩んでいる薬剤師が最もよく聞くであろうアドバイスの1つが「最低でも3年は仕事を続けろ」だと思うけど、これのアドバイスはあまり真に受けない方が良い。

 

理由は3つある。

 

1:自分の経験談に過ぎない

「最低でも3年は仕事を続けろ」と主張する人は、「3年続けた結果、良い経験ができた」という自分の経験談を一般化していることが多い。

 

自分はたまたま運が良かっただけなのに、「他の人も3年働いたら良い結果がでる」と勘違いしているのだ。

 

入社して3年の間に素晴らしい経験をできる薬剤師がいることを僕は否定しない。

確かに最初の3年で成長を実感できた薬剤師はたくさんいるだろう。

 

しかし、その一方で「良い経験ができなかった薬剤師もいる」という事実を忘れてはならない。

 

3年働いたところで、何も変わらなかったという薬剤師もいるのだ。

この事実からも、明らかに「最低でも3年は働くべき」という主張は間違っている。

 

繰り返しになるが、就活は運ゲーなのだ。

 

2:3年以内の転職でも不利益を被らなかった事例もある

僕は調剤併設型ドラックストアを3年以内に辞めているが、特に不利益を被ったことがない。

 

むしろポジティブなことの方が多かった。

 

例えば月の残業時間は10時間以上減ったし、通勤時間も片道1時間半から30分になった。

このように、かなりワークライフバランスが是正された。

 

僕の友人の薬剤師にいたっては、新卒で入社した会社を1ヶ月で辞めていた。

正直、「そんな早く辞めて大丈夫なの?」と思ったけど、それは余計な心配だった。

 

今は違う会社で薬剤師として普通に働いているし、最近は結婚だってした。

 

このように3年以内に転職したって、特に何も問題はない。

「仕事は3年続けた方が良い」なんて嘘っぱちなのだ。

 

3:状況が好転するとは限らない

「最低3年働け」というアドバイスにしたがったからといって、そもそも状況が好転するとは限らない。

 

3年我慢して勤めて何も結果が出なかったら、後悔しか残らないだろう。

若いうちの3年はそれだけ貴重なものなのだ。

 

辛い仕事を続けて、心の病にかかってしまうリスクだってある。

それよりも現状を変えるため、能動的に行動した方が生産的なのは言うまでもない。

 

3年という月日は短いようで長い。

「自分の貴重な時間を今の職場に費やしても本当に後悔しないのか」じっくり考えよう。

 

答えがNOなのであれば、職場を変えた方が良いのは明白だ。

 

ハズレくじを引いてしまったら、もう1度くじを引き直そう。

運が絡む以上、もう1度くじを引き直した方が時間を無駄にしなくてすむ

 

転職サイトの利用を考えている場合は、以下の記事にメリット・デメリットをまとめたのでチェックしてほしい。

>> 薬剤師が転職サイトを使うメリット・デメリット-実体験を赤裸々に語る-

 

 

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「就活を失敗した」と感じている薬剤師がやるべきこと

就活を失敗したと感じている薬剤師がやるべきこと

 

ここまで「就活に失敗したと感じている薬剤師は職場を変えよう」と書いてきた。

 

しかし、これは「すぐに転職しろ」と言っているわけではないので注意してほしい。

 

最初に「就活に失敗した」と感じる原因について考えよう

まずは「就活に失敗した」と感じる原因について考えよう。

原因を棚卸ししなければ、解決策を考えることはできない。

 

就活に失敗したと薬剤師が感じる代表的な原因としては、以下のようなものがある。

 

【原因】

  • 人間関係が悪い
  • 労働環境が劣悪
  • 年収に不満がある
  • 仕事ができなくてつらい
  • そもそも薬剤師がつまらない

 

他にもたくさんあるかもしれないけど、この記事ではこの5つの原因への解決策を提案したい。

 

人間関係が悪い対策

人間関係が悪い場合は、異動できないか上司にお願いしてみよう。

転職は体力的に少し大変なので、最終手段とするべきだ。

 

異動も一種のくじ引きで、当たりくじを引けることもあれば、ハズレくじを引いてしまうこともある。

 

今回の職場がたまたまハズレだっただけで、異動先は当たりという可能性は十分ある。

人間関係は大きなストレスとなるので、早めに異動の相談をすることをオススメしたい。

 

ポイント

人間関係が悪い場合は異動が第一選択で、転職は最終手段

 

