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週刊 薬剤師日記

転職

「管理薬剤師になりたくない」という理由で転職するのはアリか

投稿日:

 

薬剤師が転職を考える理由の1つに「管理薬剤師をやりたくないから」というものがある。

 

たしかに管理薬剤師になると、残業も増えるし、マネジメントもしなければならない。

出席しないといけない会議も増える。

 

「管理薬剤師をやりたくない」と考える人がいるのも自然だろう。

そこでこの記事では、「管理薬剤師をやりたくない」という理由による転職はアリかについてまとめた。

 

では本題へ。

 

 

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「管理薬剤師になりたくない」という理由で転職するのはアリか

 

結論から言うと、「管理薬剤師になりたくない」という理由で転職するのはアリだ。

 

理由はたった1つだ。

 

【理由】

  • 管理薬剤師に向いている人・向いていない人がいる

 

管理薬剤師の適正があるか無視されることが多い

僕の経験上、管理薬剤師への昇進は、「もう5年以上薬剤師として働いているから」とか「新店を出す関係で薬剤師が足りないから」みたいな理由であることが多いと思う。

 

こういった強引な昇進を正当化するために、「管理薬剤師になれる貴重な経験を与えてやっている」みたいな上から目線の人もいるのだけど、僕個人としては全く賛同できない。

 

なぜかというと、管理薬剤師が向いているか・向いていないかを考えていないからだ。

 

プレイヤーとしては優秀でも管理薬剤師に向いていな人は多い

例えばサッカー選手としては一流だったけど、監督としては三流という事例は数多くある。

 

プレイヤーとしては優秀でも、マネジメント業務には向いていないということは珍しくない

 

これはスポーツ選手だけでなく、薬剤師にも言えることだ。

現場で働くのは向いているけど、マネジメントに向いていない薬剤師は明らかに存在する。

 

以前、僕が勤めていた調剤併設型ドラッッグストアにいた先輩薬剤師が、まさにそんな人だった。

 

管理薬剤師になってみたものの、マネジメント業務が好きになれなかったので管理薬剤師を辞め、在宅の仕事をメインでやることになった。

 

 

管理薬剤師にならないメリット・デメリット

 

次に管理薬剤師にならないメリット・デメリットについて解説したい。

 

「管理薬剤師になりたくない」という理由で転職するのはアリだけど、メリット・デメリットがある。

 

なので、それらを考慮した上で意思決定をしてほしい。

 

管理薬剤師にならないメリット

管理薬剤師にならないメリットとしては、以下の3つが考えられる。

 

【メリット】

  1. 現場の仕事に集中できる
  2. 責任の幅が広がらない
  3. 副業をできる

 

メリット1:現場の仕事に集中できる

管理薬剤師になると、「シフト管理」や「スタッフの指導」、「医療機関、メーカー、卸の対応」、「クレーム処理」などは、管理薬剤師の典型的な仕事だ。

 

【管理薬剤師の典型的な業務】

  • シフト管理
  • スタッフの指導
  • 医療機関、メーカー、卸の対応
  • クレーム処理

 

これらをやるのは、実際かなりしんどい。

 

しかし、管理薬剤師にやらなければ、マネジメント業務をやらない分、現場の仕事に力を注げる。

 

調剤や投薬をはじめとする患者に近い業務に集中できるのだ。

 

もちろん、管理薬剤師じゃなくても雑務をやる必要はあるけど、管理薬剤師ほど多くはないので、患者の近くで働きたい薬剤師にとっては大きなメリットと言えるだろう。

 

メリット2:責任の幅が広がらない

管理薬剤師になると、「どうしても処方箋枚数」や「加算をどれだけ取ったか」などの数字を求められることになる。

 

この前、ある薬局で処方箋の付け替えが行われたというニュースがあった。

 

内部事情は詳しくは分からないけど、成果を求めるあまり、このような不正をしたくなる心理状態になってしまったということは十分考えられる。

 

