薬剤師の転職

新卒の薬剤師でも、すぐに転職しても大丈夫?

更新日:

「薬剤師として働き始めたばかりだけど、すでに辞めたい。。」

こう思っている新人薬剤師は珍しくない。

 

実際、このサイトにも「新卒 薬剤師 辞めたい」といったキーワードによる訪問がかなり多かったりする。

この記事を読んでいるということは、あなたも今の職場に不満があり、転職を考えているのだろう。

 

「研修が充実しているとか言っていたのに、全く研修やらないじゃん」

とか

「社員間の仲が良いって言っていたのにギスギスしている」

とか

「サービス残業ばかりじゃないか」

など不満に思っている理由を挙げたらキリがないはずだ。

 

しかし「就職したばかりなのに、本当に転職しちゃって大丈夫なの?」という不安もあって、転職に踏み切れないのだと思う。

そこでこの記事では、「新卒の薬剤師がすぐに転職しても大丈夫なのか」についてまとめてみた。

 

 

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新卒の薬剤師が転職しても問題ないか

 

新卒の薬剤師が、すぐに転職しても大丈夫なのか。

結論から言うと、入社したばかりの薬剤師でも転職は十分可能だ。

 

なぜ僕がこのように「問題ない」と言い切れるのかというと、理由は大きく分けて4つある。

 

理由1:慢性的な薬剤師不足

1つ目の理由が「慢性的な薬剤師不足」という点。

 

少子高齢社会では、医療職の需要は増えていく

今は少子高齢社会ということもあり、高齢者が爆発的に増えている状態だ。

高齢者が多いということは、必然的に「薬剤師の仕事も増える」ということである。

 

そのため、薬剤師の仕事は間違いなく減らない。

むしろ、これからどんどん仕事は増えていくことになるだろう。

 

労働者の需要は高いのに労働者が減っていく

さらに言うと、少子高齢社会では働き手が減っていく。

高齢者は増えるのに労働人口が減るのだから、医療職は時間の経過と共に転職しやすくなるのだ。

 

実際、僕が以前働いていた規模の小さい薬局では、僕が転職した後の後任薬剤師を見つけるのに非常に苦労していた。

この前、1年ぶりくらいに前の職場の人とご飯に行ったのだが、いまだに僕の後任薬剤師は見つかっていないとのことだった。

 

それだけ薬剤師業界は、人手不足なのだ。

そのため「新人薬剤師だから転職できない」ということは、まずありえないと言って良い。

 

理由2:人事担当が「問題ない」と言っていた

2つ目の理由として「転職面接を担当する人事が問題ないと実際に言っていた」ということが挙げられる。

実は僕の友人の1人が某企業の人事として働いているのだが、その友人が「新卒の薬剤師でも転職は問題ない」と断言していた。

 

薬剤師は人材不足

なぜ問題ないのか。

 

1つ目の理由と同じなのだが「薬剤師の人材不足が続いているため」だ。

そのため、「経験の浅い新卒薬剤師でもほしい」と考えている会社はかなり多い。

 

ただし変な薬剤師は採用されない

ただし、どんな薬剤師でも簡単に転職できるわけではない。

ここは勘違いしてはいけない。

 

人事をやっている友人が言うには、「明らかに変な薬剤師は採用ようしない」とのことだった。

 

例えば、コミュニケーション能力がない薬剤師だったり、挙動不審な薬剤師だと転職は難しい。

まぁ、当たり前のことなのだけど。

 

3:新卒薬剤師の転職は多い

3つ目の理由としては「新卒薬剤師の転職は、実際かなり多い」ということが挙げられる。

 

離職率を低くするのが薬剤師業界の課題

実は薬剤師業界は、転職が当たり前だったりする。

そのため、新卒の離職率をいかに抑えるかが、常に会社では問題となっているのだ。

 

実際、僕が新卒で入社した調剤併設型ドラッグストアでは、1年以内に全体の3割の薬剤師が辞めていった。

研修では2つの部屋が必要だったのに、いつの間にか一部屋だけで済むようになってしまったのだ。

 

研修のたびに同期が減っていくので、非常に驚いたのを今でも覚えている。

このように、新卒で入社した会社をすぐに辞める薬剤師は、決して珍しくないのだ。

 

転職できなかった薬剤師を聞いたことがない

そもそも新卒で入った会社をすぐに辞めて、転職できなかったという話を僕は聞いたことがない。

これ以上に強力な、新卒の薬剤師でも転職できる証拠はないだろう。

 