異動に時間がかかりそうだったり、そもそも異動できなそうであれば、転職という切り札を使うのがオススメだ。

 

薬剤師は幸いにも売り手市場なので、すぐに転職先は見つかる。

 

転職サイトの利用を考えている場合は、以下の記事にメリット・デメリットをまとめたのでチェックしてほしい。

>> 薬剤師が転職サイトを使うメリット・デメリット-実体験を赤裸々に語る-

 

労働環境が劣悪対策

次に労働環境が劣悪な場合の対策について。

 

労働環境が劣悪な場合も異動が第一選択

実は同じ会社でも、部署や店舗によって労働環境が変わってくる。

 

先ほどもちょろっと書いたけど、僕の場合は新卒で配属された店舗はブラックだったけど異動先はホワイトだった。

 

このように考えると、労働環境が劣悪な場合も異動が第一選択となる。

 

規模の小さい会社だと異動は難しいと思うけど、大きめの会社に勤めているのであれば、まずは転職よりも異動できないかを考えよう。

 

異動できない場合は転職を考慮しよう

異動が難しい場合は、転職を考慮しよう。

けっきょく僕は3年を待たずして会社を変えたのだけど、結果的に満足のいく転職となった。

 

前からやりたかった在宅医療をやれるようになった上に残業もないので、前の会社に比べて満足度は非常に高い。

 

先ほども書いたように、薬剤師業界は人手不足で転職しやすい状況にある。

 

他の業界ではハズレくじを引いてしまった場合、くじの引き直しは難しいけど、薬剤師業界ではくじの引き直しを圧倒的にやりやすい。

 

転職は状況を一気に好転される良い方法なので、選択肢の1つに入れておくのがオススメだ。

>> 薬剤師が転職サイトを使うメリット・デメリット-実体験を赤裸々に語る-

 

ポイント

労働環境が悪い場合も異動が第一選択で、転職は最終手段

 

年収に不満がある対策

年収に不満がある場合は、転職以外に選択肢はない。

 

残業が多い店舗と少ない店舗または部署の違いで少しは給料に差が出ることはあるかもしれないけど、同じ会社に勤めていて大きく給与が変わるということは基本的にないからだ。

 

ただし経験値の少ない新卒薬剤師が、年収700万とか800万の求人に応募して採用されるかというと微妙だと思う。

正直、200万・300万単位で年収を一気にジャンプアップさせるのは厳しい。

 

けど、月給5万アップくらいなら狙えるので、それくらいの給与アップで良ければ転職をオプションに入れるのは十分アリだろう。

>> 薬剤師が転職サイトを使うメリット・デメリット-実体験を赤裸々に語る-

 

ポイント

年収に不満がある場合は転職一択

 

仕事ができなくてつらい対策

就活に失敗したと感じる原因が「仕事ができなくてつらいから」というのもあると思う。

 

この場合は、コツコツ根気よく頑張っていくしかない。

最初から仕事ができる人は確かにいて、そういう人と比較してしまいがちなのだけど、実際のところ最初から仕事をできる人の方が圧倒的に少ない。

 

なので、「最初から仕事ができる人は少ない」と頭の隅に置いておくことは本当に大事だと思う。

 

ポイント

仕事ができなくて就活に失敗した場合は根気よく頑張ることが大事

 

ただ、「なんでこんな仕事もできないの?」みたいに詰めてくる人が近くにいる場合は、くじ引きのやり直しを考えた方が良い。

 

人間関係のミスマッチで、自分の能力を発揮できないという話はよく聞く。

 

なので、心当たりがある場合は、環境を変えるという選択肢も考慮しておくのがオススメだ。

>> 薬剤師が転職サイトを使うメリット・デメリット-実体験を赤裸々に語る-

 

そもそも薬剤師がつまらない対策

「そもそも薬剤師がつまらない」から就活に失敗したと感じている薬剤師もいると思う。

 

これの解決策については、以下の記事に詳しくまとめたので、そちらをチェックしてほしい。

>> 薬剤師の仕事がつまらない理由とその解決策について

 

 

まとめ

就活は運ゲーだ。

薬剤師全員が全員「こんなはずじゃなかった」を避けることは難しい。

 

「最低でも3年は続けろ」は嘘っぱちなので、ハズレくじを引いてしまったらもう1度くじを引き直そう。

 

若い時間は貴重だ。

その貴重な時間を無駄にしてはいけない。

 

では。

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