このようなプレッシャーを受けにくいのも、管理薬剤師にならないメリットと言えるだろう。

 

注意ポイント

【処方箋の付け替えとは】

A薬局で受けつけた処方箋を、実際には調剤していないB薬局で保険請求を行うこと

 

メリット3:副業をできる

副業できるのも管理薬剤師をやらないメリットと言えるだろう。

 

実は薬事法において、「管理薬剤師は今の職場以外で薬事に関する仕事をしてはいけない」というルールが定められている。

 

具体的に言うと、平日はA病院で管理薬剤師として働いて、週末はB薬局で働くのはダメということだ。

 

副業解禁が叫ばれている昨今、管理薬剤師をやらなければ副業できるというのは大きなメリットと言える。

 

管理薬剤師にならないデメリット

次に管理薬剤師にならないデメリットについて。

 

デメリットとしては、以下の2つが考えられる。

 

【デメリット】

  1. 管理薬剤師に比べて年収が下がる
  2. マネジメント経験を積めない

 

デメリット1:管理薬剤師に比べて年収が下がる

管理薬剤師にならないと、管理薬剤師手当をもらえないので年収はどうしても下がってしまう。

 

管理薬剤師手当は、会社によって大きく異なる。

1万円のこともあるし、5万円の場合もある。

 

管理薬剤師手当が1万円なら年間10万ちょっとしか違わないが、5万円だった場合は年間60万円も差が出てきてしまう。

 

薬剤師の場合、昇給もあまり大きくはない。

そのため、管理薬剤師にならないのであれば、社内での昇給は諦めて、転職で年収アップを狙う方が現実的となる。

 

デメリット2:マネジメント経験を積めない

管理薬剤師をやらないと、マネジメント経験を積めない。

 

マネジメント経験があるメリットとしては、転職市場で評価されやすくなるということが挙げられる。

 

僕からすると、現場で働くのもマネジメント業務と同じくらい重要な仕事だ。

 

しかし、マネジメント業務をできる薬剤師は少ないので、その分だけ管理薬剤師経験のある薬剤師の方が市場価値が高くなってしまう

 

 

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「管理薬剤師の経験がないと転職が不利なる」は本当か

管理薬剤師の経験がないと転職は不利なのか

 

「管理薬剤師の経験がないと転職が不利になる」という情報がネット上にはあふれている。

 

けど、これはウソである。

不利になることはない。

 

理由は以下の2つだ。

 

【理由】

  • 薬剤師は人手不足なので転職しやすい
  • 管理薬剤師になれる人は限られている

 

理由1:薬剤師は人手不足なので転職しやすい

薬剤師は慢性的な人手不足だ。

 

売り手が有利な状態では、そもそも「転職が不利になる」ということはない。

どんな薬剤師も売り切れる。

 

たしかに、管理薬剤師の経験があると待遇面で優遇されやすいという事実はある。

 

しかし管理薬剤師の経験がないからといって、転職が不利になるというわけではないのだ。

 

これは声を大にして言いたいのだが、薬剤師はかなり転職しやすい職種である。

 

ブランクのある薬剤師でも復帰するのは全く難しくない件についてという記事でも書いたけど、僕もブランクがありながら面接を受けた全ての会社から内定をもらえたので、薬剤師の転職しやすさはまず間違いない。

 

理由2:管理薬剤師になれる人は限られている

そもそも管理薬剤師は、1つの職場につき1人しかなれない。

 

そのため、「管理薬剤師募集」の求人でない限り、プレイヤー型薬剤師であっても転職は簡単にできる。

 

管理薬剤師をやらずに現場仕事をしたいのであれば、管理薬剤師を募集していない職場中心に転職活動すれば良いだけなのだ。

 

繰り返しになるが、売り手市場では全員売り切れるので、「転職に失敗したらどうしよう」という心配は全くいらない。

 

 

管理薬剤師をやりたくない人が転職を成功させるための注意点

管理薬剤師をやりたくない人が転職する際の注意点

 