ちなみに僕の友人は、4月に入社して5月で転職している。

彼はドラッグストア勤務だったのだが、トイレットペーパーを出したり、パンを発注するような仕事が本当に嫌で、すぐに転職を決意したそうだ。

 

僕自身も転職面接を担当したことがあるが、履歴書はあくまでも参考にするだけだ。

実際に会って話さないことには分からないことが多いので、面接のを乗り切れば十分転職可能だ。

 

 

「履歴書に傷がつく」の嘘

 

よく「そんなに早く転職したら、履歴書に傷がつくよ」と忠告してくるやつがいる。

しかし、これは事実ではない。

 

履歴書に傷がつかないと言い切れる理由とは

このように言える理由は2つある。

 

理由1:そもそも新卒に履歴などない

よく考えてほしい。

新卒に履歴などあるのだろうか?

 

新卒で入社した会社をすぐに辞めるのだから、履歴なんてない。

つまり傷つく履歴書など、そもそも存在しないのである。

 

面接官もそれを知ってて面接するのだから、履歴書を気にする必要なんて全くない。

 

理由2:履歴書より転職面接が大事だから

先ほども書いた通り、僕も採用面接をしたことがある。

その経験から言うと、履歴書は確認するものの、面接での振る舞いの方がよっぽど大事だ。

 

すぐに会社を辞めたとしても、受け答えがしっかりしていれば、マイナス評価にはならない。

新卒ならなおさらそうだ。

 

本当に履歴書に傷がつくのであれば、新卒で入った会社をあっさり辞めた僕の同期たちは、なぜ転職できたのだろうか。

答えは簡単で、履歴書はそこまで重要なもじゃないからである。

 

 

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転職活動の面接では転職理由をポジティブに言い換えよう

 

ここまで読み進めて、転職するには「面接での振る舞いが大事」ということを分かっていただけたと思う。

 

しかし、多くの人がこう思ったはずだ。

「なぜ新卒で入社した会社をすぐに辞めるのか聞かれたらどうしよう?」

 

僕の回答は、「思い切って本当のことを話してしまおう」である。

例えば、残業が多いことが理由の転職ならば、「残業が多かったから辞めました」と言ってしまえば良い。

 

なぜ本当の転職理由を伝えるべきなのか

なぜ本当の転職理由を伝えるべきなのか。

それはウソの転職理由だと簡単にバレるからだ。

 

僕は何度か転職希望者の面接を担当したことがあるのだが「なんか嘘っぽいなぁ」と思うことがかなりあった。

具体的な例を挙げると「御社の〇〇なところに共感しました」といった理由だ。

 

正直「新卒で入った会社をすぐ辞めて、他の会社に共感しないだろ」と思ってしまう。

そのため、ヘタに嘘は言わない方が良い。

 

すぐに辞めるにしても、反省の態度を見せておけば問題ない

新卒の薬剤師であれば、まだ若いので、たいていのことは大目に見てくれる。

ポイントは、「最初に本当の理由を伝え、そのあとに反省している態度を見せる」ということだ。

 

例えば「残業が多すぎて辞めたい」のであれば、「労働時間が長くて、精神的・体力的にきつかったので辞めてしまった。少し社会に対する認識が甘かった」と伝えれば、悪いイメージは持たれにくい。

 

少し考えてみてほしい。

自分が面接官だったとして「会社の労働時間が長かった。管理が全くされていないブラック企業だった。」と言う人と、「労働時間が長くて、精神的・体力的にきつかったので辞めてしまった。少し社会に対する認識が甘かった」と言う人、どちらの印象が悪いかを。

 

本当にブラック企業だったとしても、退職理由を会社のせいにしている人の方が悪い印象だったと思う。

逆に原因を自分にしている人の方が、清々しいイメージを持ったはずだ。

 

言い方を変えればポジティブなイメージにつながる

面接は言い方次第でなんともなる。

本当のことを言って反省の弁を述べれば、大抵の場合は印象を悪くせず乗り切ることができるのだ

 

「本音をちゃんと言える社会が望ましい」と僕自身も思うのだが、残念ながら日本は「本音と建前の国」である。

そのため本音を言うのは控えた方が良い。

 

転職面接に不安があるのであれば、薬剤師転職サイトに登録するのがオススメだ。

転職サイトに登録すると「求人情報の収集」や「面接のセッティング」以外にも、「面接対策」や「転職に関する相談」にも無料で協力してくれる。

 

