「薬剤師転職サイトってどれを使えば良いのだろう?」
転職を考えている薬剤師は、こんなことを気にしていることが多い。
実際、ネット上でも「どの薬剤師転職サイトが良いか」にフォーカスした記事がよく見られる。
けど、僕の経験上、「どの薬剤師転職サイトが良いか」はそこまで重要じゃない。
「どんな転職サイトを使うか」よりも「どのように使うのか」が大切なのだ。
今までに「マイナビ薬剤師」、「リクナビ薬剤師」、「ファルマスタッフ」を使ったことあるけど、ぶっちゃけそこまで大きな違いはないですね。ネット上には細かな違い書いてるけど。どのサイトを選ぶかよりも、どのように利用するかの方がよっぽど重要
— tomoyuki kato (@tomo_k09) 2018年12月3日
そこでこの記事では、「なぜ使い方が重要なのか」や「効果的な薬剤師の転職サイトの使い方」についてまとめてみた。
僕自身、ちょっと前に転職活動を終えたばかりなので、多少は参考になるかと思う。
では本題へ。
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薬剤師転職サイトは選び方よりも使い方のほうが重要
冒頭にも書いた通り、薬剤師転職サイトは選び方よりも、「使い方」の方がよっぽど大切である。
薬剤師転職サイトは選び方よりも使い方のほうが重要な理由
なぜ薬剤師転職サイトの選び方よりも使い方が重要かというと、薬剤師転職サイトにそこまで大きな差はないからだ。
薬剤師が転職サイトを使うメリット・デメリット-実体験を赤裸々に語る-という記事でも書いたように、僕は今までに「マイナビ薬剤師」、「リクナビ薬剤師」、「ファルマスタッフ」という3つの薬剤師転職サイトを利用したことがある。
その経験からいうと、ぶっちゃけた話これらのサイトにはそこまで違いはない。
どの転職サイトも、良い求人を紹介してくれるし、転職コンサルタントの感じは良い。
つまり、満足のいく転職をするには「どの薬剤師転職サイトを使うか」よりも、「どのように使うか」の方が重要だということだ。
効果的な使い方さえ知っていれば、どの転職サイトを使っても満足のいく転職活動はできるのである。
ポイント
薬剤師転職サイトはそこまで大きな違いはない
実際に使った薬剤師転職サイトの感想について
「薬剤師転職サイトに違いはそこまでない」と言われても、ちょっとした違いなどの実際に使ってみた感想を知りたい人もいると思う。
僕が使ったことのある「ファルマスタッフ」、「マイナビ薬剤師」、「リクナビ薬剤師」の感想簡単にまとめると、こんな感じになる。
ファルマスタッフを使った感想
こんな方におすすめ
- 転職活動に不安がある
- 転職をして「こんなはずでは。。」と思ったことがある
ファルマスタッフは、今まで利用した転職サイトの中でも1番印象が良かった。
何が良かったかというと、転職のミスマッチング防止にかなり力を入れている印象を受けたことだ。
具体的には、採用面接に同行して話の食い違いが起こらないようにしてくれる。
第三者が介入することにより、「言った・言わない」のトラブルが起こりにくくなるというわけだ。
紹介してくれる求人は、大手から中小まで幅広い。
バランスはかなり取れていると感じた。
このような理由により、初めて転職する薬剤師や転職に不安がある薬剤師の第一選択肢としてファルマスタッフは良いと思う。
公式サイト
マイナビ薬剤師を使った感想
こんな方におすすめ
- 大手から中小まで転職先として考えている
- コンサルタントとよく相談しながら転職活動をしたい
マイナビ薬剤師の特徴は、大手から中小まで幅広く紹介してくれるということだ。
初めての転職では、マイナビ薬剤師が紹介してくれた小さな薬局に転職した。
あとはコンサルタントの感じが良いという印象を受けた。
何かあるたびに「気になることがあったら遠慮せずにおっしゃってくださいね」と言ってくれるので、とても相談しやすい人だなと思ったのを覚えている。
まとめると、「大手から中小まで転職先として考えている」とか「コンサルタントとじっくり相談しながら転職活動をしたい」という薬剤師にオススメ。
公式サイト
リクナビ薬剤師を使った感想
こんな方におすすめ
- 大手しか転職先として考えていない
- 転職の希望条件がある程度決まっている
リクナビ薬剤師の特徴は、「大手の求人に強い」ということが挙げられる。
最初の転職では、マイナビ薬剤師と並行して使っていたのだけど、リクナビ薬剤師は明らかに大手の求人が多かった。
ちなみに僕の友人も同じことを言っていた。
なので、リクナビ薬剤師は大手中心に紹介するという方針なのだと思う。
僕みたいに直接会うのが面倒な場合は気にならないと思うが、転職者との面談には力を入れていない感じがしたので、直接会って話したいという薬剤師には向いていないかもしれない。
大手志向が高いならリクナビ薬剤師、大手から中小まで幅広く考えているならマイナビ薬剤師という使い分けで良いと思う。
公式サイト
迷ったらファルマスタッフを使えばOK!