最後に「管理薬剤師をやりたくない」という理由で転職する際の注意点について解説しておく。

 

「管理薬剤師になりたくない」という理由で転職する場合の注意点

「管理薬剤師になりたくない」という理由で転職する場合は、以下の2つに注意しよう。

 

【注意】

  • 転職コンサルタントに「管理薬剤師になりたくない」と伝える
  • 転職面接で現場で働くことを重視していると伝える

 

1:転職コンサルタントに「管理薬剤師になりたくない」と伝えよう

薬剤師転職サイトに登録すると、転職コンサルタントから「どんな職場を希望するか」を必ず聞かれる。

 

その時に、「管理薬剤師として働きたくない」と必ず伝えよう。

 

最初に伝えておかないと、「管理薬剤師を求めている」または「ゆくゆくは管理薬剤師として働いてほしい」と思っている職場を紹介されてしまう可能性がある

 

希望条件は、遠慮せずに必ず伝えた方が良い。

遠慮しても良いことはないので、自分の希望条件は転職コンサルタントにちゃんと伝えてほしい。

 

2:転職面接で現場で働くことを重視していると伝える

2つ目の注意点が、「転職面接でも管理薬剤師として働く気はない」と伝えておくということだ。

 

少し言いにくいかもしれないけど、あらかじめ要望をちゃんと伝えておいた方が、お互いにとってプラスとなる。

 

ただ、「管理薬剤師としては働きたくないです」と伝えると、やる気がなさそうに感じるので、こんな感じで遠回しに伝えると良いだろう。

 

【例文】

現場志向が強いので、管理薬剤師として働くことは今のところ考えていないです。

 

患者さんと近い距離で働き、薬剤師としての専門性を高めていきたいと考えています。

 

管理薬剤師をやりたくない人はどの転職サイトを使うべきか

管理薬剤師をやりたくない人は、ファルマスタッフを利用すると良いだろう。

 

ファルマスタッフを面接同行サービスを提供しているからだ。

面接同行サービスでは、面接で話した内容を転職コンサルタントが記録してくれる

 

そのため、「管理薬剤師として働く気はない」と面接中で話しておけば、それを記録してくれるので、転職後に「言った・言わない」のトラブルが起こりにくくなる。

 

もちろん無料で利用できるので、転職を考えているなら登録をオススメしたい

 

 

 

 

より詳しくは以下の記事をどうぞ。

>>【暴露】ファルマスタッフを使って転職したので感想を淡々と語る

 

 

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まとめ

「管理薬剤師をやりたくない」という理由で転職するのは、選択肢としてアリだ。

 

繰り返しになるが、管理薬剤師は向き・不向きがあるし、そもそも現場志向の強い薬剤師もいるわけなので、転職する理由としては十分ありえる。

 

ただ、管理薬剤師にならないメリット・デメリットがあるので、それらを考慮した上で、最終的な意思決定をしてほしい。

 

【メリット】

  1. 現場の仕事に集中できる
  2. 責任の幅が広がらない
  3. 副業をできる

【デメリット】

  1. 管理薬剤師に比べて年収が下がる
  2. マネジメント経験を積めない

 

管理薬剤師をやらないメリット・デメリットを考慮し、転職を決めた場合は以下の2つに注意しよう。

 

【注意】

  • 転職コンサルタントに「管理薬剤師になりたくない」と伝える
  • 転職面接で現場で働くことを重視していると伝える

 

どの転職サイトを使うかに関しては、面接同行サービスを提供しているファルマスタッフがオススメだ。

 

面接の内容を転職コンサルタントが記録してくれるので、転職後の「言った・言わない」のトラブルが起こりにくくなる。

 

もちろん、無料で利用可能だ。

 

 

 

 

より詳しくは以下の記事をどうぞ。

>>【暴露】ファルマスタッフを使って転職したので感想を淡々と語る

 

 

以上、あなたの転職が上手くいくことを祈っている。

では。

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