オススメの転職サイトについては、以下の記事に詳しくまとめた。

ぜひ、チェックしてほしい。

>> 薬剤師転職サイトのおすすめはどれ?-現役薬剤師が徹底解説-

 

 

就職活動はくじ引き

 

「新卒なのに転職したい」と思ってることに関して、もしかしたら罪悪感を持っている人もいるだろう。

 

しかし、自分のことを悪く思う必要はない。

なぜかというと、就職活動はくじ引きみたいなものだからだ。

 

就活は運の要素が強い

就活の説明会では、基本的に採用側にとって都合の良いことしか聞かされない。

そのため、自分に合うかどうかは実際に就職するまで分からないのだ。

 

僕の場合、会社説明会の時は残業代でると言ってたのに、実際は"上司の許可があれば"という条件付きだったので、すぐに辞めたいと思った。

(そして「無理だわ」と思ってほどなくして退職した)

 

残業をした時、僕は必ず上司に残業代を申請していたのだが、勝手に却下されてしまうことがあって、「社会とはとんてもない世界だ」と思ったものだ。

 

このように、入社するまでは自分に合う会社なのかは分からない。

これが就職活動は、くじ引きだと僕が主張する理由である。

 

薬剤師はくじ引きをやり直しやすい職種

薬剤師は幸いにも、くじ引きをやり直しやすい職種だ。

今の職場に不満があるのなら、新卒でも転職というオプションを選択するのは十分アリだろう。

 

更に言えば、若い時の時間は貴重だ。

不満を抱えたまま仕事を続けると、「あの時、転職していれば良かった」と、年を重ねた時に必ず後悔することになる。

 

転職活動の大まかな流れについては、以下の記事に詳しくまとめた。

ぜひ、あわせてチェックしてほしい。

>> 薬剤師が転職する時の流れとは?-必ずやるべきことを解説する-

 

 

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仕事をしながら転職活動するのがオススメ

 

今の職場をすぐ辞めたいけど、「やっぱり転職活動するのはなぁ。。」と、いきなり辞めるのは抵抗がある新人薬剤師も多いだろう。

そんな人にオススメなのが、「仕事をしながらの転職活動」だ。

 

仕事をしながらの転職活動の利点は、今の職場を客観視できることである。

 

今の職場を客観視できる

1つ目の理由が、「今の職場を客観視できる」ということ。

 

転職活動を始めると、たくさんの職場を見学できる。

職場の様子を見れば、だいたい当たりかハズレかは分かるものだ。

 

このように色々な職場を見学することにより、「意外と今の職場は良い環境なのでは?」と気づける可能性がある。

これは比較対象がなければ分からないことだ。

 

仕事をしながらの転職は後戻りが可能

転職活動をしてみて、「やっぱり今の職場の方が良い」と思ったなら今の職場に残れば良いし、もっと良い職場が見つかったなら転職すれば良い。

 

このように「仕事をしながらの転職活動」はノーリスクなのである。

本当に賢い人は、あらかじめ撤退経路も確保しておくものだ。

 

よく「退路を絶たないと本気にならない」とは言うが、それはバカのやることである。

もし今の職場を辞めたいと思っているけど、リスクを取りたくないのであれば「仕事をしながらの転職活動」を強くオススメしたい。

 

薬剤師転職サイトを利用すれば、求人情報の収集から見学まで無料でセッティングしてもらえる。

転職活動の負担を軽減できるので、興味があれば相談してみると良いだろう。

 

オススメの転職サイトについては、以下の記事にまとめた。

僕の転職経験をもとに書いたので参考になるかと思う。

>> 薬剤師転職サイトのおすすめはどれ?-現役薬剤師が徹底解説-

 

 

まとめ

少し長くなったが、この記事で言いたいことは1つだけだ。

それは「薬剤師の場合は、新卒であろうと転職は容易」ということである。

 

実際のところ新卒ですぐに転職する薬剤師は非常に多い。

そこまで「すぐに辞めても大丈夫だろうか」と思い悩む必要はないのだ。

 

薬剤師は慢性的な人手不足な上、薬剤師転職サイトがしっかりと転職をサポートしてくれるので、転職できないということはまずない。

以上、「新卒の薬剤師が転職しても大丈夫?」というテーマでまとめてみた。

 

参考になれば嬉しく思う。

では!

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