迷ったらファルマスタッフを使っておけば良いと思う。
1番バランスが取れていて、安心感のある転職サイトだと個人的には感じた。
公式サイト
詳しいレビューについては、以下の記事に書いたので参考にしてほしい。
>> 【暴露】ファルマスタッフを使って転職したので感想を淡々と語る
薬剤師転職サイトを効果的に使うためのポイント
では次に、どのように薬剤師転職サイトを使えば良いのかを解説する。
薬剤師転職サイトを賢く使う3つのコツ
僕が転職活動する時、特に気をつけているのは以下の3つだ。
ポイント
- 転職の希望条件に優先順位をつける
- 紹介された求人が気に入らなければフィードバックする
- コンサルタントの意見を鵜呑みにしない
1:転職の希望条件に優先順位をつける
まず転職の希望条件に優先順位をつけよう。
年収を重視したいならワークライフバランスを少し妥協したり、ワークライフバランスを重視するなら年収を妥協するといった具合だ。
なぜかというと、100%理想的な職場は存在しないからだ。
例えば、年収800万で残業なし定時帰りな職場を薬剤師業界で見つけるのはかなり厳しい。
しかし、僕の経験上、優先度の高い条件が満たされていれば、転職は満足のいくものとなる。
100%理想的な職場ではなくても、満足度の高い転職は可能なのだ。
そのため、「自分は年収を重視したい」とか「私はワークライフバランスが良い」といった感じで、優先順位を明確にすることが大事なのである。
2:紹介された求人が気に入らなければフィードバックする
2つ目のポイントが「紹介された求人が気に入らなければフィードバックする」ということ。
転職サイトのコンサルタントはこんな感じのメールを送ってくれる。
で、求人情報をみて「ちょっと、これは譲れないな」と思うことがあったら、その都度コンサルタントに伝えた方が良い。
例えば、「20時まではキツいので、19時で終わるところが良いです。」みたいな感じだ。
こういうフィードバックをしないと、コンサルタントも求人を探すのが大変だし、あなたも良い求人になかなか巡り会えない。
要するに、効率的に転職活動できるようになるのだ。
フィードバックはとても大事なので、できる限りするようにしよう。
3:コンサルタントの意見を鵜呑みにしない
3つ目のポイントが「コンサルタントの意見を鵜呑みにしない」ということ。
薬剤師転職サイトは、転職者の想定年収の3割程度を転職先の会社から紹介料としてもらっている。
つまり薬剤師転職サイトは、「高い年収を提示した会社に転職してほしい」と考えているということだ。
そのため、複数の会社から内定をもらった場合、転職サイトのコンサルタントは年収の高い職場への転職を勧めてくることが多い。
しかし年収の高い職場を勧められたとしても、コンサルタントの意見を鵜呑みにしてはいけない。
いくら年収が高かったとしても、「ちょっと違うんだよなぁ」と思っているならちゃんと断ろう。
実際、僕も年収の高い職場を断って低い職場に転職したことがある。
これは僕がワークライフバランスを重視しているためだ。
最後の意思決定は、必ず100%自分の意思しよう。
薬剤師転職サイトはビジネスである。
こういうデメリットもあるということを頭の隅に置いておこう。
転職サイトを使うメリットは非常に大きいが、少しだけデメリットもあるのだ。
薬剤師転職サイト利用を使った転職の流れ
薬剤師転職サイトを使って転職する場合、以下のステップで転職活動が進む。
【転職の流れ】
- 薬剤師転職サイトへ登録
- 転職の希望条件のヒアリング
- 求人の紹介
- 面接
- 内定
1:薬剤師転職サイトへ登録
まず転職サイトへ登録する。
名前やメールアドレスなどを入力するだけなので、登録自体は1分ほどで終わる。
冒頭にも書いた通り、転職サイトにはそこまで大きな違いはないので好きなサイトに登録すると良いだろう。
特にこだわりがないのであれば、転職のミスマッチ防止に力を入れているファルマスタッフを使うのが良いと思う。
個人的には1番オススメだ。
公式サイト
詳しいレビューについては、以下の記事に書いたので参考にしてほしい。
>> 【暴露】ファルマスタッフを使って転職したので感想を淡々と語る
2:転職の希望条件のヒアリング
転職サイトに登録すると、コンサルタントから詳しい希望条件を聞かれる。
例えば、以下のようなことを質問される。
【質問されること】
- 希望する雇用形態
- 年収はどれくらいほしいか
- 通勤時間はどれくらいが理想化
- 残業はできるか
etc
3:求人の紹介
ヒアリングが終わると、希望条件に沿った求人を紹介してもらえる。
この中から気になった求人をいくつかピックアップして、それをコンサルタントに伝えよう。
希望条件を伝えると、コンサルタントが面接のスケジュール調整をしてくれる。
4:面接
スケジュールが決まったら面接を受けに行く。
薬剤師は人手不足なので、面接といっても雑談みたいな感じだ。
特に緊張する必要はない。
5:内定
コンサルタント経由で、面接の合否を知らされる。
よっぽど変な人でない限り、ほぼ内定をもらえると思って良いだろう。
より詳しい転職の流れについては、以下の記事をどうぞ。
>> 薬剤師の転職活動の進め方とは?-内定までの流れを徹底解説-
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まとめ
この記事をまとめると、以下のようになる。
ポイント
- 薬剤師転職サイトに大きな違いはないので、満足度の高い転職をするには使い方が重要
そして効果的な薬剤師転職サイトの使い方としては、以下の3つを意識すると良い。
【効果的な使い方】
- 転職の希望条件に優先順位をつける
- 紹介された求人が気に入らなければフィードバックする
- コンサルタントの意見を鵜呑みにしない
転職サイトについては、大手であればそこまで大きな差はない。
もし迷っているなら、ファルマスタッフを選んでおけば良いだろう。
僕も最近転職したのだけど、その時はファルマスタッフを利用した。
公式サイト
詳しいレビューについては、以下の記事に書いたので参考にしてほしい。
>> 【暴露】ファルマスタッフを使って転職したので感想を淡々と語る
参考になれば嬉しい。
では。